口をすぼめるのは心理的な理由が関係しているため、相手の態度や仕草から心の中をイメージすることができます。顔の中でも口はとても動きが激しく、心理状態がアピールされる部分。
口をすぼめるのは何か面白くないことがあるサインのように感じますが、他にも色々な意味が隠されているようです。では早速ですが、口をすぼめる心理について詳しくご紹介していきましょう。
口をすぼめる心理はなぜか？
怒ったように口をすぼめるのは、心理的に次のような理由があると考えられます。今どのような思いを抱いているのか気になる場合は、心理的な角度からも判断してみましょう。
自分の気持ちを悟ってほしい
口をすぼめるのは心理的に相手にメッセージを送っている意味があり、もっと自分の気持ちを察してほしい、悟ってほしい思いが強い状態です。少し不機嫌になっているようにも見える口をすぼめる表情は、小さい子供が駄々をこねる場面と同じで、何か気に入らないことがあるのでしょう。
しかし自分からはっきりと気持ちをアピールするのは抵抗があるため、相手に自分が不満を抱えていることを察してもらうために、口をすぼめたり尖らせたりしています。もし相手に無視されてしまうと、もっとわかりやすく態度に出してくるでしょう。
構ってもらいたいから
口をすぼめるのは、心理的に誰かに構ってもらいたい気持ちがあるためです。基本的に寂しがり屋の性格。とくに好きな人のそばでは自分の存在を強くアピールしたいので、相手にされないと少し不機嫌な顔で口をすぼめることがあります。
構ってほしいタイプは他人に受け入れてもらいたい思いが強いため、結果的に相手にわかるような行為や態度をすることが多いでしょう。彼氏が仕事で忙しい時に寂しくなり、すねた態度で愛情を得ようとしています。
ストレスを発散している
口をすぼめるのは心理的にストレスを発散したいためで、気持ちを切り替えるために表情に出している意味があります。愚痴こぼしや文句を言うと気分がすっきりする場面があるように、ストレスは外に吐き出して初めて楽になることも。
しかし人前であまりネガティブな言葉を発したくない人は口をすぼめる心理となり、自分自身のネガティブな感情を放出していることになります。他人に気を遣って過ごしているため、表情に出す時もできるだけ他の人に見られないよう意識しているでしょう。反感、不満などがある時は、無意識に口をすぼめる表情になることもあるのです。
甘えている
口をすぼめるのは心理的に甘えているためで、心をオープンにしてなんでも話せる間柄であることがわかります。距離感のある相手だとあまり素直な表現はできませんが、慣れている人やお互いに理解できる関係なら、嫌なことや辛い時もわかるようにアピールしますよね。
相手に甘えているのは、気を抜いているということ。それほど安心して自分の気持ちを表現できるよい関係ともいえます。
口をすぼめるのはどんな時？
好きな人が口をすぼめる表情をするのはとても可愛く見える瞬間ですが、気持ちを上手く伝えられない時には、表情でアピールすることがあります。では口をすぼめる場面でよくある瞬間を見ていきましょう。
意見が食い違う時
デートで食事する場所を決める時、彼氏と意見が合わず口をすぼめる時がありませんか。せっかく計画した映画を「面倒だから行きたくない」と相手がドタキャンするなど、意見の相違があると口をすぼめて不機嫌になった自分をアピールしたくなります。
いきなり強い口調で相手に詰め寄るのは抵抗がありますので、相手にわかるようにまずは表情から。口をすぼめても相手が察してくれないと、次はいよいよ本格的な意思表示となります。
男らしさを感じた時
口をすぼめる仕草は、彼氏や好きな人の男らしさを感じた時に思わずやってしまう場面があります。甘えたくなる瞬間と同じで、自分の立場を理解してもらい大切に扱ってほしいという気持ちの表れ。
嫌なことや不安なことがあるので、男性的な強さで守ってもらいたい思いを持っています。重い荷物が持ち上げられない時、彼氏の前で口をすぼめたら軽々と手伝ってくれることもあるでしょう。
疑問を抱いた時
「どうして？」「なんで？」と質問したい場面で口をすぼめることがよくありますよね。その場の空気を読めない人がいる時など、おかしなことがあると口を尖らせ、皆にもわかるよう不快な思いをアピールします。
表情や態度はその人の心理を汲み取るための鍵。口を尖らせるという行為は一般的にはあまりよい印象ではなく、何かネガティブな思いを抱えていることがわかります。
疑問を抱いた時にそれとなく周囲に知らせるには、口をすぼめる行為は好都合といえるでしょう。
口の動きと心理状態について
気になる人の口の動きは、言葉以上に大切な情報を与えてくれることがありますので、これからは口の動きにも少しだけ集中して心理状態や気持ちをイメージしてみましょう。では、それぞれの口の動きでわかることをポイントごとにご紹介します。
口が半開きになる
ポカンと口を半開きにするのは、会話の内容や現在起こっていることに興味を示しているから。驚くような展開になると、思わず口を半開きにして聞き入ってしまうことがあります。
このような口の動きは、自分の表情以上に気になることがあり、無意識に相手の世界に入り込んでいる状態といえるでしょう。「あの人たち、付き合っているらしいよ」といった情報を聞かされた時、驚きで口を半開きにすることも。
もし相手がそのようなリアクションをしたら、自分がとても重要な話題を提供できたと自信を持ってもいいのかもしれません。
唇を舐める
会話中にやたらと唇を舐めるのは、今とても緊張しているサインです。緊張すると唾液の量が減ることがあるともいわれていますが、口内だけでなく唇も乾いてしまうことがあります。
すると無意識に唇を舐める行為となり、緊張している心理状態が周囲にも伝わるでしょう。しかし極度な緊張の場合、唇を舐めすぎるとさらに乾燥するという悪い循環になる可能性もあるので注意しましょう。
唇を噛む
唇を噛むのは自分を痛めつける行為で、何かを我慢している心理状態です。ネガティブな感情のアピールでもあり、自分の意見や主張が通らない場面で唇を噛み我慢することがありますよね。
また悔しい場面も同じ。強い感情を抑制しようとするための行為で、唇を噛み余計な言葉を発さないよう努力しているとも考えられます。もし会話の相手がこのような唇の動きになったら、冷静になるまで違う話題に変えることもいいかもしれません。
口角が上がる
口角が上がる仕草は位置によって意味が異なり、左側の口角が上がる時は退屈しているサイン。相手の話を聞きながら「へえ、そうなの？」と左側の口角が上がるのは、あまり夢中になっていない可能性があります。
顔の左側には本当の感情が出やすいともいわれますので、口角の上がり方はぜひチェックしてみてください。逆に右側の口角が上がるのは相手を下に見ているサインで、ニヤッとした表情が特徴。自分の立場を強くアピールしたい時にやっていることがあるでしょう。
まとめ
口をすぼめる心理になるのは、まず不快な感情を抱いていることが想定されますが、相手が異性の場合は甘えや恋愛感情なども関係することがあるようです。口の動きはその時の気持ちがわかる部分なので、会話の内容だけでなく相手の表情や口の仕草などもチェックしながらコミュニケーションをとってみてくださいね。
☆弊社公式HPのコラムもお勧めです！
コメント