悪くないのに謝る人の心理的特徴・メリットとデメリットを理解しよう!

行動心理

悪くないのに謝る人は、心理的にいくつかの理由が関係しているようです。全く謝らない人よりもすぐに謝る人のほうが印象はよいかもしれませんが、本人にしてみると辛いこともあるはず。

そこで今回は、悪くないのに謝る人の心理的特徴やメリットとデメリットについてご解説していきましょう。

 

悪くないのに謝る人の心理的特徴について

悪くないのに謝る人の心理的特徴・メリットとデメリットを理解しよう!「あ、すみません」「ごめんなさい」とすぐに謝る言葉が出てくる人。後から考えると、決して謝る場面ではなかった…ということがよくあるでしょう。悪くないのに謝る人は、心理的に次のような意味があると考えられます。

 

争いごとが苦手

悪くないのに謝る人は、心理的に争いごとが苦手で不安を感じるためです。失敗した相手を責めて逆上されては困ると感じたり、周囲と衝突しないために自分が悪物になったほうが事態が収まると思ったり。

面倒なことが基本的に嫌いで、早く解決したい思いがあるので基本的に肯定的な考え方をする人でしょう。しかし態度だけを見るといつも謝っているので、少し違った印象を周囲に与えている可能性もあります。

 

過剰に反応しやすい

悪くないのに謝る人は、心理的にミスに過剰に反応する傾向があり、周りがさほど深刻に捉えていない状況でも謝りすぎるので、逆に皆が驚いてしまうこともあります。

プレッシャーに弱いところもありますので、他人にお願いされたことで失敗するととても落ち込み、必要以上に謝罪することも。たとえば友人との待ち合わせに遅れてしまい、高級レストランで奢ってあげるような場面もあるかもしれません。

ミスした時に気が動転してしまい、過剰に反応していたことは後で気づくタイプですね。

 

攻撃されるのが怖い

悪くないのに謝る人は、心理的に他人から怒られたり責められたりするのがとても苦手だから。ミスとはいえない程度のことでも、誰かが気づき自分を否定してくるだろうと考える癖がありますので、それを避けるために悪くないのに謝ることがよくあるのです。

このタイプは、たとえ自分が失敗したとしても原因を解明して改善する前に逃げてしまう傾向もあるので注意が必要。謝ったから許されるだろうと好都合に解釈する場面もあるかもしれません。

基本的に防衛本能が土台にありますので、すぐ謝るのは相手に悪いと思っているからではなく、自分を守るための行為になっています。

 

罪悪感がある

悪くないのに謝る人は、心理的に自分がいつも悪いという感覚を抱いているためで、罪悪感を抱きやすい性格が関係しています。あくまでもそれは憶測に過ぎないことなのですが、他人の視線が鋭い、態度が冷たいなど、気になる要因があると全て自分が悪いと思ってしまうのです。

とても心に負担がかかり自分が苦しんでいるのは罪悪感のためとは気づいていない状態。ネガティブな妄想が現実を悪い方向に歪めているかもしれません。

 

ご機嫌とりをしている

悪くないのに謝る人は、心理的に相手との力関係を意識しているためで、ご機嫌とりをするつもりですぐに謝っています。相手を不快にさせないための正しい行為だと自分では思っているのですが、裏目に出てしまい余計に気分を逆なですることも。

恋人と意見が食い違い、なんとなく不穏な雰囲気になった時に「私が間違っていたよ」とすぐに謝るような場面です。相手のことを思っている行為ではありますが、とても気を遣うタイプなので、人の考え方に敏感に反応して疲れてしまうかもしれません。

 

周りに流されやすい

悪くないのに謝る人は、心理的に自分の意見を押し通すのが苦手で、周囲の意見に流されやすい傾向があります。とても優しい性格なので、人が嫌がることは絶対にせず、いいように相手に合わせてしまうタイプ。

相手から体をぶつけてきたのに「ごめんね」とすぐに謝ってしまう人で、自己犠牲を払っている場面もよくあるでしょう。基本的に遠慮しがちな性格。相手が悪いとわかっていても自己主張が苦手なので、周囲の雰囲気に合わせてすぐに対処してしまうのでしょう。

 

自信がない

自己否定しやすく自信がない人は、悪くないのに謝る心理が働き、弱気になっているためきちんと自分の立場を相手に説明することすらしないでしょう。共通する点として、自信がない人はその時に感じたことを上手く言葉で説明できず、自己主張に対する苦手意識があります。

「いくら言ってもきっと理解してくれないだろう」とすでに諦めモードに。そのため早く謝ったほうがすぐに事態が収まると思っています。このタイプは、仕事で何か指摘されるととても悪いことをしたような気分になり、よく状況を理解する前に自分のせいだと思い込む傾向がありますので、自己評価が低いといえます。

自分が謝ってしまえばそれでいい…といつも言い聞かせているのでしょう。

 

悪くないのに謝るメリットについて

悪くないのに謝る人の心理的特徴・メリットとデメリットを理解しよう!悪くないのに謝る人には、次のようなメリットがあります。「謝罪」は社会生活でとても大切なことで、人間関係にも影響を与えることですよね。

 

大人の行為に見られる

嫌でも素直に謝る人や、悪くないのに謝る人はとても大人の印象を相手に与えます。いつまでもイライラしていると自分勝手で子供じみた印象を与えてしまうので、意地を張らない姿はとても素敵に受け止めてくれる人も多いでしょう。

たとえば仲がいい人と喧嘩した場合。相手が謝ってくるのをずっと待っている頑固な人は多いですよね。そんな時に悪くなくても「この前はごめんね」と先に連絡してくるタイプは、冷静な大人の魅力を感じられます。

 

人の気持ちを理解できる

悪くないのに謝るメリットは、他人の気持ちを理解できるようになること。謝る行為は場合によってとても難しく、自己否定につながることもありますので、素直に言葉が出てこないことはよくありますよね。

しかし自分のことばかりでなく、相手の気持ちを考えられる人は、自分に非がなくても謝る大切さを知っているため、相手を不快にさせない優しさがあります。とても器の大きな人で、周囲からも信頼されるのは当然かもしれません。

 

悪くないのに謝るデメリットについて

悪くないのに謝る人の心理的特徴・メリットとデメリットを理解しよう!悪くないのに謝る人は心理的に色々な理由があるものの、癖や習慣になってしまうとデメリットもあるので注意が必要です。

 

責められる

いつも謝っている印象が強い人は、周囲から責められてしまう対象になりやすいでしょう。責任転嫁されてしまい、いつも自分が悪者になるのでなかなか評価されないデメリットも。

よかれと思ってやっていることでも、他人が優しさにつけ込んでくる場合もあるので、悪くない時に謝るのは後先のことを考えたうえで判断したほうがいいかもしれません。

 

ストレスが溜まる

他人に怒られたくないため、指摘される前にすぐに謝ってしまう人もいますが、それは劣等感を抱きたくないため。しかしいつも謝る立場になると、逆に劣等感が増えてしまいストレスが溜まってしまいます。

「本当は相手のせいだ」と言いたいところなのに何も言えない状態。自分の思いをアピールできない状態はいつも我慢が続き、次第に心の負担が大きくなってしまいます。

責任をはっきりさせることは悪い行為ではありませんので、感情的にならないよう自分の気持ちを相手に伝えてみてください。

 

まとめ

悪くないのに謝る人は、心理的に周囲と自分のバランスをとっているのでしょう。必要な場面で謝ることはとても大切です。このためすぐに謝ることで得られるメリットとデメリットを理解して、負担のない人間関係を築くようにしたいですね。

 

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