コレクターの心理は、理解できるようで理解できない部分もありますよね。どうしてそんなものを集めるの?というものにこだわる人をはじめ、習慣的にコレクションしている人などもいるでしょう。
今回はそんなコレクターの心理的特徴や、女性と男性のコレクターの違いについて詳しくご解説していきます。
コレクターの心理について
切手の収集や絵画のコレクションなど、色々なものが対象になるコレクター。趣味としている人も多いかもしれませんが、心理的な部分からコレクターの理由や特徴をご解説しましょう。
責任感が強い
コレクターの心理は、自分がやらなければいけないという責任感のようなものがあるため。たとえば漫画やドラマのシリーズを全て揃える人のように、いつまでも続くものは最後まで完結させることが義務感になっているのです。
とても責任感が強く、頼まれたことはきっちり最後までやり通すタイプ。自分にプレッシャーをかける傾向があるので、たまにはストレス解消をすることも必要かもしれません。
このタイプのコレクターは、途中でストップしてはいけないと思い込んでしまうので、楽しいはずのものが逆に負担になっている可能性もあるでしょう。
不安を解消するため
コレクターの心理は、物がなくなる不安や足りない不安を解消したい思いがあるためで、根本的な不安を改善しない限り収集癖は続く可能性があります。買い物でストックしやすい人に共通するコレクターの心理といえますね。
ストックするのは値段が安いから買い置きする、切らしたくないものを豊富に揃えるといった理由がありますが、コレクターの心理も最初はこのレベルから始まることがよくあります。
たとえば女性ならコスメ。ファンデーションが足りなくなったら困るからという理由でストックしていたのが次第にコレクションとなり、実際に使わないものでも大量に保管して楽しんでいます。
達成感を得たいから
コレクターの心理は達成感を求めているためで、完全に何かを揃えるまで満足できません。苦労してコレクションしたものほどやりがいを感じ、達成すると次の目標が欲しくなります。
仕事や人間関係では達成感を得られない傾向もあり、物が対象になっているのでしょう。達成感とは、目標があって初めて感じられるもの。コレクションは終わりがないものが対象になることもよくあり、ロングランで達成感を求め続けることもあります。
買い物でストレスを発散したい
コレクターの心理は、コレクションするものよりも集めるためのプロセスを楽しみたいことが理由で、対象になるものを買うことで満足しています。買い物でストレスを発散するタイプともいえるでしょう。
自覚していないかもしれませんが、意外とストレスが溜まっている状態で、物欲を満たすことで幸福を感じるのです。お金を使う際に自然とコレクションするものが頭に浮かび、嫌なことがあると集めているキャラクターグッズを買ってしまうということも。
別の方法でストレスを発散できるようになると、コレクション欲も軽減するでしょう。
こだわりやすい
コレクターの心理は何かにこだわりたい気持ちがあるからで、気になることはとことん集中して続ける傾向があります。少し頑固なところがあるので、周囲の人に自分のコレクションについて詮索や否定をされると不快になることも。
お菓子のパッケージ、ジュースの空き缶など、単なる収集癖にも見られるタイプのコレクションをする人でしょう。こだわりを持っていることを美徳としているので、他人の感覚を理解しようとはしません。
負けず嫌い
コレクターの心理はライバル意識が強いためで、自分よりも優れた人を見るのが嫌です。コレクションは自分のためよりも周囲へのアピールで「すごいね」「こんなに集めたの?」「お金がかかっているね」など、他人に自分の凄さを見せつけたいためにやっています。
負けず嫌いな人は、小さいことよりも皆に注目されることをやりたがる傾向もあるでしょう。勝たなければいけないプレッシャーを感じるので、負けず嫌いの人は勝つために一歩先を考え疲れてしまうこともあります。
寂しいから
コレクターの心理は物に囲まれて暮らすと安心するためで、孤独や不安を強く感じています。少しでも物が多いほうが、自分が守られているような気がするのかもしれません。
暮らし方を見てもわかりますが、すっきりした家ではなくごちゃごちゃしていることも。空間が孤独を招くという感覚があるため、コレクションアイテムもどんどん増える一方になっています。ぬいぐるみなど、スペースをとるものを特に好んで集める傾向にあるでしょう。
男性コレクターの特徴
コレクターになるのは女性よりも男性のほうが多いともいわれますが、男性の場合にはどのような特徴があるのか、重要なポイントを見ていきましょう。
プライドが高い
男性のコレクターは心理的にプライドが高く、人に自慢できるものを持ちたがります。コレクションは集めるためにお金も時間もかかること。その努力を誰かに知ってもらい、自分のスキルを自慢したいのでしょう。
コレクション仲間よりも凄いことをしたいので、コレクション自体の楽しみ以上に自分のプライドを満たすことが目的。腕時計など、高価なものをつい集めてしまいます。
少年の心を持っている
男性のコレクターが多いのは、いつまでも子供時代が忘れられないことも関係しているでしょう。好きなものをたくさん欲しがる、ダメと言われると機嫌を悪くするなど、子供のような態度が目立ちます。
少年のような純粋なところもありますが、お金にある程度余裕があると実用性のないものを集めてしまい、彼女や奥さんに叱られることもあるかもしれません。男性のほうが女性よりも収集癖がつきやすいのは、全体像を見ずひとつのことに集中しやすい本能的なことも関係しています。
一人の時間が好き
女性は群れを成して過ごすのが好き。その一方で、男性は一人で自由に過ごす時間が好きです。コレクターの心理は現実逃避したいことも関係しているので、男性は自分だけの世界に浸りたいためにコレクションが好きになるのです。
仕事のストレス、恋愛の悩みなど、自分の弱みを他人に見せるのが嫌なため、自分一人でストレスを発散したがります。結果的に一人の空間で過ごすことが多くなり、さらにコレクションに夢中になるサイクルがあるのでしょう。
女性コレクターの特徴
コレクターの心理はさまざま。男性とは異なる特徴がある女性コレクターについてご説明していきましょう。
構ってほしい
女性の場合はぬいぐるみや洋服、好きなブランドグッズなどを集める人がよくいますが、その理由は誰かとつながっていたい、構ってほしい気持ちがあるためです。
SNSに投稿したぬいぐるみのコレクションの写真に反応してくれる仲間と、共通の話題を持ちたいのでしょう。
物で満足する
買うことで不安を解消したり満足度を高めたりする女性は多いですよね。何を集めるかよりも何を買うかという感覚でコレクションすることが女性の特徴。買い物でうっぷん晴らしをしているので、コレクションも色々な世界を覗いて刺激を受けています。
用心深い
主婦が生活用品をストックするように、女性は実用的なものを集める傾向にあります。鑑賞用ではなく、あればいつかは使えるもの。洋服やインテリア、コスメなど、集めることを楽しみ、さらに使うことも楽しめるもの…そんな対象が女性コレクターの特徴といえます。
まとめ
コレクターの心理は、達成感を得た時に収集行為は終わるかもしれませんが、次の目標がないとモチベーションにつながらないため、常に興味関心が強いといえますね。物を集める行為で幸福度が増す人は、無理せずに楽しめる範囲で続けてみましょう。
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