あら探しする心理が知りたくなる迷惑な人は、周囲に存在していませんか。職場や近所の人、友達など、やたらとあら探しをするのが好きで、話を聞くだけでうんざりさせられるタイプです。
あら探しする人は周囲に与えるマイナスエネルギーがとても多く、付き合うのも嫌になりますよね。
しかしこの性格や心理は特定の人だけでなく、誰の心の奥底にも潜んでいることなのです。怒らせるような行為をしたつもりはないけれど、何かとあら探しをして文句を言ってくる人。
どうやって対処すべきなのか、困った場面はありませんか。そこで早速ですが、あら探しする心理と上手く付き合うコツについてご説明しましょう。
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あら探しする心理について
何故そんなことを言うの?と驚かされてしまう人が、必ず周囲に一人は存在します。あら探しをする人は、愚痴こぼしや人の悪口を好みます。
深層心理で考えられる次の部分を理解して、今後の付き合い方に活かしていきましょう。
ネガティブ思考
ネガティブ思考の人は物ごとのよい面を見ようとせず、悪い部分だけにフォーカスしてしまいます。
たとえば仕事で残業が続く時。何故私ばかりが残業になり、他の人の仕事は楽なのかなどと自分自身で気が滅入るような発想をしています。
ネガティブ思考があるとたとえよい性格の人でも悪人になり、他の人とは意見が食い違う場面も多くなります。
基本的に人の悪い面を見たいという性格がありますので、見たいものだけを探して満足しているのでしょう。
優越感を抱きたい
あら探しは他人の悪いところや不足する部分を発見して攻撃することですが、その目的は自分が優越感を得たいためなのです。
批判する対象を見つけて比較し、自分のほうがよい人間だと納得したいのでしょう。素敵なバッグを持っている友達を見ると、バッグ以外の持ち物で難癖をつけてきます。
私ならあんなバッグにお金をかけず、洋服を買うけれど…と批判しながら、自分を正当化しています。
たとえばダイエットで苦しんでいる友達に対して「そもそも方法が合っていないから、それじゃ痩せるわけないよ」と文句を言ってくる人もいます。
これは太っていない自分自身が素晴らしいのだと、優越感を抱きたいためなのでしょう。
自己否定している
自己否定をする性格は、あら探しする心理につながります。周囲と比較して自分に劣っている点があると、それを隠すために他人までも陥れてしまうのでしょう。
自信が持てない自己否定のタイプは、どんどん自分を嫌いになり生きづらくなってしまいます。
すると自分を攻撃してストレスが溜まり、その発散としてあら探しをする場合も。自分を認めるために、他人のマイナス部分を見つけて安心しているのです。
ストレスが溜まっている
ストレス発散方法は、人それぞれです。上手に発散できない人は周囲の人を巻き込んで、気分をすっきりとさせています。
あら探しをする心理もそれと同様に、難癖をつけて気分転換をしているのでしょう。ストレスが溜まると感情のコントロールも難しくなり、あら探しをするつもりがなくてもついネガティブな発言をすることもあります。
感情的になりやすい人は、とくに負の感情を抑えて人付き合いをしなければなりません。
嫉妬心がある
人の持っているものをとても羨ましく感じ、自分よりもできる人が本当は憧れのあら探しをする人。
しかしそんな本心を人に見せられないタイプは、あら探しをして焼きもちを焼いています。周囲からちやほやされる人が大嫌いで、過剰にライバル意識を抱いているでしょう。
人を見下すような行為で、自分が上に立っている気持ちになります。嫉妬する対象よりも自分が優れていることを自覚するために、必要以上に相手のマイナス点を探していることが特徴です。
コンプレックスがある
人には言えないコンプレックスがある人は、自分が周囲から攻撃される前にあら探しをして身を守っています。
コンプレックスによる精神的な不安は人と比較する態度になり、理想的な自分の姿に近い人を見つけると不愉快になってしまいます。
そのため他人の優れた部分を不当に評価して、コンプレックスを隠しているのかもしれません。
プライドがない人も同様にコンプレックスを抱きやすく、人のあら探しを習慣的にやっています。
あら探しする人と付き合う方法について
あら探しの心理は度合いが違っても、誰しもがそんな心境になることはあります。たとえば仕事でミスが続く時や、恋人と上手くいっていない時など。
落ち込んだ気分の時は、つい人の悪いところを探したくなりますよね。ではあら探しの心理がある人と、これから仲良く付き合うコツについて見ていきましょう。
相手のペースにならない
あら探しする心理は、決してよいことではありませんよね。話を聞いている人はまた始まった…とうんざりしてしまいますが、色々な人との付き合いをスムーズにするためには、このタイプとも正面から向き合うことが大切です。
最も注意したいのは、その場をやり過ごすために相手に同感してしまう態度。「あの人は綺麗だけれど、頭が悪いよね」などと他人のあら探しをするようになっては、同じ土俵に立つのと同じことです。
あら探しをする人はそれが癖になっていますので、相手に振り回されないよう自分の意見や意思をしっかりと持ちましょう。
それとなく聞き流す
あら探しする人の話ほど、時間の無駄になるものはありません。忙しい時にわざわざ話しかけて難癖をつけてくる人とは、できれば一切交流を持ちたくないもの。
ですが職場など、どうしても回避できない場合もありますよね。あら探しする人は、自分の話に同感してくれる人をあえて選び近寄ってきます。
そのため反対意見を持つ人、もしくは興味を示さない人には、面白みを感じないため放置してくるでしょう。
もしつまらないあら探しが始まったらそれとなく聞き流し、話し相手にはならない姿勢をアピールしてやり過ごすことも方法です。
子供を相手にするように扱う
あら探しの心理は大人になりきれない部分があるので、対処する側も子供のように扱うことがコツです。
ストレートに相手の話を受け止めると、口論になりそうな場面もあります。そんな時は子供の話を聞くように、適当な態度で接することも大切ですね。
大人になりきれていない人だから仕方ないと、諦めてみるのも対処方法のひとつです。相手の立場を理解できない精神年齢の低い人は、その場の思いつきで発言します。
あら探しをする態度は、いつか後悔する時がやってくることでしょう。
あら探しの根拠を突き止める
あら探しの心理は自己評価を高めるためや、ストレス発散など自己中心的な発想でやっています。
そのため言動の信憑性がない場合や過剰表現することもあり、そのまま受け止めてしまうと自分が損する場合もあるでしょう。
あら探しをしていると思ったら相手に詰め寄り、話の根拠を聞き出してください。何故そう思うのか、またポジティブな視点から話すなど自分の意見をはっきりと伝えてください。
あら探しする人は自分と意見が対立する人が苦手なので、手強い相手というイメージをアピールしておくのも大切ですね。
まとめ
あら探しする人は心理的な意味を考えて上手く振る舞い、時には仕方がないと諦めることも必要かもしれません。
逆に相手を攻撃するような態度では、自分もあら探しする人と同じタイプの仲間入りになります。
客観的な価値観を大切にして、相手の意見や話を聞き入れましょう。また相手の心の中を考えて、自信をつけてあげるようにサポートすることも、今後の付き合い方にメリットを与えます。
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