褒められたい心理が強い人は、意識しない人よりも周囲からの評価が低いといわれています。
頑張りすぎは逆効果となり、自然体で過ごすことが一番なのかもしれません。しかしいつも周囲から褒められたい心理がある人は、心の中に隠された欲求があるのです。
それを満たすために自分でも無意識にやってしまう行動は、ストレスになることもあるでしょう。
人から高評価されたいと思う気持ちは、誰しもが持っています。その度合いは個人差があり、エスカレートすると幸せにはなれない可能性も。
そこで早速ですが、褒められたい心理が強くなる人の特徴や承認欲求の対処方法について詳しくご説明しましょう。
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承認欲求とは何?
社会生活の中で周囲の人から認められたいと思う欲求は、少なからず誰にでもあります。承認欲求の特徴や意味について、次のポイントを見ていきましょう。
承認欲求の意味について
承認欲求は、よい結果を出して自分を認めてもらいたい欲求です。たとえば仕事で、新しい得意先を契約した場合。
自分自身が満足するのでなく、他人から評価されて初めて価値を感じることです。誰でも承認欲求はありますが、問題になるのは過剰に欲求を抱いてしまう場合でしょう。
すると自分だけでなく取り囲む周囲も辛くなり、上手く人間関係が築けない要因になるのです。
人の価値観で評価されることに満足する人は、承認欲求が強い人だといえるでしょう。
どんな面を認めてほしいのか?
人に褒められるのは、とても気分がよいことです。承認欲求で他人に認めてもらいたいのは、自分の意見の素晴らしさや考え方、スキルや能力など。
そしていかに周囲にとって大切な存在であるかなど、あらゆる面で人から認められたい願望があります。
承認欲求が満たされた場合、自分に自信がつきもっと行動的になる人もいます。またモチベーションがアップして、さらに褒めてもらおうと頑張る人もいるでしょう。
よくある場面で、自分の名前を憶えてもらうと嬉しくなる瞬間。これも承認欲求の一種なのです。
褒められたい心理が強い人の特徴を知ろう
人よりも褒められたい心理が強い人に、共通している点を見ていきましょう。適度な欲求は自分を高めるために必要ですが、それが苦痛になるようでは承認欲求が強すぎるサインです。
大げさに話をする
話を誇大に膨らませて人に伝える人は、自分が満足するような反応を得たいためで、承認欲求が強い傾向があります。
自分の欲求を満たすために事実を脚色して相手から共感を得たい、褒められたいと思う気持ちが土台にあるのです。
たとえば給料が数千円アップしたのに、人には一万円アップしたと大げさに話して自分の素晴らしさをアピールします。
「頑張ったね」などと褒められたいために、無意識に話を盛ってしまう傾向があります。
人の視線が気になる
普段の生活の中で、人の視線が気になる人。たとえば服装や髪型などの外見的な要素に神経を使う人は、褒められたい心理が強い可能性があります。
自分のやっていることを見られるのが不安な人、人から指摘されるとストレスを感じる人など。
周囲の評価を意識すると、本来の自分が持つ能力や魅力を上手く発揮できない場合があります。
どのように人の目に映っているか多少気にするのは大切ですが、それだけが自己評価につながるものではありません。
自信がない
自信がない人やコンプレックスを抱えている人は、精神的に物足りない生活を送っています。
その隙間を埋めるものが、周囲からの評価。褒められるごとに自信を回復して、自分らしく生活ができるようになります。
また自信のない姿を人に知られることを嫌がり、わざと褒められるように結果だけを意識して行動するケースもあるでしょう。
本当にやりたいことができているのか。そんな質問を投げかけ、自分の満足度を見直すことが大切ですね。
おだてられやすい
褒められるためには、どんなことでもしたくなるのが承認欲求の強い人の特徴です。おだてられて誰もやらない仕事を引き受ける場合や、実力以上のことにチャンレジしてしまうなど。
このような調子に乗せられやすい人は、他人の意見や感情で振り回される可能性があります。
ふと冷静になると、自分が最も損していたというケースもあるでしょう。調子の乗っている間は何ごとも順調なのですが、褒めてくれる人がいないと突然気分が落ち込むタイプです。
愛情不足
子供の頃に親からたっぷりと愛情を受けて育った人は、自信があるので無理に周囲から評価されようとは思いません。
最も大切な愛情関係になる、家族の存在。親から認められなかった人は、第三者の評価でないと自分の価値を知ることができないのです。
不安な気持ちを解消するために、自然と周囲に承認してもらおうと頑張る人もいます。逆に甘やかされて育った人も、人の顔色を見ながら育つ過去があるため、承認欲求が強くなる傾向があります。
承認欲求をコントロールする方法
承認欲求が強くても自分でコントロールできる人は、よいモチベーションにつながるかもしれません。
しかし欲求だけが強く、実際に行動が起こせない人は、ストレスや自信喪失につながる恐れがあります。
ではどのようにして過剰に感じる褒められたい心理と向き合うか、対処策について詳しくご紹介しましょう。
嫌われても大丈夫だと安心する
人に認められるのは素晴らしいことですが、そのためだけに自分に負担をかけてしまうと幸福な人生は過ごせません。
肩の力を抜いて暮らせる人ほど、実は成功しやすいともいわれています。嫌われてもよい、評価されなくても大丈夫だと自分を励ますと、自然と自分のためだけに頑張れるようになります。
0好き嫌いがあるのは食べ物だけでなく、人間関係も同様です。自分を大切にしてくれる人が一人でもいれば、それで存在価値はあるのです。
人によって価値観は違うと理解する
人間には千差万別の価値観がありますので、頑張って褒められたい心理があっても同じ価値観で賞賛してくれる人はいないかもしれません。
しかしそれがダメな人の証拠でなく、違った角度から考えるのも大切です。褒められないのは、否定されているわけではありません。
価値観の違いが浮き彫りになっただけで、誰が正解だという線引きはないので安心しましょう。
他人の価値観と同じように生きていくと、全く個性のない人になってしまいます。
目標に向かって生活しよう
褒められたい心理がある人は、成功体験を積み重ねて自信をつけましょう。他人から承認されるタイミングをずっと待っているだけでは、幸福度はアップしません。
それよりも小さなゴールをいくつも作り、一つ一つ乗り越えていくことで自信がつきます。誰よりも自分の満足度が大切であると、実感できるはずです。
褒められたい時は他人に評価を求めるのでなく、自分のもの差しで判断してくださいね。他人からの評価は上辺だけの場合もあるので、もっと広い視野で目標に向かって生活しましょう。
自己肯定感を増やす
褒められたい心理を上手くコントロールするためには、自己肯定感を増やしてください。あまりにも他人の視線や評価を気にすると、不幸を招くケースもあるでしょう。
承認欲求は誰もが持つもの。完全に欲求をなくす必要はありませんので、度合いを改善すればよいのです。
自己肯定感が増えると、周囲からあれこれ言われて気持ちが揺らぐことはないでしょう。他人と自分を比較せず、承認欲求をバネにして頑張ろうという勇気を持ってください。
まとめ
褒められたい心理は、他人から幸福感を得るために起こることです。幸せで快適な生活を送るには自由な発想と考え方で、シチュエーションに合わせて承認欲求を出すのが大切でしょう。
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