考えすぎる人の心理は慎重な性格が影響しているためか、なかなか決断できない場面があります。じっくりと考えて、次のステップに移るのはとても大切。
しかしシチュエーションによっては考える時間がなく、瞬時に判断しなければならないこともあります。考えすぎる人はざっくり考えるタイプと比べると、ストレスが溜まりやすいのがデメリット。
こんな性格だから仕方がないと、諦めている人もいるでしょう。そこでストレスフリーの思考パターンを身に着けるために、考えすぎる人の心理面から理由を見ていきましょう。
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考えすぎる人の深層心理とは?
考えすぎる人の心理について、考えられる意味をご解説しますね。気になることをじっくりと考える機会はよくありますが、さほど重要でない内容も時間をかけて考える人がいます。
完璧主義者
考えすぎる人の心理は、完璧を求めている傾向があります。人からよく見られたい、評価されたい願望があると失敗は許されません。
そのため小さなことでも事前にじっくりと考え抜き、満足する結果を生み出そうとしています。完璧主義者は自己愛が強い傾向がありますので、人よりも自分を優先。
考えすぎるのは結果的に、自分にとってよい方向に物ごとが進むようにしているのです。じっくりと考えても失敗するケースはよくありますので、完璧にこだわらないのがストレスを溜めないコツになります。
失敗することが怖い
失敗経験が少ない人はなんでも考えすぎる心理があり、どのような事態が発生しても安心できるよう下準備をしています。
たとえば友人と計画した温泉旅行。考えすぎる人は荷造りの時点で、かなりストレスを感じるはずです。
もし温泉旅館にタオルがなかったら、もし雨が降ったらなど、失敗するネガティブな場面ばかりを想像しているでしょう。
失敗を繰り返している人は経験値が高いので、ある程度自分を信用して判断できます。考えすぎる人は失敗して苦労する環境が怖く、無難な道しか歩まないのです。
自信がない
問題を抱えた時、ひとりで解決できない場合は、信頼できる人に相談しますよね。考えすぎる人の心理は自信がないため、自分の考えよりも周囲の意見に流される傾向があります。
そんな自分の性格を知っているため、あえて本音を言わない人もいるでしょう。基本的には、自分が納得できる判断をしないと次に進めないタイプなので、些細なことでも時間をかけて考える特徴も。
自信がない人は自分の殻に閉じこもりやすいため、困った時に解決先が見つからずいつまでも悩むか、あっさりと人の意見に流される場合もあるかもしれません。
考えること自体が好き
考えすぎる人は頭を使うのが好きで、疑問を抱いたらじっくりと考えるのが習慣になっています。考えるという行為は、最終的に結果や答えが生まれるもの。
考えごとを習慣にしている人は結果でなく、それまでのプロセスを楽しんでいます。たとえばレストランで注文する時。
「早くして」と周囲から言われても、慌てて答えを見つけることはしないはずです。色々とメニューを見て、納得するまでは自分の世界に入ってしまうのです。
神経質
大雑把な性格と反対の神経質な人は、考え方のパターンも違います。ざっくりと行動してしまう人を見ると不快に感じ、自分はきちんと計画しないと行動を起こせないタイプ。
神経質な人はあらゆることに対して、自分が快適に感じるまできちんと準備したり、情報収集をしたりしています。
そのため万が一の事態になっても柔軟に対応できるため、グループにひとりいると全員が安心できるでしょう。
しかし考えすぎる人の心理は、自ら余計なプレッシャーをかけるケースもありますので、大雑把な人よりも疲れやすいかもしれません。
考えすぎる人のメリットとデメリット
考えすぎてよかった場面と悪かった場面は、誰しも経験があるでしょう。シチュエーションごとに考え方は順応させたいものですが、考えすぎる人にはどういうメリットとデメリットがあるのでしょうか。
心構えをするメリット
考えすぎる人のメリットは、順序立てて事前に物ごとを見るため、実際にその場面になっても心構えができている点です。
未来にどのような出来事が起こるかは、誰も想像できないもの。しかし考えすぎる人なら、あらゆる展開を想定しているので安心です。
ひと仕事終えてもリラックスせず、すぐに次の段取りを始めるでしょう。このタイプは一歩先のことだけでなく、長いスパンで人生を計画しているかもしれません。考えすぎる人は将来、臨機応変に対応できるのが特徴です。
失敗が少ないメリット
天気予報をチェックしないで出かける人と、前日からチェックして万が一の事態を想定している人では、失敗のリスクが違います。
突然の雨で傘を持っていないと、本来の計画が台無し。しかし考えすぎる人ならきちんと傘を用意して、周りの人にも心配りできる余裕があります。
失敗しないためには、段取りや準備が欠かせません。考えすぎる人の心理は失敗を恐れる傾向がありますので、あらゆる角度から考えられる展開を想定して準備を整えています。
考えすぎて決断できないデメリット
初めてのデートで何を着るか迷った時に、あれこれ洋服を出しすぎて決断できなかった経験はありませんか。決断が求められる時、場合によってはインスピレーションで決めるのも大切です。
考えすぎる人は細かい部分まで気になるので、本来自分が求めることが途中でわからなくなってしまいます。
「デートで相手に気に入ってもらうには、爽やかなスタイルがよい」と決めても、自分の体型に合わない、見た目がシンプルすぎるなど。徐々に色々なアイデアが生まれて、本来の目的とは違う路線に行ってしまいます。
優柔不断な人だと思われるデメリット
海に行くか山に行くか、判断しなければならない場面で時間をかけすぎると、優柔不断な人だと思われてしまいます。
なんでもテキパキとこなす人だと、優柔不断な人とは付き合いたくないと思うでしょう。上手くいく人間関係は相手とリズムが同じで、なんでも意気投合できること。考えすぎて周囲に遅れをとる人は、チームが乱れる要因になります。
ストレスを溜めないコツについて
考えすぎる人はストレスを溜めやすいので、もっと楽に考える習慣を意識してみましょう。困った時は、次のポイントを意識するとよいですね。
直感を信じる
直感で物ごとを決めると、成功しやすいケースもあります。考えすぎると余計な情報が入り直感が働かなくなりますので、判断を迫られた時は気持ちを大切にして決断してください。
直感を磨くのも大切なので、普段の生活で判断する場面をどんどん増やしてみるとよいでしょう。
成功体験を増やす
失敗を恐れる考えすぎるタイプは、もっと成功体験を積み重ねてください。すると前向きな行動になり、精神的な余裕が生まれてきます。
考える場面では、自分の判断が正しいと勇気が湧くため、迷うことが少なくなるでしょう。成功体験を積むためには、簡単にクリアできるゴールを設定して、何度も続けていけばよいのです。
失敗ばかりを意識せず、成功した自分の姿を簡単にイメージできるようになると、考えすぎる性格を改善できます。
まとめ
考えすぎる人の心理は、幼い時の体験や自分が置かれた環境なども、大きく影響しているかもしれません。
考えるのは大切ですが、疲れない程度に思考パターンを改善するのも、時には必要になるでしょう。
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