欲しいものリストを見せるのは、心理的なことが関係しているのでしょうか。誰にでも「欲しいもの」は必ずあるはずですが、ほとんどの人は自分の心の中でとどめておくか、普段の会話の中で話題にする程度。
わざわざリストにしてまで他人にアピールするのは、いくつかの理由があるようです。そこで今回は、最近話題になっている「欲しいものリスト」に関する心理背景や対処方法についてご解説しましょう。
欲しいものリストを見せる心理とは?
車、家、洋服、靴…限りなくリストに書かれている欲しいもの。自分が欲しいものは気になるのは当然ですが、他人が欲しがるものは正直興味を引かないものですよね。
では欲しいものリストを他人に見せる人はどのような心理的特徴があるのか、早速ご紹介していきましょう。
承認欲求が強い
欲しいものリストを見せる人の心理は、「もの」が欲しいのではなく、自分の欲求を満たしてくれる人がいるかどうか知りたいため。欲しいものをわざわざ買ってプレゼントしてくれる行為は、自分のことを見ていてくれる人がいるからだと安心したい「承認欲求」のひとつなのです。
他人から認められないと不安になる人の欲しいものリストは、自分でも買えるようなものもたくさん含まれているはず。たとえばお菓子や靴下など、他人にお願いする必要のないもの。
誰にでもすぐ買えるものだからこそ、余計に自分を特別に応援している人がいるか知りたくなるのでしょう。
愛情不足
欲しいものリストを見せるのは、心理的に愛情不足が関係しているため、誰かの気を引こうとしています。買い忘れがないように作る「買い物リスト」と「欲しいものリスト」は、目的が全く違いますよね。
買い物リストは自発的なエネルギーがあり、欲しいものリストはどちらかというと受身形。愛情不足になるとこのようにいつまでも待ってしまう習慣があり、愛情を求める行為が欲しいものリストのような形でアピールされることもあるのです。
自信がない人
欲しいものリストを見せる心理背景にあるのは、自己否定や自信不足。人間は他人から認められ安心しても、最終的に自分が自分を評価してくれないと幸福にはなれません。
不安感がいつまでも残っていると、心の中でギャップが生まれて欲求不満状態になりますので、不満を解消するためにさらに他人から注目されたくなるのです。
人に対して欲しいものリストを見せるのは、物質的な欠乏ではなく自信を満たすための心理的行為といえますね。
刺激を求めている
欲しいものリストを見せる人は、心理的に刺激を求める傾向があり、要求したものが手に入った時の幸福感がとても好きなのです。欲しいものを自分のために買ってくれる人の行為は、ある種の刺激で「本当に買ってくれたの?」と驚きと感激が当時に訪れますよね。
この刺激を一度感じてしまうと、もっと強い刺激が欲しくなり、欲しいものリストを作ることで自分のテンションを高めているのです。要求するものが最初は安い食べ物だったのが、次第にブランド品などに変わっていく状態かもしれません。
楽をしたい
欲しいものリストを見せるのは、心理的に楽をして得したい考えがあるからで、欲しいものを買うために頑張って働くよりも、誰かにねだったほうが楽だと思っています。
少し甘えん坊な部分もあるので、これまで嫌なことも誰かが代わりにやってくれるという環境があったのでしょう。楽をしたい人は自分が一番可愛いので、他人のために努力することもありません。
自分勝手な発想があり、欲しいものが手に入らないと、欲しいものリストに反応しない相手に不満をぶつけることも。子供がお店で駄々をこねるような大人ということでしょう。
恋人に欲しいものリストを見せられた時の対処
恋人に欲しいものリストをもし見せられたら、すぐに買ってあげるべきか、それとも無視するか。相手の心理状況を考えてトラブルにならないよう対処してみましょう。
理由を尋ねる
恋人から欲しいものリストを見せられると、ものを要求されていると感じませんか。しかし決してものが対象ではなく、心理的に不足するものを埋めたい行為かもしれませんので、まずは理由を聞いてみましょう。
たとえば欲しいものリストに入っている「洋服」。「服、たくさん持っているのになんで欲しいの?」「自分で買いたくないの?」とリストを見せる理由を追及してみること。すると少しだけ相手が本当に求めていることがわかるかもしれません。
愛情表現しよう
欲しいものをねだるのは、もっと自分のことを「かまって」というサインの場合もあります。愛情不足の子供がわざといたずらして親に怒られるのと同じ。
そんな場合はプレゼントを買うよりも、心を満たすように愛情表現をたっぷりしてあげましょう。たとえ「もの」で満足したとしても一時的なこと。
幸福感を得るためには心のつながりが大切です。とくに恋人は愛情レベルを知るために、積極的なアプローチを待っている場合もあるのです。
一緒にリストを作る
一方的にいつも欲しいものをねだられるのは、あまり気分がいいことではありませんよね。振り回されてばかりの状況にならないように、そんな時は一緒に欲しいものリストを作ってみましょう。
そうすれば目標ができるため、二人で貯金を始めたり、欲しいものをあちこち探しに出かけたりするなど、よりよい恋愛関係に変わっていく可能性もあります。
共同作業は他人と結びつくよいチャンスなので、二人が欲しいものを手に入れた時は同時に成功体験になるはずです。
買えないものは断る
恋人に欲しいものリストを見せられ、ねだられた時は、正直に買えるものと買えないものを伝えましょう。金銭的なことで関係が悪くなるカップルは決して少なくありませんので、ものが二人をつなぐ要素にならないよう、強い態度をアピールすることも大切。
また買えるものも、今すぐではなく誕生日やクリスマスなど、イベントの時まで待ってもらうこともよいですね。お互いにできることは譲り合い、流されないように注意することも必要です。
Amazonの欲しいものリストで対処する
最近話題になっているAmazonの「欲しいものリスト」は、SNSの友人やオンラインゲームの仲間などに向けてアピールできる便利なサービス。欲しいものリストを見せる人は、Amazonの機能を使ってみることも欲求を満たす手段になるかもしれません。
Amazonの欲しいものリストとは?
Amazonの商品で、今は買えないけど安くなったら買いたい場合など、欲しいものをリストに入れる機能があります。このリストは自分だけでなく他人に公開できるので、自分の誕生日の時に友人や恋人がプレゼントを選ぶ手間が省けることはメリット。
しかも匿名で欲しいものを誰かが買ってくれることもありますので、承認欲求が強い人にはたまらないサービスになるでしょう。
誰かに贈る方法
Amazonの欲しいものリストは、受け取るだけでなく誰かに匿名でプレゼントすることも可能です。この場合は欲しいものリストから商品を選択して「ギフト設定」をOFFにしたほうが、贈り主の名前が記載されない可能性が高いのでオススメ。
もし恋人が欲しいものをねだっている時は、Amazonを活用してサプライズプレゼントするのもいいかもしれません。
まとめ
欲しいものリストを見せる人の心理は、寄付する人とされる人の特別な心のつながりを求めているのかもしれません。他人に自分が欲しいものをシェアする行為は理解しにくい場合もありますので、そんな時は本当に求めていることを心理的にも物理的にも考えてみましょう。
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