誰もいないところに行きたい心理になるのは、決して特別な人だけに限ったことではありません。毎日文句や不平がなく暮らしている人は、きっとほとんどいないでしょう。
ふと周りの人と上手くいかず、孤独になりたいと思った経験はありませんか。些細なストレスはつい見逃しがちですが、徐々に蓄積されると普段とは違った行動や発想が浮かんできます。
孤独を嫌がる人が突然誰もいないところに行きたい心理になるように、逃げたくなるのは心の奥で何かを求めているサインです。
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誰もいないところに行きたい心理になる理由
社会生活を平穏に送るためには、周囲との調和は欠かせません。一人だけ浮いてしまうのはとても不安で、そうならないためには嫌でも枠の中に収まっていなければならない場面もあります。
そんなある日に突然感じる、誰もいないところに行きたい気持ち。この心理背景について、詳しくご紹介していきましょう。
毎日マンネリでつまらない
同じ時間に起きて仕事に行き、同じ時間に寝る生活。いつも顔なじみの人と付き合う行動範囲の広がらない生活は、徐々に退屈するかもしれません。
マンネリ生活こそ幸せだと思う人、逆に刺激がないと満足できない人など、世の中には色々な人がいます。積極的に新しいことを求める性格は、誰もいないところに行きたい心理が働き、新世界を発見したい欲求が湧いてくるでしょう。
マンネリから抜け出すためには、与えられるものを待つだけでは変化しません。生活を変えるために、現状から抜け出したい気持ちがあるサインです。
仕事のストレスから逃げたい
嫌な仕事ばかり任される、失敗続きで上司の顔が怖いなど。仕事に関するストレスは日常の中でも、かなり大きな割合を占めています。
仕事に疲れると誰もいないところに行きたい心理になり、何も考えず一人でぼんやりとしたくなりませんか。仕事とは一切関係ない場所で過ごす時間は、気分転換になるでしょう。
実際に誰もいないところに行くチャンスがあったとしても、問題はその後のこと。現実世界に引き戻され、さらに嫌になる恐れもあります。
人間関係で心が傷ついた
自分が頑張って相手に合わせても、努力が報われない場合がよくあります。たとえば恋人。しっくりこない時期に相手のために色々と手を尽くしても、逆に迷惑がられてしまう可能性があるでしょう。
そんな時に感じる自分の無力感。たった一人で無人島で暮らしたら、どれほど精神的に楽になるかつい想像してしまいます。
人付き合いは仕事でもプライベートでも、必ず関わりがあります。一切人と話したくないほど負担になると、誰もいないところに行きたい心理が働くでしょう。
人に気を遣いたくない
周囲の人の顔色を窺いながら生活するのは心が窮屈で、自分がどう評価されるかいつも心配です。気を遣う性格の人は自分ができるだけ我慢して、相手を喜ばせるためにストレスを抱えています。
この性格の人は相手が不満になるくらいなら、自分が我慢したほうがマシだと考える傾向があります。この我慢はある日突然爆発して、誰もいないところに行きたい心理になるのです。
「一切人に気を遣わず、好き放題やってみたい」という願望が湧いても、実際は結局同じことの繰り返しになるかもしれません。
自分とじっくりと向き合いたい
誰もいないところに行きたい心理は、自分自身とじっくりと向き合いたいためです。将来何をしたいのか、今付き合っている人と結婚して幸せになるか。
さまざまな迷いや疑問を考える時は、自分一人の空間が欲しくなりますよね。たとえば夕日が沈む海岸で、一人座って考えごとをしている人は、話しかけにくいオーラがあります。
いつも大勢の人に囲まれて暮らしていると、自分の価値観や気持ちは無理に抑えてしまい、一人で考える時間が欲しくなります。
怖いものがある
今の生活に恐怖心を抱く人は、誰もいないところに行きたい心理になるでしょう。恐怖の対象は仕事や家族、お金や恋愛など色々とあるはず。
重くのしかかる責任感から、どうしても逃れたいと思う時もあります。家族を養う責任や仕事の責任など、嫌でもやらなければならないことが何かしらありますよね。
その負担が辛くなると弱気になり、誰もいない場所に行きたくなる場合があるでしょう。
誰もいないところに行きたい時の気分転換のコツ
自分を取り囲む周囲の人全てが、自分を嫌っているように怖くなることがあります。こんな時は誰もいないところに行って、ストレスから解放されたいですよね。
しかし実際に、誰もいない場所を見つけるのは大変。そんな気持ちになった場合の、オススメの気分転換方法をご紹介しましょう。
自分に素直になろう
誰もいないところに行きたい心理が働く場合は、人間関係に疲れているサインです。そのような精神状態で人の出会いを新たに求めるのは、さらに苦痛になるだけ。
何をしたいかどこに行きたいか、周囲の意見を一切無視して自分に素直になってください。今本当にやりたいことが見えるだけでも、一歩前進しています。自分に素直になるのは、心の痛みを自覚するためにも大切です。
知らないところを旅する
誰もいないところを見つけるのは大変ですが、自分を知っている人がいないところを見つけるのは可能です。一人になりたい気分になったら、知らない場所へ旅をしましょう。
初対面の人がたくさんいる場所は、無理して自分を飾る必要がありません。ストレスを感じず、自分らしくいられる環境を見つけるのがよい気分転換になります。
瞑想する
誰もいないところに行きたい心理は、仕事の途中や恋人とのデートの最中など、いつ働くかわかりません。しかしその場からスッと姿を消すのは不可能なので、瞑想で自分だけの空間を作ることも気分転換の方法です。
周囲の音や雑念を取り払うと、あらゆるものと上手く付き合えるようになります。文句を言ってくる人やネガティブな雰囲気は、避けるだけでなく自分で解消するスキルを身につけるとよいですね。
目と閉じて音楽を聴く
人の話し声や生活音は、気に障ってしまう場合がありますよね。また話をしなくても、そばに人がいるだけで圧迫感を感じるケースも。
一人になりたいと思った時は、ヘッドフォンで好きな音楽を聴いてください。周囲の音が遮断され快適な音楽を聴いていると、そこは自分だけの空間になります。
仕事でイライラした時は、休憩時間に公園で音楽を聴くなど、簡単に一人になる方法を活用してください。
夢中になるものを見つけよう
誰もいないところに行きたい心理になるのは、今自分や置かれた環境に不満があるためです。しかし完璧な世界を作ることは無理なので、自分の心を乱すものから解放されるのが大切です。
そのためにできるのは、夢中になる趣味などを見つけること。恋愛や料理、旅行や勉強などなんでもよいので、全てを忘れて取り組む時間を大切にしてください。
夢中になれる物ごとがある人は、気分転換が上手で自信にあふれています。どのような環境でも上手くなじめるようになるには、メリハリを持つのが大切かもしれません。
まとめ
誰もいないところに行きたい心理になったら、今やっていることを一旦やめて大きく深呼吸しましょう。嫌な出来事に直面した時は、避けて通るか解決するか二通りしかありません。
快適な生活を送るためにはどういう決断を下すにしても、後悔しないように自分の本当の気持ちを知ることが大切です。誰もいないところとは、心の中で作る場所なのかもしれません。
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