料理嫌いになるのは心理的な要因もありますので、無理に好きになろうとせず自分の心と向き合うことも大切かもしれません。料理はレシピを見つけて材料を揃えるだけで一苦労。
楽しい面よりも大変な部分だけが気になると、楽しいはずの料理も苦手に感じるかもしれません。そこで今回は、料理嫌いの心理や対処方法について詳しくまとめました。
料理嫌いの心理について
「女性なら料理をするべき」「料理が上手な人はいい妻になる」など、女性と料理は切っても切れない関係がありますよね。しかし中には料理嫌いな人もいますので、心理的に考えられる理由に注目してみましょう。
過去の経験が影響している
料理嫌いの人の心理は、過去に料理に関することで深く傷ついた経験があり、トラウマになっているためです。たとえば好きな人のために時間をかけて作った手料理を「美味しくない」と言われたなど。
このような出来事があると苦手意識を持ち、できるだけ料理はしたくなくなります。嫌な思い出は楽しいことよりも記憶に残りやすく、思い出すとその時と同じ痛みを感じてしまいますよね。
料理嫌いな人は料理に関することを聞くと、美味しい、楽しいというポジティブな記憶に嫌な気持ちが上塗りされてしまう心の状況があります。
自信がない
料理嫌いの人は自己肯定感が低く、作ったものが評価されない不安や、周りの人よりも料理が下手といった認識があります。料理に限らず、自信がない人は自分のルックスや性格も不安に感じているため、常に他人の視線を気にしながら暮らしているでしょう。
自分の行いを評価されたいとプレッシャーをかけているので、期待通りの結果にならないとかなり落ち込むはず。基本的に料理自体が嫌いなわけではありませんが、積極的に挑戦したくないところがあります。
創造することが苦手
料理嫌いの心理とは「創造力」がなく、新しいものを作り出すのが苦手であると考えられます。料理はアートのように自由な発想で生み出すもの。レシピ通りに作っても創造力で多少仕上がりは変わりますので、イメージができない人は料理が苦手に感じるでしょう。
計算式のように答えが決まっているものではない料理。火加減、調理時間、気温、素材の質など、あらゆる要素が複合的に重なるので、創造力がないと美味しく仕上がらない場合もあります。物ごとに高い興味や関心を持てない人は料理嫌いになりやすいかもしれません。
面倒くさい
料理嫌いの人は、心理的に面倒くさいことが嫌いです。材料が全て揃いただ焼くだけ、鍋に入れて煮込むだけという料理ならまだしも、作り方や調味料の分量を計り、最後は食器洗いまでしなければいけない場合も多いですよね。
一連の流れを考えると料理は手間がかかるもので、面倒くさい人にとってはかなりの負担に。何時間も煮込んだ料理ですら食べるのは数分間のことです。そんな手間と時間を考えると、料理はせずにテイクアウトや外食で済ませたいと感じてしまいます。
細かく考えすぎる
料理嫌いは心理的になんでも完璧にこなしたい願望が強いので、料理の手順を間違えたり必要な材料が揃わなかったりするとテンションが下がってしまいます。レシピも細かく説明されていないものだと使えず、「適量」「少々」という表現でいつも頭を悩ませてしまうのです。
完璧に作れないものにエネルギーを使うのが嫌。パズルのように全てのピースがどこかに収まるのとは違い、料理は多少大雑把にならなければいけないこともありますよね。何ごとにも細かい人は、考えすぎる自分に疲れるため料理はしたくないのです。
食べることに興味がない
料理は食べることが最終的な目的で、仲間と料理について語るなど、コミュニケーションのきっかけとしても一役買ってくれますよね。しかし料理嫌いな人は心理的にこのようなメリットを感じておらず、基本的にはお腹がいっぱいになればいいという感覚。
作ったことがない料理に挑戦することはなく、すぐに食べられるものや冷蔵庫にあるもので満足する性格なのです。食べる量が少ないこともグルメに興味をなくす理由。ビュッフェのように色々な料理を目の前にしても、食べることに興味がない人には楽しい環境ではないのでしょう。
料理嫌いの人が頼まれた時はどうする?
料理嫌いの人がもし彼氏や好きな人に頼まれた場合は、テストされるようでとても緊張するでしょう。作れないと断るよりも何か一品でも作ってあげるのが愛情の印。では嫌いな料理で失敗しないコツについてポイントごとにご紹介します。
得意なものを作る
料理嫌いでも何かひとつ上手に作れるものや、作っても構わないものはあるはずです。有名シェフが作るような豪華な一品でなくてもいいので、できることで対処してみましょう。
おにぎりやサンドイッチなど、料理経験がなくてもできるものはありますので、万が一のことを想定してレシピを考えておくこともおすすめ。苦手でも一度トライしてみれば意外と簡単に感じるものがあるはずなので、好きな材料や好きな食べ物から得意な料理を考えてみましょう。
上級者に見えるメニューにする
料理嫌いな人が彼氏に作ってあげる場合は、手間はかからないけれど上級者に見える料理を作ることもおすすめです。たとえば煮込み料理。材料をカットして調味料を合わせたら煮込むだけです。
特別難しく野菜をカットすることもないので、包丁の扱いに自信がない人でも安全性に気を配って慎重にやれば大丈夫でしょう。シチューや肉の煮込みなどは、シンプルなステップでも仕上がりはとても本格的。
ソースやシーズニングなども色々と販売されていますので、事前に準備してサッと料理をスタートさせることができます。
苦手であることを正直に伝える
好きな人に料理を作ってとお願いされたら、自分の腕を自慢するチャンスです。しかし料理嫌いの人はそんな場面にとてもストレスを感じ、料理ができるふりをして好きな男性をがっかりさせてしまうこともあるでしょう。
そうならないためにも、料理が苦手であることを正直に伝えておきましょう。「嫌い」というよりも「苦手」といったほうが印象はよくなるはずです。その場合は、好きな人に一緒に料理に参加してもらい二人で作ることで、さらに仲良くなれるメリットも。料理は味よりも気持ちが大切だとわかってもらえればそれで充分ですね。
料理好きになるためのコツ
料理嫌いよりも料理好きのほうが周囲に与える印象がよくなるのは確か。とくに女性なら将来のパートナーとして判断する際に、料理の腕はかなり重要なポイントになります。
では料理嫌いが好きになる方法をご紹介していきますので、できるところからぜひトライしてみてくださいね。
手間のかからないものから始める
たとえばパスタを茹でて市販のパスタソースにあえるだけ、冷凍食品をオーブントースターで焼くだけなど、手間のかからない料理から始めて苦手を克服していきましょう。「自分でもできる」という自信をつけるためにも、小さなゴールから達成していくことがコツです。
調理器具や食器を揃える
料理が簡単になる便利な家電、美味しそうに盛りつけられる素敵な食器やカトラリーなど、個性をアピールできるアイテムから料理に興味を持つこともおすすめです。
料理が面倒くさいと感じる人なら、材料を入れてスイッチを入れるだけの調理器具などもよいでしょう。自分の性格に合ったガジェットやツールを使い、料理という視点以外からも楽しんでみてくださいね。
まとめ
料理嫌いには心理的な要素があることを理解すると、もっと料理の魅力を見つけやすくなるはずです。料理嫌いでもとても美味しいものが作れる人、そんな隠れた魅力にするのもいいかもしれません。
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