服装が被るのが嫌なのは、心理的にどのような理由があるのでしょうか。せっかくおしゃれして出かけたのに、自分と同じワンピースを着ている人がいたらとても気分がへこみ、バツが悪い思いをするのは想定できますよね。
誰でもそんな瞬間は避けたいもの。ではなぜ服装が被るのが嫌なのか、心理的な理由や対処方法について詳しくご紹介していきましょう。
服装が被るのが嫌な心理とは?
よりによってなぜお気に入りのジャケットが他人と被る?という場面。服装を選ぶ時にその日の気分で判断したい部分があるものの、心のどこかで人と被りたくないと思うところもありますよね。では服装が被るのが嫌な心理的な理由をそれぞれご解説しましょう。
比較されるのが嫌
服装が被るのが嫌だと思うのは、心理的にその人と自分が比較されることが不安なためです。同じ服装だと必然的にスタイル、顔、髪型、コーディネートなど、色々なところを見比べてしまいますよね。
全く同じスーツでも、一方のほうが必ず上手に着こなしているものです。同じ服とは思えないほど素敵な印象をアピールできる人が相手だととても嫌ですよね。周囲の視線や評価を気にする人は、とくに服が被るのは嫌に感じてしまっても仕方ありません。ライバル意識も少し関係していますので、心のどこかで人よりも優位でいたいのでしょう。
センスがないと思われる
服装が被るのが嫌なのは、心理的に自分のセンスがないと思われるため。ファッションテイストに自信がある人だと、同じ服を着ている人に遭遇するととてもショックを受けてしまいます。
センスは磨くことができるもので、量産販売しているブランドの服も着こなし方によっては素敵にアピールできます。そのためには独自のセンスは欠かせないもの。
服装が被るのが嫌なのは、ありがちなファッションをしていると周囲にセンスを疑われるのが嫌だからでしょう。センスがある人は物の質を見極める力がありますので、同じスキルを持つ人を見ると悔しくなってしまうのです。
恥ずかしい
「恥ずかしい」という感情は、他人の視線がある限り生まれてしまうものです。服装が被るのが嫌だと思う心理は、まさしく恥ずかしいという気持ちが土台にあるでしょう。
基本的にシャイな性格なので、人前で大胆なことはしない人。しかし同じ服装の人がいると必然的に皆に見られてしまうので、かなり気恥ずかしい思いをするのは想定できますよね。
恥ずかしくなりやすいのは自己評価の低さが関係しており、何をするにも不安がつきまといます。服選びも不安なままやっているので、全く被っていなくても同じ色、同じ丈などの人を見ると、一人で恥ずかしくなってしまうでしょう。
自分の至らなさが嫌
服装が被るのが嫌なのは、心理的に自分の至らなさが浮き彫りになるため。「もっとしっかり選べばよかった」「きちんとコーディネートすればよかった」と後悔してしまいます。
ネガティブな事例があると自分を許せない感情が強く表に出て、同時に恥ずかしい思いもやってきます。失敗した時に「今度は頑張ろう」と思うよりも「なぜ」「どうして」といつまでも過去を引きずるタイプ。
自分の至らなさを悔やみ、なかなか前進できないため、服装が被ることが一大事に感じてしまうのです。
個性を汚される思い
おしゃれは自分を素敵に見せるもので、他の人よりも美しくカッコよく服を着こなしたいと思う人は多いでしょう。その際に自分らしさや自分の世界観をアピールすることはセンスの一部。
しかし同じ服を着ている人がいると、自分のセンスや個性を汚された思いになってしまうのです。人が自分の真似をしたと思うタイプ。皆と同じものを持つのは好きではなく、わざと違うものを選びたがります。
そんな苦労をしておしゃれしているにもかかわらず、服装が被ってしまうとペアのコーデを好む人のようで自分のテイストには反していると感じるのです。
同じ服装の人がいる時の対処法
職場で同じワンピース、合コンで同じロゴのTシャツなど、いつどこで他人と服装が被るかはわかりません。決して喜ばしいことではないので、リスクを最小限に留めておきたい場面。もしそのような瞬間に出くわしたら、次の方法で対処してみましょう。
開き直ってしまう
服装が被った時は、変に隠すよりも開き直って「同じ服ですね」と笑い飛ばしてしまうのが一番楽です。しかしわかっていてもなかなかできないこと。同じ服を着た人と視線が合ってしまうと、とても居心地が悪く感じますよね。
職場、発表会、飲み会など、あらゆるところで服装が被る可能性はあり、すぐに逃げ出せない環境もあるでしょう。そんな時は勇気を出して、自分はあまり気にしていないふりで相手に一声かけてみてください。
化粧室に行く
服装が被った時の対処法は、周囲の人に気づかれる前にすぐに化粧室に行くことです。ジャケットなら脱いで手に持つ、シャツなら腕まくりしたりネックレスを見えるように付け直したり、修正できることをやってみてください。
運がよければ、化粧室にいる間に同じ服を着た人がどこかに行く可能性もあるので、同じ空間にいないタイミングを見計らって戻るのも方法です。
気づかないふりをする
服装が被った人がいたら、動揺せずそのまま気づかないふりをしましょう。明らかに相手の存在を知ってしまうとおかしな行動に出てしまうこともありますので、相手や他の人がコメントしてくるまで一切視野に入れないこと。
もし広い場所なら、近くに行かないよう距離を置くこともできるでしょう。安いショップで購入した服が被るとさらに恥ずかしいですよね。「あの人も同じことを考えて買ったのかな…」と考えるとおかしくなってしまうでしょう。そんな前向きな感覚で、特別なアクションを起こさずやり過ごしてみてください。
服装が被った時に感じること
服装が被るのが嫌に思う心理は、多くの人に共通することがあります。そのようなことも考慮すると、大勢の人が集まる場所に行くのが不安になるのは仕方ないかもしれません。では、服装が被った時にはどう感じるものなのかをご紹介していきましょう。
二度と着たくない
服装が被るのは運が悪いだけのことで、洋服自体に責任はありませんが、なぜかその服が嫌になってしまいますよね。服が被った日から一度も着なくなるということはよくあり、服のせいにしたくなるもの仕方ありません。
各地にある人気ショップで販売されているものなら、同じアイテムを身につけている人を見かけることもよくあります。他人の視線を気にする人なら、気恥ずかしい瞬間を二度と体験しないためにも、その服を意図的に避けてしまうでしょう。
誰も気づかないでほしい思う
服装が被った時、自分以外に誰も気づいてほしくないと思いますよね。友人に「あの人と洋服が一緒だよ」と指摘された時ほど恥ずかしいものはありません。できれば自分が最初の発見者で、皆が気づく前に何とかしたいと思うのは誰もが同じではないでしょうか。
しかしそんな願いとは裏腹に同じ服装は人目につきやすく、気づいた人も気づかないふりをしているでしょう。もし職場仲間ならその人が着たら次の日に自分が着るなど、タイミング調整もしたくなります。
まとめ
服装が被るのが嫌なのは、心理的に自分のセンスが盗まれた、同じ店で買い物したなど、複雑な思いが同時にやってくるのでストレスを感じますよね。そんな時は状況を悪く受け止めず「自分と同じものを好む人がいてよかった」とポジティブに解釈しておしゃれを楽しんでみましょう。
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