忙しいか聞いてくる人は、心理的にどのような意味が隠されているのでしょうか。「明日、忙しい?」という質問は友人同士でもよくありますが、意図がわからず困る時もありますよね。
もし好きな人や気になる人にこのような聞き方をされたら、尚更返事に困るかもしれません。それでは早速ですが、忙しいか聞いてくる人の心理と接し方について詳しくご紹介していきますので、ぜひ参考にしてくださいね。
忙しいか聞いてくる人の心理について
たとえば食事に誘う時に「明日、一緒に食事行かない?」という聞き方と「明日は忙しい?」と質問してくるパターンがあります。忙しいか聞いてくる人は、次のような心理背景が関係しているので、答え方を考えるためにも相手の意図を理解してみましょう。
拒否されるのが怖い
忙しいか聞いてくる人は、心理的に相手に拒否されるのが怖いためです。人を誘い断られたらとてもカッコ悪いと感じるタイプで、拒否されると自分自身の全てを否定されたような気持ちになってしまいます。
そのためまずは相手の都合を知ってから次のアクションを考えるので、最初に「忙しい?」という聞き方になっているのでしょう。このタイプの人は、たとえば仕事をお願いする時も、のんびりしている相手でも念のために「今忙しい?」と必ず質問するはず。
もし断られたら、単に相手の都合が悪いだけなのに、拒否や否定を自分のせいだと悲観的に考えるタイプです。
気を遣っている
忙しいか聞いてくる人は、心理的に他人に迷惑をかけないよう気を遣っています。それが癖になっているので、あまり自分では気づいていないかもしれませんが、迷惑にならないよう自分の苦労を優先してしまうのでしょう。
用事がある人を誘ったり、何かお願いしたりするのは非常識なことだと思っています。相手の表情や動き方などをチェックして、声をかけるタイミングも意識しているので、実は人と一緒に過ごすととても疲れが溜まりやすいタイプです。
自分の存在意義を知りたい
忙しいか聞いてくる人は、心理的に相手にとって自分がどれほど大切な存在かを知りたいためです。忙しくても時間を割いてくれるか、嬉しそうに接してくれるか。
そんな相手の態度を知り、付き合い方を考えたい思いが隠されているのでしょう。この場合は、まだお互いによく知らない関係であることも想定できますので、お互いに探り合っている状態。どれほど重要に思われているか、相手の気持ちをテストしている意味もあります。
プライドが高い
プライドが高い人は、簡単に断られることを過剰に嫌がりますので、ワンクッション置いて他人に近づくことがあります。たとえば職場。誰かに仕事を手伝ってもらいたい時に、プライドが高い人は断らないタイプの人を選び「忙しい?」と聞いてきます。
「暇?」と聞かれると逆に答えにくい質問なので、相手も「忙しくないです」とすんなり答えを言わされてしまうかもしれません。いきなり仕事をお願いして「できません」と却下されるのは、プライドが高い人が一番嫌がるところ。そんな展開を回避するための作戦なのです。
自分を優先させている
忙しいか聞いてくる人は、心理的に自分の思いを優先させている可能性があります。一見他人に気を遣っているとも思える瞬間ですが、「絶対に断らないで」というオーラを発し、自分が思うように物ごとの展開を促しているのです。
忙しいかどうか知りたいというよりも、一方的な自己主張をしているだけの場合もあります。
好意を寄せているため
忙しいか聞いてくる人は好意を寄せているためで、相手に好かれようと必死に努力をしています。心理的には自分の気持ちを知ってもらいたい思いが隠されていますので、あからさまではないけれど誘っている状態。
「デートしませんか?」というよりも「忙しくなければ食事に行かない?」と言ったほうが、本来の意図があいまいになるので誤魔化せますよね。引っ込み思案なところがあり、好きな人になかなか近づけないタイプ。忙しいですか?と質問する時もかなり勇気を出しているはずです。
丁寧な人
たとえば上司に時間をとってもらい話がしたい時、「今お暇ですか?」とは聞かず「今お忙しいですか?」と聞くのが一般的です。忙しいか聞いてくる人は、心理的に相手をリスペクトしていると考えられますので、とても丁寧な人付き合いをするタイプ。
「暇?」よりも「忙しい?」と言われたほうが、質問された人も快く引き受けられそうですよね。丁寧な人は相手の立場になって考えてくれるため、たとえ忙しくても断りにくいでしょう。
好きな人に聞かれた時の答え方
忙しいか聞いてくる人は、心理的にあらゆることが関係していますが、もし好きな人や気になる相手に聞かれた場合は自分を上手くアピールするチャンスになります。その場合は次のような答え方を意識して対処してみてください。
忙しくないと答える
忙しいか聞いてくる人は何かしらの用事があるためで、答えによっては次の進展があるかもしれません。もし好きな人に「明日、忙しくない?」と質問されたら、とりあえずは「忙しくない」と答えるのがベスト。
デートのお誘い、仕事のヘルプなど、色々な可能性が考えられるでしょう。どのような場合にしても、好きな人のお願いごとをあっさり断るのは、相手の気持ちを否定することに。
好印象を与えるためにも、忙しくても時間を割いてくれる思いやりのあるイメージを意識してみてください。
質問の理由を聞いてみる
好きな人に質問される状況は、内容よりもその瞬間を仲良くなるチャンスとして活用しない手はありません。コミュニケーションのきっかけにして「どうして?」「何かあるの?」など、逆に質問してみましょう。
忙しくても好きな人のためならできることはあるかもしれませんよね。「忙しいよ」と答えたらそれで会話が終了する可能性もありますので、まずはやりとりをするためにも相手の目的を教えてもらうこと。
内容によっては「明日は無理だけど、来週はどう?」とよい展開になるかもしれません。
真意を引き出す方法は?
忙しいか聞いてくる人に「どうしてですか?」と逆質問をするのも、かなり勇気が要ると思われます。気さくに会話できる相手ならいいのですが、あまり冷たい態度に思われては困る人だと、返し方が難しいですね。
そんな時に相手がなぜその質問をしてくるのか、上手に真意を引き出す方法をご紹介します。
あいまいな答え方をする
「暇です」「忙しいです」とはっきりした答え方をすると、相手の次の質問も変わってしまいます。「忙しいならいいよ」と言われたら、結局相手の真意は掴めないまま。
そんな時は「それほど忙しくはないですけど…」と、どちらともとれる答え方をすることもオススメです。そうすれば相手も「忙しくなければこれをお願いしたい…」と用件を伝えやすくなります。
正直に答える
「忙しい?」という聞き方は引っかけ問題のようで、内容によっては忙しくなくても忙しいと答えたほうがいい場合もありますよね。しかし相手の考えていることを詮索してコミュケーションをとるのも大変なので、その場合は正直に回答しておきましょう。
もし仕事の手伝いなど、引き受けにくいことがある場合は「暇ですけど、次にやることがあるので…」のように言い訳して回避することも可能。好きな人の誘いなら「今日は厳しいですが、また誘ってください」と気持ちをアピールすることができます。
まとめ
忙しいか聞いてくる人は、心理的に相手と上手に距離を置きながらコミュニケーションをとっているのかもしれません。それは自分の印象を悪くしないための付き合い方のスタイルで、お互いになんでも正直に話せる間柄になることが理想的です。
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