決断できない人は、心理的にどのような特徴があるのでしょうか。私たちは毎日、些細なことから重大なことまで、たくさん決断する瞬間がありますよね。
きちんとタイミングよく意思決定できない人は、周囲にも迷惑をかけてしまうことがあります。しかしそんなタイプは付き合い方を考えると、上手に決断までリードしてあげることができるでしょう。
そこで早速ですが、決断できない人の心理背景について、詳しくお伝えしていきます。
決断できない人の心理や特徴について
内容によっては決断するのに時間がかかることや、決断したくない場面もあります。誰でも多少は自分の決断力に不安を抱くことがありますが、決断できない人は心理的にどのような状況になっているのでしょうか。
自分で決断する習慣がない
子供の頃から親が洋服を選んでくれたり、進路を決めてくれたりしていると、決断する経験が必然的に少なくなるため、大切な場面でどうすればよいかわかりません。
決断できない人の心理は、物ごとを自分の力で決める習慣がないため、やり方がわからないのです。何を基準にして考えるとよいのか、どこを区切りにして考えるのをやめるべきか。
いつも誰かが代わりに決断してくれた人生だと、なかなか決められない場面がたくさんあるでしょう。
嫌われたくない
決断できない人は、周囲との協調性をとても大切にするため、自分が決断したことで仲間割れしたり、相手に嫌われたりしたくない気持ちがあります。
このタイプは、他人に頼みごとをされると嫌でもやってしまい、断るのが苦手。「いい人」でいるために決断を避けることがよくあるでしょう。
他人が決断したことにはあまり反感を抱かず納得してくれるので、とても付き合いやすい性格ともいえるのです。肝心な場面で対処するには、潜在的に抱く気持ちに気づくことが大切ですね。自分の決断で全ての人が喜ぶとは限らず、実は勇気と覚悟を伴うことなのです。
心配性である
もし間違いだったらどうしよう、失敗するかもしれないと悪い方向に考えやすい心配性なタイプは、決断できない人の心理が働きやすいでしょう。
過去に大きな失敗体験をした場合もあり、無意識のうちにそれが印象に残っているのかもしれません。そのため決断しなければならない場面では、あらゆる角度からしっかり考え抜き、完全に安心できるまで答えが出せない状態。
誰かから急かされてしまうとさらに慌ててしまい、自分の決断に後で不満を抱くでしょう。
迷いがあるから
決断できない人は心理的に迷いが常にあるために、物ごとを完成させるのがとても遅い傾向もあります。仕事の手際が悪いように、このタイプは自分の考えをまとめるのがゆっくり。
その理由は常に迷いが心の中にあるため、集中力に欠けてしまい、物ごとの進行が遅くなっているのです。とても慎重な性格で、自分が最初にアクションを起こすことはありません。他の人が失敗せずにやったのを見届けてから、改めてチャレンジする性格なのでしょう。
責任感が不足している
決断には必ず責任が伴いますので、決断できない人は責任感が不足している可能性があります。「自分で結論を出して最後までやり通す」という一連の流れを避けるタイプで、できれば自分のせいにならないよう、他人の意見や考え方を参考にしたがります。
決断しなければならない場面では、それとなく先延ばしにして、他の人が代わりに決めてくれるのを待っていることも。間違った選択をして他人から責められるよりも、決断力のない人だと思われたほうが安心なのでしょう。
自信が持てない
決断できない人は心理的に自信がなく、仮に結論を出しても実践するまでに時間がかかってしまいます。誰でも決断する際に、100%自分が正しいと自信を持つことはあまりないですよね。
しかし時には、どれだけ不安でも結論を出さなければならない場面があります。自分の考え方に猜疑心があるので決着がつかないタイプは、決断をしても後から決断を変えることもあり、様子を見ないと周囲にも迷惑がかかってしまうでしょう。
甘えがある
ずっと迷っている人を見るとつい可哀想になり、手伝ってあげたくなりませんか。決断できない人は心理的に他人に頼る傾向もあり、周囲もつい手を出したくなるタイプ。
自立してなんでも自分でやることが必要だとわかっていても、心の中で強い人間になることを拒否している可能性もあります。人に甘えるのが上手で守られたい願望があるため、決断も他人に任せてしまうのでしょう。
物ごとを決めるまでのプロセスが苦手。甘え方が上手で、自分で答えを出す能力が欠けています。
早く決断してもらう方法について
決断できない人と一緒にいると、迷うことが多くなりそうですね。性格や育った環境など、あらゆることが人の決断力に影響を与えます。いつまでも待てない時、相手に早く決断してもらうコツをご説明しましょう。
変更しても大丈夫だと伝える
決断できない人は、心理的に責任逃れしたい願望も多少なりともあり、他人に委ねたほうが何かと負担が減るので安心。しかしそれでは本当にやりたいことがわからないので、決断できない人には失敗してもよいのだと安心させてあげましょう。
一度決断したことでも、再度決断し直して大丈夫。完璧主義のこだわりを少しなくせば、決断しやすくなるかもしれません。大切なのは、決断しないと物ごとが先に進まないこと。期待通りにならなくても、変更や修正が可能な場面はたくさんあります。
相手の意見を受け入れる
決断できないのは、自分の考えや意見が相手と食い違うことを恐れているためです。はっきりした性格の人に自分の意見が言いにくいように、決断できない人は相手への思いやりがあるため、自分の本音を我慢することがよくあります。
そんなタイプには、どのような意見や決断でも快く受け入れる態度を示しましょう。人それぞれ価値観があるので、大切にしてあげること。
海が好きな人に「山に行きたい」と言って否定されない関係なら、自分に正直になれるのではないでしょうか。
自己主張する経験を増やしてあげる
決断力が低下するのは、自己主張に慣れていないためで、早く決断してもらうためには普段から物ごとを決める経験を与えてあげましょう。
自分の考えを主張することに苦手意識がありますので、回数を重ねて慣れていくことがコツ。たとえば外食する時のお店選びなど、些細な場面で「決断」の練習をしてもらいましょう。
そうすれば今取り組んでいることに集中でき、結論が出せるようになると、自信が湧いてくるはずです。
選択肢を提供する
決断できない人が決断する時、とても時間がかかってしまうのは、他人を巻き込むような人生の決断をするからです。しかしいつまでも状況が変化しないのは、お互いに心の負担にもつながりますので、そんな時は選択肢を提供して決めてもらう方法もあります。
たとえば結論を出すまでのタイムリミットを与える、選択肢が多い場合は二択や三択に絞るなど。また色々な人の意見を参考にして、決断するためのアイデアやコツを活かすこともよいでしょう。
簡単そうに見えても、人によってはなかなか決められないことがあります。相手の迷いを特定して、少しでも結論が出しやすくなるようサポートしてあげましょう。
まとめ
結婚したい相手が決断してくれない場合、そんな時はまず自分からアクションを起こして、結婚したい意志を告げることが大事。決断できない人にはさまざまな心理状況や理由がありますので、相手と同じ視点で物ごとを考えてあげることが必要かもしれません。
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