寒いと寂しいのは、心理的に関係することがあるのでしょうか。季節ごとに抱くイメージがあり、冬は寒くて厳しい時期、春は気分がワクワクするなど、気候や風景が心理的にも影響を与えているようです。
一人暮らしの寒い夜。急に寂しくなり不安を抱くことがありますが、なぜ寒いと寂しいのか、心理的に考えられる理由と恋の季節についてご説明しましょう。
寒いと寂しい心理背景について
寒いと人肌恋しくなり、とても寂しくなりますよね。冬独特の寂しさは温かい料理だけでは、心の中までホッと感じられないこともあります。なぜ寒いと寂しいのか、心理的な理由について早速見ていきましょう。
耐えることが多くなるため
吹雪の中、一生懸命歩く人の姿は「忍耐」をイメージさせる存在。冬の寒さが寂しいのは、心理的に耐える環境があるためなのです。
気温の低さは身体的に辛くさせるもの。さらに寒さは心まで冷たくさせ、春が心理的にも待ち遠しくなります。また女性なら冬の乾燥時期は、肌のかさつきなどのトラブルの原因になる可能性がありますよね。
朝はなかなか布団から出られないなど、生活のあちこちで忍耐が必要になるため、寒さは心を弱くする要因になってしまうのです。
人に会うことが減るため
冬はほとんどインドアで過ごすことが多くなり、必然的に友人に会うことや、アウトドアで開放的な時間を過ごすことが少なくなりますよね。
他人との交流が減ると寂しくなるのは当然。自分だけ孤立したように寒さの中で暮らすと、とても人が恋しくなります。ウィンターブルーという言葉があるように、冬は気分的に明るくなれない理由があるようです。寒いと寂しい心理になるのは、人間の身体的要素や心理状態も関係しているのでしょう。
体が冷えて人の存在が恋しくなる
気温が低くなると体温も下がりますので、自分自身を温めるためにしっかり着込み、暖房器具が欠かせない状態。それは身体的な寒さだけでなく、心理的に人肌が恋しくなる要因なのです。
寒い日、誰かと一緒にいるだけで、寒さをそれほど感じないという場面がありますよね。人間は無意識の間に、他人からあらゆるエネルギーを受け取っているのです。
そのため寒いと寂しい心理になるのは、外部から得られるエネルギーがなく、体を温めても心の芯が冷えたままになっているからなのでしょう。
寒さから危険を感じるため
寒さと暑さ、どちらのほうが耐えられるかと聞かれた時、暑さを選ぶ人も多いはず。寒くて辛い季節に寂しい思いになる心理は、人間の本能で危険を感じるからともいわれています。
冬は体が冷えて関節が痛くなったり、家にこもって運動不足になり、体重が増えたりする可能性もあるでしょう。このような期待しない出来事が起こりやすい季節なので、自然と体が防御モードに入ってしまうのです。
すると心理的に開放的になるよりも心を閉ざす傾向もあり、寒いと寂しい、怖いというネガティブな感情を抱きやすくなります。
枯れた風景で視覚的に寂しくなる
寒いと寂しいのは、心理的に外の風景が暗く気分が上がりにくくなってしまうことも要因です。枯れた木々、凍りついた湖、誰もいない海岸など。
視覚的に暗い印象があちこちにあり、街行く人々も黒やグレーなどのダークカラーの洋服が増え、なんとなく悲しくなる風景ばかりだと感じる人もいます。
でも春や夏はあちこちにカラーが増えますので、気分的にもモチベーションが高まりますよね。
日照時間が少なくセロトニンが減る可能性も
幸福ホルモンと呼ばれるセロトニンは、日照時間と関係しています。冬は日差しが少なく日照時間が減るので、セロトニンが減少する可能性があるのです。
寒いと寂しい心理になるのは、日中の太陽の日差しが充分得られなかったからかもしれません。しかも夜は寒くて、ぐっすり眠れないこともあるでしょう。
そのようなバランスの悪い毎日の繰り返しのためリラックスできないことも、寂しい理由になるケースがあるのです。
冬の寂しさから抜け出す方法について
冬の寂しさは、時期が過ぎれば自然と解消されていくはずですが、孤独感が強くなり不安になった時は、次の方法で寂しさを解消していきましょう。
日光をたくさん浴びる
体内時計をリセットしてくれることが期待できる太陽光。寒いと寂しいと感じる時は、できるだけ太陽の光を浴びることがコツです。
日中にたっぷり日光を浴びると、夜も快眠することができるかもしれません。冬は朝布団から出るまでがひと苦労。そんな時はヒーターのタイマーをセットして、すっと起きられるように準備してみましょう。
朝一番にカーテンを開き、太陽の光を部屋にたっぷり取り込むと、寒くても心理的に徐々に心が温まります。日中も時間があれば屋外に出て散歩、または窓際で仕事をするなど、できるだけ太陽と接する時間を増やしましょう。
寂しいのは当然だと受け入れる
寒いと寂しいのは、心理的や身体的にあらゆる要因があるので、決して不思議なことではありません。誰もが春を楽しみに待つように、冬はできるだけ早く終わってほしいものですよね。
寂しいと思った時は、自分の気持ちを否定せずに受け入れましょう。冬は日本の四季の特徴であり、冬でないと楽しめないこともたくさんあります。
たとえば料理をしたり映画を観たり、美術館や水族館などを巡るなどして、寒い時は感受性を刺激するよいチャンスといえるのです。
徹底的に温まる
心が冷えた自分にエネルギーを与えるには、物理的にぬくもりを補うのもひとつの方法です。体が冷えると心理的にも不安を抱きやすくなりますので、寒い時は徹底に暖をとること。
温かい料理を食べて、肌触りのよい生地の温かい洋服を着るなど、徹底的に温かさを感じるようにすると、自然と心までホッとするでしょう。
また寒さは孤独感を招きますので、不安になったらメッセージやSNSでもよいので、誰かとつながっておくのも大事。元気づけてくれる人と時間を共にするだけで、寒さを一瞬でも忘れられるかもしれません。
春が恋に向いている理由について
恋をするベストシーズンは、絶対にこれだというものはありません。いつ誰を好きになるかは全く予想できないことなので、寂しくなる冬も孤独を癒すために、恋をするチャンスになるでしょう。
しかし一般的には、気分が楽しくなる春が恋する季節とよくいわれます。なぜ春がよいのか、オススメの理由をご説明しますね。
冬から心も開放されるため
長い冬が終わると、心理的にも抑制していたものが春に解放されるでしょう。どこにも行かずじっと家にこもっていた生活は、旅行やアウトドアなど、屋外の空気が恋しくなります。心も開放され、春は無理せず心を温められる季節なので、恋の訪れも期待したくなるでしょう。
新しいことを始めたくなるため
春は冬にできなかったことをやりたくなる季節です。孤独や寂しさなど、ネガティブな感情を切り離し、「春だから」という理由でダイエットをしたり髪型を変えたり、新しい自分を演出したくなりますよね。
魅力的な人が春先に多く見かけられるのは、そんな気持ちが関係しているかもしれません。
出会いが多い季節のため
春が恋に適しているのは、出会いが多いため。新生活がスタートする季節は人の出入りがあるので、チャンスがあちこちあるでしょう。
寒い冬を乗り越えるために、春になったらやりたいことを考えていた人もいるはず。その中には「恋」もリストに入っているのではないでしょうか。
まとめ
寒いと寂しいのは、心理的や身体的に関係していることがあるため。秋の紅葉シーズンから徐々に、私たちは心に活気をなくしてしまう傾向にあります。
そんな時は素敵な人との出会いを楽しみにしながら、冬を自分磨きの期間として楽しく過ごしてみませんか。
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