うんしか言わない心理はリアクション不足で、上手く相手の気持ちが掴めない場面があります。笑わせたくて話をしていてもうんしか言わないのは、やはりつまらないからだと解釈したくなりますよね。
世の中には、他の人よりもリアクションが薄いタイプがいますので、自分の物差しで相手の気持ちを決めつけないことも大切。もっとリアクションしてもらいたい時は、アプローチ方法を少し変えてみると効果があるかもしれません。
ではそんな気になる人とコミュニケーションを深めるために、うんしか言わない人の心理背景について詳しく見ていきましょう。
うんしか言わない人の心理背景にあること
会話中に「うん」しか言わない人は、心理的に次のような状況が考えられます。興味がないと誤解されやすいことは自覚しているかもしれませんが、無意識のうちに素っ気ない態度をとってしまうことがあるのでしょう。
感情を表に出すのが苦手
うんしか言わない人は、心理的に自分の気持ちを表に出すのが苦手で、楽しくても気持ちを抑えてしまう傾向にあります。感情表現に慣れていないため、どう返せばよいのか迷っている間に「うん」だけの反応になってしまうのでしょう。
このタイプは、普段から無表情でいることも多く、何を思っているのか周りが理解しにくい人かもしれません。泣いたり怒ったりするネガティブな感情は、とくにしまい込みやすい傾向にありますので、我慢しすぎてストレスが溜まることもあります。
好きな人の前で緊張している
うんしか言わない人は、心理的に自分の気持ちを知られないよう、今とても緊張している状態。好きだとバレるのが怖いため、緊張のために無反応になり、やっと「うん」だけ言える精神状態です。
特別な相手でなければ砕けた話し方ができるのですが、好きな人が目の前にいるとつい素っ気ない態度で「好き避け」する場合もあるでしょう。
自分のことを知ってもらいたい気持ちがあるにもかかわらず、何か話さなければならないとプレッシャーをかけてしまい、硬直しています。
他のことに意識が向いている
彼氏がゲームに夢中になっているので、彼女が話しかけても「うん」しか言わないという場面があります。これは見た状況そのままで、他に集中していることがあるためで、一度に色々なことをできない性格でもあるのでしょう。
好きなことには神経を集中させていても、嫌いなことには無関心になるタイプ。物ごとの大切さや優先順位を考えない傾向もあるので、リアクションが薄くて彼女に怒られることもよくあるでしょう。
「髪切ったんだけど…」と彼女が告白しても「うん」しか言わず、とても不穏な空気が流れてしまいます。
自信がない
うんしか言わない人は、心理的に自己肯定感が低く、感情を素直に出すことに苦手意識があります。楽しい時に笑ったり、悲しい時に泣いたりするのは、全て自分の気持ち次第。
間違った場面で違う感情を出してしまい、人に否定されることを恐れているのです。感情的な人というのはあまりよい印象がなく、周囲が振り回されてしまうイメージがありますよね。
自分の感情表現能力に自信がない人は、無難に無表情でリアクションしないほうが安心なのです。
警戒している
感情豊かな人も、相手を信頼していない時は素直な気持ちは隠してしまうでしょう。うんしか言わない人は、心理的に警戒しているサインで、自分の気持ちを知られて誤解されることを恐れています。
このタイプは、楽しいと思った場面で笑ったら相手が怒ったなど、過去に感情を表して失敗した経験があるのかもしれません。今では他人の気持ちを優先しているので、感情を抑えることが癖になっているのです。
おしゃべりが嫌い
うんしか言わない人は、とても冷静でクールな人間を理想にしているため、感情的にならないよう自分を抑制しています。男性なら好きな人の前でカッコつけるために、無口なまま相手の話を聞く人もたまに見かけますよね。
昔からおしゃべりはあまり好きではなく、ベラベラと一方的に話す人が苦手。心理的に拒否している部分がありますので、自分がそうならないようかなり意識してクールな自分を演出している状態です。
興味がないため
リアクションの度合いは、今どれだけ興味があるかということも関係しています。全く興味のない仕事の話をされても「うん」「へえ」としか反応できない場合がありますよね。
うんしか言わない人は、心理的にも気分が盛り上がらない状態で、適当に相手の話を聞き流しています。話題がつまらない場合だけでなく、相手自体に興味がない時もリアクションが薄くなる傾向も。
興味がないと、自分がどう相手の目に映るかをさほど意識しないため、つまらない態度も平気でとっているのです。
社交的でない
基本的に感情表現をしない人は、人見知りしやすく社交的でない部分があります。自分から他人に話しかけて仲良くなることはなく、いつも待っているタイプ。
うんしか言わない人は、心理的に人付き合いに苦手意識があり、恥ずかしいことをできるだけ避けています。「話しかけて無視されたら…」と不安になると、好きな人でも距離を置いて、遠くから眺めているだけになりますね。
内面の優しさは人一倍あるので、もっと勇気を出して自分をオープンにしたほうがよいでしょう。
リアクションが薄い恋人との付き合い方のポイント
うんしか言わない恋人は、心理的に考えられる理由があるはずですが、ずっと相手の気持ちが読めない関係では不安で寂しくなります。少し感情表現がドライな恋人とは、次のような方法で付き合ってみましょう。
相手に話をさせる
うんしか言わない恋人は、愛情不足なのかと不安になる存在ですが、うんしか言わない時の状況を振り返って考えてみましょう。相手のリアクションにこだわるだけでなく、自分がコミュニケーションでどのような立場にいるのかも考えること。
もし一方的に話をしてしまう人なら、相手がうんしか言えない状況にあるのも納得できるかもしれません。もっとリアクションが欲しい時は、恋人が好きな話題や興味があることをどんどん話してもらいましょう。
いつも話し役になる人は、たまには役回りを変えてみると違った会話が生まれるはずです。
サプライズする
昔は楽しく会話が盛り上がったのに、最近はうんしか言わなくなったという時。相手の気持を再確認する時期かもしれませんので、そんな時はサプライズを計画してみましょう。
長く付き合っているカップルだと、マンネリが原因で会話がつまらなくなることもあります。刺激を増やして、相手のリアクションをチェックしてみてください。
感情を示さないのは性格的なことだけでなく、その場の気分の盛り上がりも関係しています。サプライズは普段思っている気持ちが素直にアピールされるため、うんしか言わない人でも感情表現をはっきりしてくれるでしょう。
束縛しない
口数の少ない恋人は、他人から強制されて何かをするのが苦手です。リアクションが少ないことも理解してくれる恋人の存在。だからこそ自分らしく過ごせるメリットがありますので、「もっと話して」「リアクションが足りない」などと指摘しないこと。
さらに自由を好む傾向もありますので、束縛せずに自分の時間を過ごしてもらうことで、快適な付き合い方にシフトできるでしょう。
まとめ
うんしか言わない人は、心理的に話に集中できない理由があるのかもしれません。会話量がお互いの理解度を決定するものではありませんので、少ない言葉の中から相手の気持ちを掴めるよう、観察力も磨いておきませんか。
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