走りたくなるのは心理的な要素があるのでしょうか。思いきり疾走するのは嫌なものを振り切るような印象もありますが、心理的にそのような状況になるのは自分でもどうしてなのかわからない理由があるかもしれません。それでは早速ですが、走りたくなる時の心理について詳しくご解説していきましょう。
走りたくなる心理について
無性に走りたくなる、全力疾走でどこまで行けるか試したい時。それは次のような心理的状態が考えられます。
自由になりたい
走りたくなるのは、心理的に自由になりたいためです。仕事でプレッシャーを感じている時や人間関係で行き詰まった時など、現実から逃げたい時は思いきり走りたくなることがあります。
そんな時は精神面からも現実逃避したい思いが強いため、実際に走ることで今の環境から解放されようとしているのかもしれません。いてもたってもいられない状況は、人間はイライラしたり不安になったりしますが、そのような状況から早く抜け出したい時に思いきり走る自分をイメージしたくなります。
感情的になっている
走りたくなるのは心理的に感情的になっているためで、普段から自分の感じたことは隠さず伝えるタイプの人です。「走る」ためには身体的なエネルギーが必要。
そのエネルギーを出すためには精神的な強さが必要になり、自分の感情が起爆剤になっています。とても熱くバイタリティ溢れる人。好きなことにしっかり向き合いとことん頑張っていますので、恋愛なら他のことが目に入らないほど夢中になるでしょう。
感情的なので、周囲と温度差が生まれてしまう場合もあり、コントロールしながら過ごすことも必要です。
楽観的な状態
走りたくなるのは心理的に楽観的になっている状態で、今ならやる気で何でもできると最高にモチベーションが高まっています。全力で走るという行為は、アスリートでない限り日常的にやることではありませんので、走りたくなるのは普段とは違うことをやりたいため。
ちょっとした心配ごとはありますが、とても情熱的な人なので自分の気持ちを高めて吹っ切りたいのでしょう。「どうにかなる」「何とかなる」と言いながら困難に飛び込んでいくこともあります。
好奇心旺盛
走りたくなるのは心理的に好奇心旺盛なためで、知らないことを見つけると強く興味を示し、体験しないと逆に不安に感じるほど。自分でやってみないとわからないと思う人なので、まっすぐの道を見つけると思いきり全力疾走してどのような気分になるか自分の手で試してみたいのでしょう。
好奇心旺盛な人は後先考えず気軽にトライするほど行動力がありますので、一緒にいる人も刺激的な経験が多くなるはずです。
全てを忘れたい
走りたくなる心理が働くのは、気になることを全て忘れたいため。仕事、人間関係、将来のことなど、気になることが同時にやってくると自分の中で整理できず、ずっと走ってみたくなるのです。
走ると体が疲れ、自分のことだけに集中できるようになるため、一度気持ちをリセットしたい時は誰もいない草原を走り抜けたい願望が湧いてくるでしょう。
自分に挑戦したい
走りたくなるのは心理的に自分に挑戦したい思いがあるためで、どれくらいの速さで走れるか、思っているほど体力があるのかなど、自分の限界を知りたい思いがあります。
それは身体的な能力だけでなく、心の強さや精神力を試したい思いも関係しているでしょう。これから迎える困難。さまざまな体験をしながら色々な自分を感じ、何かを得たいのです。
自分に挑戦すると新しい自分が手に入ります。仕事、恋愛、勉強、何でも自分の限界をさらに高めると自信がついていくでしょう。
運動でストレスを発散するメリット
走りたくなるのは、プレッシャーや不安から逃れたいストレス発散の意味があります。体を動かすことは健康促進にも必要なことですが、心理的に思いきり走りたくなった時は、運動でストレスを発散できるメリットや理由も考えてみましょう。
疲れにくくなる
走りたくなる時、心理的にはストレスから解放されたいことが関係しているでしょう。ストレスは精神的な疲労だけでなく身体的な疲れにもつながり、免疫力が低下するとストレスから体調を崩すこともあります。
運動がストレス解消によいとされるのは、普段よりも強い力を発揮して筋肉が鍛えられるため。筋肉が発達すると疲れにくくなりますので、さらにストレス耐性も強化されていきます。
同じ仕事の繰り返しや苦手な人の付き合いで心身共に疲労すると、ある日思いきり体を動かしたくなることがあります。
気分転換しやすい
走りたくなる時、体も心も新鮮なことを期待しているサインかもしれません。運動がストレス発散になるのは、心のケアにメリットが期待できるため。走ることは全身運動であり、酸素を取り入れて血行も改善される可能性があります。
悩みごとや心配ごとは頭や心の中の整理が必要ですが、運動することで脳の働きも適度な刺激を受け、よい思考パターンに変わることもあるでしょう。気分転換はストレスを抱えている時にとても効果が期待でき、一時的に心が軽くなるだけでもモチベーションアップにつながります。
ポジティブになれる
運動はハードなエクササイズからヨガのように落ち着いて行うものなど、色々なスタイルがありますので、心身の状態に合わせて選ぶことができます。気分がすっきりしない時にエクササイズをすると何となく前向きになるのは、セロトニンやドーパミンなどの気持ちを前向きにするホルモンや脳内物質が作られるからなのです。
ハードな運動は疲労を伴うものの、とても心地のよい疲れ。残業した後の疲労とは異なり、ポジティブな気分で疲労回復できるので、運動はとてもよいストレス発散方法です。
誰にでも合いやすい
ストレスを溜めないことは、現代人にとって健康維持の秘訣。人によってストレス発散方法は異なり、人と会っておしゃべりすると気分がすっきりする人もいれば、逆に他人と一緒にいると気を遣いストレスになる人もいますよね。
このためどの形が一番いいのか、ストレス発散方法に正解はありません。しかし運動はどのようなストレスの形にも合いやすく、性格が違う人でもある程度柔軟に対応する効果的なもの。
走る、歩くなど、今すぐできることもありますので、気分が乗らない時はまず体を動かしてみましょう。
走りたくなった時の対処法
走りたくなった時、すぐには実践できない状況もありますよね。心理的なことも関係していますので、そんな時は自分と向き合い、次の方法で気持ちをリセットしてみましょう。
お風呂に入る
走ることとは違った作用があるかもしれませんが、走りたい気分はストレス発散が理由かもしれませんので、そんな時はお風呂に入りたくさん汗をかきましょう。のんびりできる時間は幸福感をもたらしてくれます。
ジョギングする
走りたい時は、心身共に発散したいものがあるのかもしれません。近所の公園やジョギングコースでエクササイズすることも検討してみましょう。もし場所がないとしたら、自宅でビデオを見ながらステップ運動をすることもできますし、筋トレで体を鍛えることもおすすめ。運動を習慣化させるとストレスも溜まりにくくなるでしょう。
まとめ
走りたくなる時は、心理面で日常生活とは違うものを求めているのでしょう。運動とストレス発散には密接な関係があります。体を動かしたい気分の時は、ストレスの原因も考えながら、自分に合ったエクササイズなどを取り入れて心の健康維持も意識しておきましょう。
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