欠点を指摘してくる人の心理とは?自分だけ注意されると気になるのはどうして?

行動心理

欠点を指摘してくる人の心理は、理解できるようでできない部分もありますよね。指摘してもらったことに対してはありがたいと思う反面、複雑な心境になるのも当然です。

場合によっては、なぜか自分だけがターゲットにされている気分になることもあり、他人との距離感が難しく感じます。そこで今回は、欠点を指摘してくる人の心理や対処方法について詳しくご解説していきましょう。

 

欠点を指摘してくる人の心理について

欠点を指摘してくる人の心理とは?自分だけ注意されると気になるのはどうして?誰でも間違いがあるのは当然のこと。それなのに人の「欠点」を指摘するのは、次のような心理が関係しています。

 

機嫌が悪いから

他人の粗探しをするタイプは必ず周囲に一人はいますよね。職場の人、友人、恋人や家族など、欠点を指摘してくる人は心理的に自分の精神が乱れて不機嫌になっているからです。

気持ちのリセットをするために他人に当たっているだけ。そのため他人の欠点にばかり意識が向いてしまい、不快な発言で相手を困らせて機嫌を悪くさせることで自分の気持ちを整えているのです。

自分が不幸なら皆も不幸でいるべき…と自己中心的な考え方をする人かもしれません。または自分の感情を他人にぶつける子供のようなところも関係しているのでしょう。

 

嫉妬しているから

「字が汚いよね」などとストレートに他人の欠点を指摘してくる人は、心理的に相手が羨ましく「嫉妬」しているためです。自分より綺麗な人やモテる人、仕事ができるなど、自分が持っていないものを持っている人を見ると面白くないのです。

そのため嫉妬心で相手の足を引っ張ることを行い、相手ががっかりする姿を見て喜びを感じます。「大した相手ではない」と態度では示しながらも、本当は相手のようになりたい自分がいるため、欠点を指摘することで本音を隠している状態。周りがもっと褒めないようストップをかけている意味もあります。

 

自信がない

欠点を指摘してくるのは、心理的に自分に自信がないため。自信があれば他人がどこで何をしていても一切気になることはありません。たとえば恋人が他の異性と親しげに話しているのを見ると面白くないのは、相手が他の人を好きになる不安があるため。

それは逆に考えると、自分の魅力不足をコンプレックスに感じているからかもしれません。欠点を指摘することで自分が相手よりも立場が上であると実感するタイプ。

自信がないので常に周囲と自分を比較し、必然的に欠点を指摘することが多くなります。

 

ライバル意識が強い

欠点を指摘してくる人は、心理的に相手にライバル意識を持っているためです。自分に似た存在の人には猛烈に対抗心を燃やし、必ず自分が上にいないと不安になるタイプ。

仕事で同僚のミスを見つけて指摘したり上司に伝えたりする行為はライバル意識が丸見えですよね。本来よい意味でライバル意識を高めると、もっと切磋琢磨するモチベーションになり、緊張感が生まれます。

しかしただ勝ち負けだけにこだわる人は相手を負かそうと色々な手段を使い、欠点を指摘して自分のポイントアップを狙うのです。

 

プライドが高い

プライドが高い人は、他人の欠点やミスを指摘して自分が称賛されることを期待しています。心理的には自分が有利な立場にいたい思いが強いため、目障りな人や周囲から好かれる人をターゲットにするでしょう。

プライドが高い人は、自分が弱い立場になることをひどく嫌いますので、危ないと思った時に他人の欠点を指摘するはず。本当に自分に自信があり持つべきプライドを持っている人なら、他人の忠告にはきちんと耳を傾け、欠点がある人のことは丁寧にサポートしてくれるはずです。

 

世話を焼いているつもり

欠点を指摘してくる人は、心理的に相手のためを思いやっているだけのこと。言ってあげたほうが本人は喜ぶだろう…と悪気は一切ないのですが、少し面倒な存在になってしまうこともあるでしょう。

世話焼きの人は相手のためと言いながらも、本音では他人のために色々なことをやってあげる自分に酔いしれていることも。そのため人の欠点をできるだけ見つけ、褒めること以上に忠告や注意をすることが多くなります。

 

自分だけ注意される?と感じる理由

欠点を指摘してくる人の心理とは?自分だけ注意されると気になるのはどうして?欠点を指摘してくる人はどこかに必ずいます。しかし場合によっては、なぜか自分だけが注意されたり欠点を指摘されたりしていると感じることがありますよね。その理由は次のようなことが考えられます。

 

感情的に受け止めるため

他人の指摘を快く受け止められないのは、冷静に内容を吟味せず感情的に受け止めているためです。「どうしてこんなことに文句をつけてくるの?」と不愉快になるのも当然ですが、それは指摘する人が悪い、マナーがないと感情が判断しているからなのです。

欠点を指摘する人が必ずしも正しいとは限りませんが、「ダメ」だと感じる部分は人によって異なりますよね。考え方のギャップは時に他人の感情を刺激することもありますので、自分の考え方を押しつけないアプローチ方法が好ましいでしょう。

 

仲がよくないため

欠点を指摘する人が毎回同じ、シチュエーションも同じという場合も稀にあるでしょう。駐車場の車の止め方を何度も指摘されるなど、他の人もやっているのになぜか自分だけがターゲットに。

そう感じるのは、根本的に指摘する人によい印象を抱いていない部分があるからで、仲がよくない人や相性が悪いことが根底にあります。そのため相手の考え方に合わせようと努力はせず、はねつけるだけに。

仲がいい人から言われたらさほど傷つかないことも、嫌いな人に言われると無性に腹が立ってしまいますよね。

 

ネガティブ思考になっているため

ネガティブ思考になっていると、自分を守るために敏感になってしまいます。大きなミスをする前にアドバイスしてくれた人が「粗探し」に見えるのは、ポジティブに受け止められない心の状態のため。

指摘されるメリットは一切考えず、不快な気持ちになり相手への信頼をなくすようなデメリットばかりが目立っている状態です。現状に満足していれば多少の壁は乗り越えられますが、不満や不安があるところで欠点を指摘されるとショックの受け方も違います。

 

欠点を指摘する人への対処方法

欠点を指摘してくる人の心理とは?自分だけ注意されると気になるのはどうして?欠点を指摘してくる人と関係をこじらせないためにも、適切な対処方法を意識してみましょう。

 

反論せず相手の意見を聞く

欠点を指摘してくる人は、自分のプライドを維持することやネガティブな気持ちを吐き出す目的があります。このため不公平なシチュエーションでも反論せず、相手の意見を一旦受け入れましょう。

そこでむきになってしまうとさらに事態が悪化する可能性がありますので、自分のほうが賢いのだと思いスルーすることも方法です。

 

指摘してもらったことに感謝する

欠点の指摘は悪気がない場合もありますが、言われた人はあまり面白くはないですよね。しかしそれが事実であれば、指摘してもらって自分が助かることもあるかもしれません。

このため寛大な気持ちで相手の言葉に感謝するのも対処方法のひとつ。もし自分だけが毎回指摘される立場なら、少し距離を置いて様子を見ることもよいでしょう。

欠点は誰にでもあるもの。他人の粗探しをするのはその人の欠点だと解釈しておくとイライラしなくなるかもしれません。

 

まとめ

欠点を指摘してくる人は、心理的に偏ったものがあるのかもしれません。しかし全ての場合においてネガティブな状況ともいえないでしょう。まずは相手との関係性を考え、どのような対処がベストなのか慎重に判断してみてくださいね。

 

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