ペットを溺愛する人は、心理的にどのようなことを求めているのでしょうか。ペットブームが広がり、日本人の考え方も徐々に変わりつつあります。
犬や猫、鳥や爬虫類など、あらゆる動物がペットとして人間と生活を共にしています。しかし中にはペットとしての存在でなく、家族以上に溺愛する人もいるようですね。そこで今回は、ペットを溺愛する人の心理についてご解説しましょう。
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ペットを溺愛する人の心理について
ペットを溺愛する人と全く興味がない人、私たちは大きく二分されています。中途半端にペットを好きになる人は少なく、家族の一員、もしくはそれ以上に溺愛する人もいるのではないでしょうか。ではペットを溺愛する人の心理についてご説明しましょう。
愛情不足
ペットを溺愛する人の心理は、愛情不足が考えられます。ペットから与えられる愛、逆に与える愛、どちらも人間から充分に感じられないため、ペットに愛情を注いでいるのです。
たとえば犬。飼い主が家に帰ってくると、遠くからでも足音に気づき、しっぽを振って大喜びしてくれますよね。人間ならこれほどまで、愛情を表してはくれないかもしれません。
また人を愛することが苦手な人は、どこかで自分の愛を誰かに与えたい願望があり、しっかりと受け止めてくれるペットが対象になってしまいます。
人間同士の複雑な愛情交換とは違い、シンプルに素直に愛情表現できるのが、ペットを溺愛する心理といえるでしょう。
生涯の友人
ペットは人間と同じく年を重ね、ずっと私たちに喜びや刺激を与えてくれます。子猫の可愛らしい時代から、大人の猫に成長した時のまた違う癒し感。
さらに何があっても飼い主のそばを離れない関係は、生涯の友人にもなります。人間同士だとお互いの感情や考え方を意識しながら付き合うため、思いが共有できないことがよくあるでしょう。
その点ペットとは喧嘩もなく、常に安定した関係が築けますよね。一緒に出かけたり愚痴こぼしを聞いてもらったり、人間の友人以上に存在感があるのです。
癒しが欲しい
ペットを溺愛する人は心理的にストレスや不安が多く、癒しの対象としてペットを飼う傾向があります。子供が生まれたばかりの夫婦が、同時に子犬を飼うことがありますよね。
それは成長を楽しむだけでなく、子育て環境のストレスを軽減するための防御策なのです。ペットがいる生活はギスギスした空間が少なく、心が優しく満たされます。人間にとって癒しは音楽や映画など、あらゆる方法がありますが、ペットは命を感じるものなので究極の癒しの存在になりますね。
話し相手が欲しい
ペットは反論もせず、じっくりと飼い主の話を聞いてくれます。ペットを溺愛する人の心理背景には、なんでも話せる相手がいないため、動物がよい自分の理解者になっていることが考えられます。
話し相手とは自分の中に溜まった愚痴を発散するだけでなく、アドバイスをもらったり考え方を交換したりする大切な存在です。人間はネガティブな感情を抱きやすい生き物なので、話し相手には一方的に自分の思いを伝えたくなる場合がよくあります。
その対象になるのが、可愛らしいペットたち。言葉が話せなくても真摯な態度で、自分のそばで話を聞いてくれる姿は、何よりも励ましになります。
守ってあげたい
動物は人間に支配されやすい存在。ペットを飼っている人や動物好きな人は生き物を助けたい願望があり、溺愛する傾向があるでしょう。
養護欲求といわれることもよくあり、他人を守りたい、助けたいという願望を満たすと幸福になるのです。可愛らしい猫や犬に情が湧くと、何があっても自分が守るという強い意志を持ちますよね。
そんな気持ちにさせてくれる動物は、自分が勇敢で立派な人間だと認識させてくれる存在になっているのです。
心が優しい
ペットを溺愛する人は、とても心優しい共通点があります。困っている人を見ると無視できないので、ボランティア精神も強く周囲が平和で幸福であることを願います。
心が優しい人は自分のペットだけでなく、他人のペットも自分のもののように大切に扱うでしょう。人にももちろん優しさがあり、自分が我慢してでも他人を幸福にしてくれる心の広さもあります。
犬が好きな人の特徴
ペットを溺愛する人といえば、愛犬家がまずイメージされるでしょう。買い物も一緒、寝る時も同じベッド。生活のあらゆるシーンで、犬と一緒でないと満足しない人もいます。猫でなくなぜ犬なのか、気になる犬好きの心理や特徴を見ていきましょう。
感情的な人
犬と猫の一番の違いは、感情表現の仕方です。はっきりとわかるように怒ったり喜んだりする犬は、人間にも通じやすい感情をアピールしてくれますよね。
犬好きは、このような感情的な仕草に共感するのが特徴です。自分も感情をストレートに表すタイプか、逆に自分は大人しくて感情表現が豊かでないので、犬のようになりたいと思っているタイプもいるでしょう。
犬の喜び方のように、素直に態度に示してくれるのはとても可愛い部分。犬好きはそんな感情的なところに惹かれているのです。
世話好き
猫は散歩に連れていくこともなく、犬と比べるとペットとしては手がかかりません。犬はエサや爪切り、散歩など日常的なお世話が色々とあります。
犬好きの特徴はとても世話好きなので、人間同士でも周囲に気を配り、何かと尽くすタイプといえるでしょう。相手へ思いやりの心があるので、無理せずお世話ができます。
今何を必要としているか、相手の考えを常に気にしているので、人間世界ではよい話し相手になってくれるタイプ。安心感を与えるようにじっくりと相談に乗ってくれるため、とても好感を持たれる人といえるでしょう。
チャレンジ精神がある
犬好きの特徴は新しいことに挑戦したり、知らない世界を探索したりするのが好きです。それは犬の散歩に行くことにも共通し、マンネリした散歩ルートを変えるため、あらゆるアイデアを探しています。
犬は毎日散歩が必要なので、飼い主は必然的にアクティブでいなければなりませんよね。さらに愛犬家同士は無条件で仲良くなれるため、協調性の高さも特徴のひとつ。どんどん仲間が増えると、知らない世界も広がっていきます。
猫が好きな人の特徴
猫が好きな人の特徴は犬好きとは違う部分があり、動物の特徴がそのままその人にも映し出されている場合があります。では気になる、猫好きの性格について見ていきましょう。
ギャップがある
猫は静かに寝ていたかと思うと、くるっと回転してどこかに行ってしまったり、急に足に絡みついてきたり、先が読めない行動がよくあります。
このように突然変わる特徴は、猫好きにも共通する部分。静かに本を読んでいたと思ったらいきなりはしゃぐなど、そんな不思議な行動がたまに見られます。
猫は犬のように散歩に行く必要がありませんので、一人暮らしにもピッタリなペットです。突然豹変する動きは、静かな空間に刺激を与えてくれるので、飽きない日常生活には欠かせないでしょう。
マイペース
猫好きの性格は、猫と同じでマイペース。自由に家の中を歩き回り好きな時に昼寝して、お腹が減ったらご飯を食べるでしょう。そんな手軽なお世話ができるので、ペットを飼う手間を省きたいマイペースな飼い主との相性がよいですね。
自分の生活リズムを崩されたくないけれどペットが欲しい、そんな時は犬よりも猫が安心。寂しくなったら猫を膝にのせて、好きなだけ撫でていられます。
まとめ
ペットを溺愛する人の心理は、愛情豊かに暮らしたい願望があるからですね。人間同士は複雑な関係がありますが、一方的に愛情を注げるペットは、お互いに必要なものが得られるよい関係があるのでしょう。
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