初恋の人に似ていると言う人は、心理的にどのような気持ちが隠されているのでしょうか。もし好きな男性にそんなコメントをされたら、気持ちの整理をするのが少し難しいですよね。
そこで今回は「初恋の人に似ている」と言う心理と、言われた時の上手な対処方法についてご解説していきましょう。
初恋の人に似ていると言う心理について
「笑った顔が初恋の人に似ている」などと言われると、相手のコメントをどう解釈していいのかわからないかもしれません。好きな人なら尚更のことで、言われた時に困惑しないように、まずは初恋の人に似ていると言う人の心理背景についてご説明しましょう。
興味を持ってほしいから
初恋の人に似ていると言うのは、心理的に相手に好意をアピールしているのと同じ。初恋の人はいつまで経っても鮮明に覚えている特別な存在なので、その初恋の人に似ているということは、特別な関係になり得るというサインなのです。
男性がこのようなことを言ってくるのは、今後恋愛関係に進展したい気持ちが隠されているでしょう。好意を寄せている女性にもっと自分を知ってほしい、興味を持ってほしいという願望が心理背景に隠されています。
一目惚れしている
初恋の人に似ていると言うのは、心理的に相手に一目惚れしているため。初恋の人のことがいつまでも記憶にあり、無意識に自分の理想となっているので、異性を見た時の判断基準として思い出を引き出しています。
一目惚れするのは相手の表面的な美しさや魅力だけでなく、自分との共通点なども関係すること。初恋の人に似ている人は、それだけであらゆる条件をクリアしているとも捉えられます。街中でもしすれ違ったとしたら、何度も振り返って見たくなる存在でしょう。
好きになりたいための錯覚
初恋の人に似ていると言う心理は、実際に似ているわけではなく、自分の恋愛感情を錯覚させようとしているだけ。理由がなく他人を好きになることに抵抗がある人は、何かしらの理由づけが必要なのです。
そのため全く違うタイプの人でも、無理やり初恋の人に共通する部分を見出しているのでしょう。背丈が同じ、視線が似ているなど、自分は間違いなく適切な人を選んだと納得したい心理が隠されています。
褒めている
初恋の人に似ていると言われたら、たとえ恋愛対象でない人でも少し嬉しくなりませんか。そんな言葉をかけてくる人は、心理的に相手を褒めたい心境があるためで、ご機嫌をとらなければならない場面であったり、単に優しい性格の人だったりということも考えられます。
今後もよい関係を築きたい人には、前向きな言葉はどんどんかけてあげたいですよね。「初恋」という言葉はとても魅力的で、相手との距離を近づけてくれることも。そんなメリットを意識して相手を褒めるために「初恋の人」と表現しています。
異性としての立場をアピール
「友人に似ている」「親戚に似ている」という言葉ならさらっと受け流せるものの、「初恋の人」と言われると少し意識してしまいますよね。
そんなことを言ってくる人は、心理的に自分を異性として見てほしい願望があります。特別な「初恋相手」をたとえにして、自分が好きになるタイプであることをメッセージにしているのです。
「付き合ってください」とストレートに言えないもどかしさが隠されていますね。少し遠回りですが、恋人対象として自分を売り込んでいるのです。
気持ちの整理ができない
初恋の人に似ていると言う人は、心理的に未だに初恋の相手を引きずっている可能性があります。とくに男性は初恋に特別な気持ちを抱きやすく、何十年経っても刺激的に記憶に残っています。
その時の切ない思いが体の一部となっているため、なかなか初恋の人を超える人に出会えない状態。忘れたくても何かするごとに頭をよぎる初恋の人の存在は、自然と似た人を探すことにもつながっているのです。
どうしても忘れられない人の存在は、時間が経過するほど美化されて、さらに手放せなくなっています。
初恋の人を考える理由とは?
片想いの相手がいつまでも初恋の人に気持ちを振り回されてしまっている状態だと、なかなか恋愛がスタートできないこともあるかもしれません。
誰でも経験があるちょっぴり切なくて懐かしい初恋の思い出。未だに考えてしまう人は、次のような理由があるからなのです。
現在恋愛が上手くいっていない
初恋の人に似ていると言う人の心理にも共通しますが、今恋愛関係が上手くいっていない時は昔の思い出に浸りたくなります。大人の恋愛は色々と複雑な面もあり、お互いに気持ちが通わないとストレスになることもありますよね。
その点初恋の人とは、芸能人に恋をするようなキュンとした部分があり、辛い時の心のよりどころになっているのです。初恋の人が忘れられない、または最近やたらと気になるという場合は、理想の恋愛と現実にギャップがあるからでしょう。
理想になっているため
初恋の人に似ている人を探すほど忘れられない人の場合は、初恋の人が恋愛相手の理想像になっているためです。初恋は片想いのままで終わることが多く、とてもほろ苦い経験。
相手の全てを知らずに終わってしまうので、美化されたまま記憶に残っています。初恋の人ともし付き合っても必ず上手くいくとは限りませんが、知らない間に理想像となり自分を満足させてくれる最高峰の存在になっているのです。
そのため異性と出会った時に自然と初恋の人と比較することが多く、現実に向き合えない状態です。
似た人が近くにいる
初恋の人が忘れられないのは、とても似ている人が近くにいるため。それまでは記憶を刺激されることはなかったのですが、何かの拍子に過去の思い出が鮮明に蘇っています。
その人のやることなすこと全てが、昔のよい思い出と同化されているのでしょう。
好きな人に言われた時の対処
もし片想いの人に「初恋の人に似ている」と言われたら悲しくなる人や、ドキッとする人など色々かもしれません。そんな場合は次の方法で上手に対処して、今後仲良くなるチャンスにしてくださいね。
ありがとうございますと感謝する
「初恋の人に似ている」という表現は、相手を褒めているのかどうか場合によっては判断しにくいこともありますが、もし好きな人からのコメントならとりあえず感謝しておくほうが無難です。
「嬉しいです、ありがとうございます」と軽くお礼を言っておきましょう。そうしておけば、相手も気持ちをアピールできたと満足するかもしれません。
どの辺が似ていますか?と具体的に質問する
初恋の人に似ていると言われた時は、逆に質問して会話をつなげてみましょう。たとえば「どの辺が似ていますか?」「性格ですか?」など、具体的に相手に説明してもらうこと。
これを会話のきっかけにして距離感をなくしておけば、普段のコミュニケーションが緊張せずできるようになります。
タイプを聞いてみる
「私みたいなのがタイプなのですか?」と冗談っぽくリアクションすることも方法のひとつ。好きな人の好みをストレートに質問するのは少し勇気が要るため、初恋という話題がでてきたら絶好のチャンス。
いつまでも忘れない人に近づけるように、恋愛観なども話題にしてみるといいかもしれません。
まとめ
初恋の人に似ていると言う人の心理は、決して悪意やネガティブな気持ちをアピールしているのではありません。好意を寄せていることは想定できますので、次にどうつなげるか、リアクション次第のところもありますね。
好きな人なら恥ずかしそうにするのもいいですし、そこから過去の恋愛話に展開することもできます。
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