店員に話しかける人は、心理的な部分で理解できることがあるはずです。とてもフレンドリーで楽しく会話をスタートできるのは、ある種のスキルといってもよいでしょう。
そこで今回は、おしゃべりが好きな人の共通点や、店員に話しかける人の心理背景について詳しくご紹介していきましょう。
店員に話しかける人の心理
本来なら会話しなくてもよいシチュエーション。しかし店員に話しかける人は、次のような心理があることが考えられます。
暇つぶしをしたい
コンビニのスタッフに「この商品は新しいですね」「今日は忙しそうですね」など、気軽に話しかける人がいますが、心理的には単に暇つぶししたい思いが関係しています。
時間に余裕があると、そばにいる人にやたらと声をかけて会話したいタイプ。一人でやることを見つけるよりも、周りの人に協力してもらって時間を有効活用しています。
店員に話しかけることは、絶対にやらなければいけないことではありません。一瞬すれ違う相手なので、会話するプレッシャーを感じるシチュエーションではありませんが、暇つぶしに全く知らない人に声をかけるよりも、店員と客という関係が成立しているほうが気楽なのでしょう。
好意を寄せているから
店員に話しかける人は、心理的に相手に好意を寄せているためです。好きな人と会話したいのは自然な気持ち。場合によっては、一目惚れした人に思わず話しかけてしまうこともあるかもしれません。
たとえば毎朝立ち寄るコンビニの店員。朝から素敵な笑顔で魅力を感じて「おはようございます」「毎日ここで働いておられるのですか?」など、思わず質問が続いてしまいます。
もっと仲良くなり、運がよければ連絡先の交換も…ということが最終的な目的になっているのでしょう。
自己アピールしたいため
店員に話しかけるのは、心理的に自己アピールしたい思いがあるからです。これは恋愛感情ではないこともよくあり、ただ他人に自分の存在を知ってもらいたい思いがあります。
目立ちたい願望もありますので、店員に話しかけて会話する様子を皆が見ていたり聞いていたりすると、とても優越感を抱きます。静かなレストランでウェイトレスに大声で話しかけるような行為。
「このお店は全部オーガニック素材なの?」など、話す内容よりも行為で目立ちたがる傾向があります。
他人の視線を気にしているから
好感度の高い人に思われたいタイプは、店員に話しかける心理が働き、とてもよいお客さんを演じたがります。店員が相手になるといきなり横柄な態度になる人もいますが、他人の視線を気にする性格の人はとても丁寧で、相手が自分より若い人でもマナーある話し方を心がけます。
自分自身の理想像がありますので、普段の言動にあまりブレはないかもしれません。異性の店員なら、万が一のことを想定して印象的にお店を去りたいと思っています。「ありがとうございました」とありきたりの接し方では相手の記憶に残らないので、コミュニケーションで好印象を与えようとしています。
気分がよくなることがあった
店員に話しかける人は、心理的に今興奮状態や大らかな気持ちになっているため。普段は自分から知らない人に話しかけるタイプではありませんが、たまたま好きな人からメッセージをもらった直後のコンビニなど、心理的にも気分が上昇中で皆にもワクワク感を分けてあげたいのでしょう。
こんな時は誰にでも話しかけたくなるものです。このタイプの人は少し感情的なところがありますので、態度を見ていると今感じていることがわかりやすいかもしれません。
情報収集したいから
店員に話しかけるのは心理的に情報収集したいためで、その人の個人的な情報やお店に関することなど、何か気になることがあると思われます。「この近くにお住まいなんですか?」「今日は何時まで仕事ですか?」など、店員の個人的なことを知りたがるのは好意を寄せていることがわかります。
「このお店のセールはいつですか?」といったアプローチなら、自分に有利になる情報が欲しいと考えられますね。積極的に話しかけるタイプなので、仕事でもわからないことはどんどん質問し、効率的に情報を吸収できるタイプです。
フレンドリーな性格だから
フレンドリーな人は、基本的に特別な理由がなくても店員に話しかける心理になり、皆で楽しくその場を過ごしたい思いがあります。話題がいつも豊富。世間話のような話題選びも得意で、相手が誰でも話すことをすぐに見つけます。
笑顔で過ごしているので、逆に話しかけられやすい人ともいえるでしょう。異性に対しても気軽に話しかけるので、相手によっては誤解されてしまうことも。たくさんの人と交流するので、特に記憶に残っていない相手も多いかもしれません。
沈黙が苦手だから
店員に話しかけるのは心理的に沈黙がとても嫌なためで、コンビニでお金を払うわずかな瞬間でも黙って下を向くのが苦手に感じます。自分が何か話さなければいけないプレッシャーが強く、責任感がある人ともいえるでしょう。
沈黙している間のあの居心地の悪さ。過去に嫌な体験をしたことがあるのかもしれません。挨拶程度でも沈黙を打ち破ることはできますが、次第に話が盛り上がってしまい店員と話し込んでしまうこともあります。
おしゃべりが好きな人の共通点とは?
店員に話しかける人は、基本的におしゃべりが好きなので色々な人と会話します。おしゃべりが好きな人には次のような特徴があります。
自分を理解してほしい
おしゃべりが好きな人は、自分のことをもっと知ってもらいたい点が共通しますので、会話の中でも自分のことや経験談などをメインに話題にすることがあります。「今日、お昼に食べた定食がすごく美味しかった」と独り言のように相手にアプローチ。些細な切り口から自分をアピールする話題へとシフトしていき、とても楽しい人だと思われたいのです。
ストレス発散している
おしゃべりが好きな人は、他人と会話することでストレス発散しています。愚痴こぼしや悪口など、ネガティブな話題ばかりではありませんが、人と楽しく会話する瞬間が気分転換になるのでしょう。
おしゃべりで自分の思っていることを発言するだけで、モヤモヤしたものがなくなります。女性同士が長電話するように、誰かに話を聞いてもらうだけでもストレスが軽減するのでしょう。
心理的な効果としても、問題解決しなくても人は話すことで少し気分が落ち着くといわれていますので、おしゃべりな人はセルフケアが上手なのかもしれません。
寂しがり屋
おしゃべりが好きな人は普段一人でいることが多く、誰かに会うと話がしたくてたまりません。構ってほしいので、誰かに話しかけて孤独な空間から逃げたいのでしょう。
寂しがり屋の人はエンドレスに他人と会話することがありますので、なかなかその場を立ち去れないこともあり、会話を避けてしまうこともあります。
人見知りしない
おしゃべりな人はとても社交的で、初対面でも物怖じせず会話をします。全く知らない人には普通なら多少警戒心を抱くものですが、おしゃべりな人は会話を始めないことには相手を理解できないという気持ちが強いことが特徴。
年齢や性別に関係なく誰にでも話しかけ、コンビニの学生バイトにも気軽に声をかけます。とても楽しく大らかな態度なので、話しかけられても不安になる相手ではないでしょう。
多少おしゃべりがエスカレートする傾向もありますので、相手の反応を見ながら臨機応変に対処したほうがいいですね。
まとめ
店員に話しかける人は、心理的にポジティブなところがありますので、その場の雰囲気がとても和むかもしれません。ただしいきなり人に話しかけられるとリアクションできない人もいますので、楽しく短い会話でよい印象を与えることも心がけるとよいでしょう。
☆こちらの弊社公式HPのコラムも読んでみてくださいね!
コメント