ルールにうるさい人の心理的な要素や特徴を理解すると、お互いにストレスを溜めずに付き合えるかもしれません。世の中がスムーズに動くために、人はあらゆるところでルールを守って暮らさなければなりませんよね。
たとえば交通規則。流れを乱さないため、そして安全に車を運転するためにも欠かせない規則です。このように守るべきものがたくさんありますが、人によってはかなり厳しく人に押しつけてくるタイプがいます。
付き合いにくいと感じる人と上手くやり過ごすためには、ルールにうるさい人の心理からまずは考えてみましょう。
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ルールにうるさい人の心理について
ルールを守るのはとても大切ですが、迷惑に感じるほどうるさいタイプがいますよね。ではこの人たちに共通する心理背景について、詳しくご説明していきましょう。
正しい自分の姿に惚れ込んでいる
ルールにうるさい人の心理は、自分に厳しく接しその流れで他人にも厳しくしています。決められたことをきちんと守り、失敗を避ける慎重派。
そのため期待通りの結果があり、自分の正しい判断や行動に酔いしれています。世の中の秩序。周囲が守らずに自由に過ごしている中でも、自分だけは絶対に迷わないと強い意志を持っています。正しい自分の姿に対して、誰に褒められなくても自己満足しているのです。
神経質
ルールにうるさい人は、ネガティブ思考に陥りやすい傾向がありますので、不安を紛らわせるためにルールを基盤に活動しています。
ルールさえ守っていれば…という油断もあり、意外なところで失敗する場合もあるでしょう。神経質な人は誰も心配しないところで、過剰に不安になってしまいます。
たとえば彼氏から夜にメッセージがこないだけで、何か大きな出来事があったのかも…と不安になってしまうのです。神経質な性格は土壇場で慌てたくないため、細かいことを頻繁に指摘する習慣があります。
とくに他人の行動は信頼できないため、いちいち文句を言ったり訂正させたりするケースがあります。
損得勘定がはっきりとしている
ルールにうるさい人の心理は性格的に細かい傾向があり、自分が損しないよう一歩先を考えています。たとえば友人と食事に行った際のお会計。
割り勘でもざっくり払う人もいれば、ルールにうるさい人のようにきちんと計算するタイプもいます。その理由は自分が損しないためで、損得勘定が土台にあるため人間関係でもその価値観が表れています。
自分と同じく、細かい性格の人やメリットになる人を好み、アバウトなタイプは危険な存在なのであまり付き合わない傾向があります。
完璧主義
ルールにうるさい人の心理は、どのようなことも完璧でないと安心しない性格が共通しています。たとえば仕事でミスしないために、きちんとマニュアルを隅から隅まで読み込むタイプです。
完璧を目指すための下準備は負担にならず、何よりも失敗を恐れています。完璧主義の人が不備を発見すると、かなり思い詰めてしまうケースも。
自分が失敗しないためにも、周囲に厳しくルールを押しつけ、何ごとも無事に終わるよう結果を重視しています。
叱られたくない
守るべきことをやらず誰かに叱られるのは、とても不快でストレスを感じます。子供の頃に親が厳しく、何かにつけてルールに沿って育ってきた人は、ルールそのものの意味を大切にしているというより、怒られないようにルールを守る姿勢になってしまいます。
そのためなぜルールがあるか理解していないので、とにかく守り続けて正しい人を演じないと不安。他人の怒った顔や、とげのある声のトーンなどを避けるためにも、自然とルールを意識しているのです。
被害妄想が強い
ルールにうるさい人の心理は、被害妄想があるのも特徴です。規則を破るとどうなるか、先のことまで考えてさらに自分を不安にさせてしまいます。
被害妄想が強い人は、守りの体勢になりやすいものの、中には攻撃的な性格で他人にまで無理やりルールを押しつけてくる人もいます。
常に他人の言動を慎重に見て、嫌な態度をとられると急に心配になり、自信をなくしてしまうでしょう。被害妄想は自信がないために生まれるもの。プライドだけではやり過ごせない場面が色々とあります。
厳しい人と上手く関わるコツは?
時間にうるさい、作業のやり方に細かいなど、日常生活の中で厄介な存在があちこちにいます。どうしても避けられない厳しい人たち。ストレスを溜めずに上手く関わる方法をご説明していきましょう。
感謝の態度を意識しよう
ルールにうるさい人は厄介な存在。しかし本来ルールとは守るべき理由がありますので、うるさい人にはそこまで心配してくれるのだと、感謝の気持ちを示しましょう。
指摘された時は「教えてくれてありがとうございます」と、相手の気持ちをくすぐるような態度がオススメ。機嫌をとってくれる人を好むので、そんな人には多少緩く接してくれるようになります。
疑問はどんどん質問する
細かい人と口論しても負けることはすでにわかっていますが、余計なことを言わせないように応戦するのは可能です。たとえばルールを守るように、徹底して強要してくる人には「なぜ」そうしなければならないのか、ルールの根本を質問してみましょう。
またルールを破るとどうなるのかなど、気になる内容はどんどん質問してください。細かい人は周囲が適当に対処すると知っているため、一歩踏み込んだことを逆に聞かれると慌ててしまう場合があります。手ごわい相手だと思わせると、あまりうるさく接してこないかもしれません。
メリットがあると考える
細かい指示をされるのはとても面倒で、相手を怒らせないよう渋々ルールを守る場合があります。しかし細かい性格は、プロとしても当然のこと。
失敗を最低限に抑えて、自分にとってメリットになる情報を与えてくれます。最初はぶつかる場面も多いはずですが、細かい人がそばにいると徐々に自分も相手のペースになりますので、自然とスキルアップできるかもしれません。
適当に聞き流す
ルールにうるさい人の心理は、周囲から注目されたい願望がありますので、間違った人を見るとわざと目立つリアクションで接してくる場合があります。
「これはここに置いちゃダメ!」と、どうでもいいことを細かくレクチャーしてくるので、聞かされる人は最初の数分ですでにうんざりします。
しかし相手が納得しない様子を見ると、もっと激しく説教してくるため、そんな場合は適当に相槌を打って聞き流すとよいですね。
とりあえずその場をやり過ごせば、相手もそこから去ってくれると考えられるでしょう。
一線を引いてしまう
「他人からあれこれ言われるのは絶対に嫌」という人もいます。わかっているのに横から口出ししてくる人やしつこく忠告する人など、性格や考え方の不一致はストレスの原因です。
モチベーションが下がり、逆に失敗の要因になるのであれば、自分が正しいと思うことを貫くほうが安心。そんな人はうるさい人とは一切付き合わず、一線を引いた強硬な態度に出るのも付き合い方のコツです。
まとめ
ルールにうるさい人は、心理的にどうしても他人の言動が気になってしまうようです。正しいことをするのは大切ですが、ルールは自分が納得して意味を理解しない限り、守る大切さがわかりません。
細かい性格の人は相手を思ってうるさくするよりも、自分の正当性をアピールしたいために、目立った態度になってしまうのでしょう。適度な距離感を大切に、文句を言われる前にルールを徹底してください。
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