手元のものをいじる人は、心理的なことが関係しているといわれています。初めてのデートで彼氏が落ち着かない様子。スマホを見ているわけでもないのに何度も手を動かすなど、人の手元の動作はとても目立つので、つい心境が知りたくなりますよね。
そこで今回は、手元のものをいじる人の心理背景や性格についてご解説します。落ち着きがない人の心を知ると、上手く対処できるでしょう。
手元のものをいじる人の心理について
やたらと手元に視線がいってしまう相手。何を考えているのかわからないと、落ち着きのなさが自分にも移ってしまいそうです。では早速ですが、手元のものをいじる人の心理的特徴について見ていきましょう。
緊張しているから
緊張している時に、ハンカチを握ったりペンを持っていたりすると、心が落ち着くことがありますよね。人間は緊張するとそれが手元の動きに表れることがあり、何かをいじり続けるのは落ち着くための動作なのです。
たとえばデート中、彼氏が仕事の話に夢中になっている時に、コップやスプーンなどを頻繁にいじる瞬間。緊張している自分を悟られたくないので、高ぶった気持ちを抑えるため、無意識の動きが目立っているのです。
スマホをポケットから出したりしまったりの繰り返し。髪の毛をやたらと触る人もいますよね。手元に何かを持ち続ける人は、かなり緊張していると考えられます。
退屈している
手元のものをいじる人は、心理的にとても退屈している場合もありますので、他の動作と合わせて意味を判断してみましょう。たとえば会話中につまらなそうにスマホをいじる時や、視線を合わせず手元のものをいじる時。
これは退屈していて、早く別の場所に行きたい願望の表れなので、会話の途中なら話題を変えてみることもオススメです。それでも全く盛り上がらない場合は、相手に関心を寄せてない可能性もあるので、余計なストレスを感じないよう意識してみましょう。
好きな人と一緒にいるため
手元のものをいじる人は、心理的に相手に特別な思いを寄せているため。ドキドキしているので、手元の動きが落ち着かなくなっています。
自分のことを好きになってほしいと思う反面、冷静でいたい気持ちもぶつかり合っている状態。食べ終わった料理のお皿をテーブルのあちこちに移動させるなど、意味が理解できない動きが目立ちます。
好きな人と一緒にいる時は、誰しも失敗しないよう慎重になりますが、それが逆にプレッシャーとなり普段やらないことをついやってしまうのです。
自分の力をアピール
手元にものがない時、手のひらを組んだり爪をいじったりしますよね。男性の場合、指をぽきぽきと鳴らす仕草をすることがありますが、このタイプは自分の力を誇示したい思いがあります。
たとえば好きな女性の前でそれとなく指を鳴らす人。男らしくカッコいい自分を見せたい心理状態があり、それとなく自慢している意味もあります。
言葉で上手く表現できない人は、アクションでメッセージを伝えていますので、手先の動きは言葉のように受け止めるとよいかもしれません。
注目してもらいたい
手元のものをいじる人は、心理的に何かに注目してほしい思いがあり、わざと視線を集めるように意識しています。たとえばそわそわしながらスマホを手に持つのは、写真やネットなど、相手に見せたいものがあるからかもしれません。
仕事の書類をテーブルの上にそれとなく出して、「何これ?」と相手に質問してほしい時など。自慢したいことがあるけれど、はっきり態度に出せない時も、手元のものをいじる行為になることがあります。
自信がない
デートで好きな人と向かい合わせになっている時など、自分に自信がないと、精神的にも不安になるのは仕方ありません。たとえば過去に恋愛で失敗した経験がある人なら、今度こそ上手くやりたいと過剰な期待を抱いてしまいますよね。
すると自分でプレッシャーをかけてしまい、急に不安になってしまうのです。手元のものをいじる人は、心理的に自信を失っている可能性がありますので、その場の雰囲気や環境など、苦手に感じる理由を考えることも必要かもしれません。
手の動きでわかる本音とは?
今何を考えているのだろうと、相手の気持ちを考えて不安になることがありますよね。そんな時は心理状態がイメージしやすい手元を見ること。初めてのデートは、手の動きで得られる情報がたくさんあります。
手のひらを見せる
「手の内を見せる」という言葉のように、手のひらを見せることは相手に好意を抱いている可能性があり、警戒せず安心している心理状態がわかります。
手のひらに乗せたものを見せる、手を見せ合って楽しむ性格は、相手ともっと仲良くなりたいと自分からアピールしています。手をテーブルに乗せる段階は、少し気持ちが引き寄せられている状態で、手のひらを裏返しにして表を向けている時は自分をさらけ出している意味があるので、一歩深まった関係になるチャンスです。
手を隠す
手を相手から見えないところに隠すのは、心を開いていない可能性があります。手は体の一部で、誰からも見られやすい部分ですが、近距離だとじっくり手を見られるのは不安になりますよね。
爪がカットされているか、手荒れしていないかなど、その人だけのこだわりたい部分にもなります。そのため慣れない人だとテーブルの上に手を置くことはなく、膝の上に置いたまま見えないよう相手の出方を探っていることもあるでしょう。
動きが止まらない
手元のものをいじる時やテーブルのものを動かしたり、自分のバッグを掴んだり、落ち着きない手の動きは何か安心できない状況があるためです。
好きな人と一緒にいる時も同じで、自分をよく見せたいために無理をしている不安があります。手元の動きが気になるのは、よくも悪くも冷静になりたい願望があります。
自信を持つと、些細な動きにも意味があり、リラックスした姿はさらに好感度がアップするでしょう。
落ち着きがない人への対処方法
あまりにも手の動きが激しくなると、早く帰りたいのか、一緒にいる人も気を遣ってしまいますよね。あらゆる意味が考えられますが、落ち着きがない人には次のポイントを意識して接してみましょう。
関心のありそうな話題に変える
落ち着きがない人は、ストレスを抱えている可能性がありますので、リラックスできるよう相手の関心事を意識した話題に変えてあげましょう。
たとえば仕事の話なら緊張せず饒舌になる人もいるもの。他にも趣味の話など、夢中になれる話題を考えてみてください。
場所を変える
居心地が悪い可能性もあるので、落ち着きがない人と一緒にいる場合は、可能であれば違う場所に移動してみましょう。室内にいるなら屋外に出て、新鮮な空気を取り入れることで気分転換になるので、それにより冷静になれるかもしれません。
優しく声をかける
落ち着きがない人に「大丈夫ですか?」と心配の声をかけると、さらに緊張度が増す場合もあるので、そんな時はあえて気にせず優しく声をかけてあげましょう。
「そろそろ帰りますか?」「疲れてないですか?」など、相手を思いやる言葉でストレスが軽減するかもしれません。落ち着きがない人は自覚していないこともありますので、そういう性格の人だと理解して接することもよい方法になります。
まとめ
手元のものをいじる心理は、その瞬間が自分にとって大切な意味があるものなのかもしれません。ものを掴むことで心が落ち着くのは、落ち着けない理由があるため。緊張しやすい人は、肝心な場面の前にゆっくり深呼吸しておきましょう。
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