目で訴える人は、心理的に相手に何を伝えようとしているのでしょうか。「目は口ほどに物を言う」という言葉のように、人の視線からは色々な情報を引き出せます。
とくに恋愛感情なども混ざってくるケースでは、本音を知るためにも視線に隠されたメッセージは知っておきたいですよね。そこで今回は、目で訴える人の心理について詳しくご説明していきましょう。
目で訴える人の心理について
言葉を発さず、じっと目を見つめて何かを伝えようとする人。そんな時は、心理的に次のような理由が関係しています。視線がよく合うなと感じる相手のことをイメージしてみましょう。
好きになってもらいたい
目で訴える人の心理は自分を素敵に見せたい願望があり、片想いの人などに視線でアプローチしています。言葉でストレートに「好き」と伝えるのは少し抵抗がありますが、じっと見つめるのは遠くからでもできることで、相手も何となく気持ちを理解してくれそうです。
自分を可愛く演出したい時、笑顔や仕草だけでなく目で訴えることはとても効果的で、意味深なメッセージを相手は受け取ってくれるでしょう。目を見つめる行為は、信頼できる人でないとやらない人もいますので、自分の視界に入ってほしいという好意的なサインなのです。
気まずいことがある
目で訴える人は、心理的に言葉で伝えると気まずくなりそうだからです。はっきり発言すると周囲の空気が乱れてしまう恐れがあったり、自分の言葉で相手が気を悪くしないか不安になったり、とても配慮のできる思いやりのある人なのです。
食事に誘われたけれど断りにくい…そんな時に目で訴える心理が働き、相手に「察してもらいたい」思いがあるのでしょう。相手の間違いを指摘したいけれど的外れなことは言いたくない、そんな気まずい時にもじっと視線を合わせてくることがあるかもしれません。
他人から強く言われるのが苦手
目で訴える人は心理的に自分を守っている意味があり、自分からはっきり何かを言わずして「傷つけないでほしい」と求めています。他者の何気ない一言に傷つきやすい性格でとても繊細。
厳しいことを言われると過剰に反応し、いつまでも心に残ってしまう人です。傷つきやすい性格のため、できるだけデリケートに扱ってもらいたいのです。そのためワンクッションを置いて目で訴え、平穏な関係を築いていきたいと視線でお願いしているのかもしれません。
気持ちを探っている
目で訴える人は、心理的に相手の気持ちを判断したい思いがあります。好きな人の目をじっと見つめ、相手が同じように反応するかどうか。脈ありか脈なしかを視線で判断してから次のアクションを起こそうと思っているのです。
コミュニケーションはまずアイコンタクトが大切といわれるように、心の距離をなくすには目を見ることが大事。人の本音を探るのが上手な人は相手に視線を送り、目線や動向をチェックして自分への思いを判断しています。
効果がある見つめ方はこんな時!
目で訴える人の心理は、好きな人にメッセージを送っていることがよくあります。気になる人にアプローチする場合は、次のようなシチュエーションで目で訴えてみましょう。
少しイラッとした時
好きな人が他の人と楽しそうに会話している時、自分の存在が無視されたようでイラッとしますよね。「ねえ!」と声をかけてしまいたくなるタイミングは、目で訴えると効果的です。
無言でじっと相手の目を見つめ、気づいてくれるまでそのままに。女性に本気で怒られるとプライドが傷つく男性は多いので、可愛い焼きもちを視線でアピールしてみましょう。そのほうがもっと構ってあげたくなるはずです。
誘われたい時
目で訴える人は何を言いたいのか、すぐに相手が理解してくれないこともありますが、会話のタイミングで絶妙に活用できるシーンもあります。たとえば好きな人と食べ物の話になった時。
「あの店の○○は美味しかったよ」という情報をもらったら、「行ってみたいな」とお返ししながら目で訴えてみてください。「一緒に行きましょう」「連れて行ってください」とストレートに自分から言うのは躊躇しますので、相手が気持ちを察してくれて誘ってくれるのが理想的。物言いたげなうるっとした視線で誘ってもらいましょう。
大好きアピール
目で訴えるのは、文句や愚痴だけでなく自分の好意的な気持ちを伝えるよい手段になります。感情を上手く言葉にできない時、たとえば好きな人に「好き」とはっきり言えない場合は目で訴えてみましょう。
離れる瞬間に目でじっと見つめ、相手が視線を離すまで離さないこともひとつの方法です。「もっと一緒にいたい」という気持ちや離れてしまう不安などを全て込めて熱い視線を送りましょう。
初めて一緒にお茶した後など、目で気持ちを訴えるとスムーズに2回目のデートにつながるでしょう。
脈ありの人が送ってくる視線の特徴
目で訴える人は、こちらのリアクションを期待していることが考えられます。では、両想いかどうか判断するためのポイントをご紹介しましょう。
何度も目が合う
脈ありの視線に共通するのは、何度も目が合うことです。じっと目を合わせるほど勇気がないけれど好きな人を見ていたい、そんな思いを目で訴えているので、振り返った瞬間や部屋に入った瞬間などによく目が合う感覚になるはず。
好きな人が近くにいると無意識に見たくなるものです。脈ありを目で訴える場合は、1日に何度も目が合うほど頻度が高いのが特徴。自分もそれだけ相手を意識していることになります。何度見ても満足できないほど、好きな人の存在はとても気になるのです。
他の異性と一緒にいる時
好きな人の周辺に登場する人のことはとても気になりますよね。脈ありの人は、そんなシチュエーションでじっと遠くから視線を送ってくることがあります。
自分がいないところでどのような話をしているか、楽しそうか、とても気になることがあるために見つめてしまうのです。もし気になる人がいる場合は、わざと他の異性と話してみるのも気持ちをチェックする手段のひとつ。じっと自分を見ているか、気になる様子がわかれば脈ありの可能性が高いでしょう。
目を離さない
好きな人と一緒にいると時間が止まったようで、いつまでもそのままでいたいと思いますよね。脈ありの視線はずっと目を離さないことが共通するポイントで、恋愛感情を目で訴えてきます。
とても強い視線なので思わず目をそらしたくなるかもしれませんが、立ち去った後もずっと自分の後ろ姿を見ているはず。一時でも視線を外したくない思いがあり、少しでも長く関わっていたいのでしょう。目を離さない人は、好意をはっきりアピールしていると思ってもよいかもしれません。
目が合うとにっこりする
脈ありの人が送ってくる視線はいつも優しい目で、偶然視線が合うとにっこり明るい表情になります。恥ずかしがり屋の場合は、目が合った瞬間にうろたえてしまいわざと違うことを始めたりします。
しかしわかりやすくにっこりする人は、かなり積極的に気持ちをアピールしていると思ってもよいでしょう。好きな人に自分の存在に気づいてもらえることはとても幸福。だからこそ自然と表情もほころび、優しい笑顔でお返ししたくなるのです。
まとめ
目で訴える人は心理的に言いにくいことがあったり、言葉にしたくなかったりするシチュエーションなのかもしれません。もっと仲良くなりたい人とは、視線を頻繁に合わせることで心もより近づけるはずなので、意識して相手の視線の先を追ってみるのもよいでしょう。
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