今の関係を壊したくない心理は、きっと納得できる部分も多いでしょう。一歩踏み込んだ関係になりたい願望があっても、今のよい関係を壊したくない不安も。
そこで今回は、今の関係を壊したくないと思う心理と、自分の気持ちをどう伝えるかについてご紹介していきますね。
今の関係を壊したくない心理とは?
たとえば幼なじみの男性。子供の頃から兄妹のように仲良くしてきた人に、恋愛感情を抱いてしまう時もあります。異性として考えたことはなかったはずなのに、ある瞬間を境に急に相手を意識することも。
このようなシーンで次のステップに進めない理由になる、今の関係を壊したくない心理的な意味を見ていきましょう。
とても居心地がよいため
今の関係を壊したくない理由とは、今の状態がとても居心地がよく、それ以上の快適さがイメージできないからかもしれません。なんでも話せる相手、いつでも気軽に会って食事したり、お互いの悩みごとを相談したりできる関係など。
恋人と違うことは、「恋愛感情」をお互いに認めていない点です。いつまでも一緒にいられるなら、あえて告白して恋人同士になる必要はないと思っている部分があるのでしょう。
大切な存在であることに変わりはありませんが、今が一番居心地がよいと考え、余計な変化を求めたくないのです。
リスクがありすぎる
幼なじみや異性の友人などは、恋人とは違った安らぎがありますよね。気を遣わずに一緒にいられる人はとても貴重な存在で、とくに異性だと一生友人として付き合いたいと思うでしょう。
実はこの思いが、今の関係を壊したくない心理と関係しているのです。もし恋愛関係に進展したとしても、ずっとよい恋人関係が続くかどうか、先のことは誰にもわかりません。
幼なじみや友人なら生涯付き合えるので、大切なものを失うリスクを考えると、今のままでいいと納得してしまうでしょう。
自信がないため
友人関係なら、自分の仕事や収入などを気にして付き合うことはあまりないはずですが、将来を意識する相手だと不安を抱く例も多いもの。
今の関係を壊したくない心理的な理由は、自分に自信がないことも関係しているのです。相手のことを生涯ずっと幸福にしてあげられるかどうか、客観的な自分のステータスを考えると、自分にはもったいない相手に見えてしまうかもしれません。
相手のレベルに到達するように頑張っても、その気遣いが次第とプレッシャーに感じてしまい、それなら今の関係を維持したほうが幸せだと思うのでしょう。
傷つけたくない
今の関係を壊したくないと思う人は、心理的に相手をとても大切に思っており、傷つけないよう守っているからなのです。信頼できる友人なら、ずっとそのまま付き合ったほうが知らない部分を残したまま上手くいくでしょう。
恋愛相手として考えた場合、自分の全てをさらけ出して相手に受け入れてもらう必要があります。そのプロセスの間で、もし相手を傷つけてしまったらどうしようと悩むケースも。
友人関係には暗黙のルールがあり、それ以上の感情を抱かないよう気を遣っている人もいるかもしれません。幼なじみを好きになってしまうように、相手が思う方向とは違う方向に行ってしまうと、結果的に関係が崩れてしまうリスクもあるのです。
自分のことで頭がいっぱいになっている
新しい仕事を始めたばかりの時期や、元カレのことが忘れられない時など。自分の置かれた環境のことで頭がいっぱいになっていると、恋愛に注ぐエネルギーが充分ではありません。
信頼できる友人がそばにいてくれるだけで安心感があると、とりあえずは今の関係で納得してしまうでしょう。付き合えたらいいと思う人がいても一歩踏み込めないのは、自分の心の準備がまだできないからなのです。
自分の生活がはっきりと白黒つかない状態で、今以上の関係を求めるのは相手にも申し訳ない気持ちになるのでしょう。
好きだけど結婚が考えられない理由
とてもいい人だけど今の関係以上になりたくないと思うのは、いくつかの理由が考えられます。友人としては一緒にいて楽しいけれど、結婚相手ならどうだろう…というケースについて見ていきましょう。
経済力を考えてしまう
困った時になんでも相談できる人とは、ずっと大切によい関係を維持したいですよね。とても頼りになる人、しかしこれだけでは結婚相手として自分に合うとは判断できません。
好きだけど結婚が考えられないのは、相手の経済力が理由。友人として一緒にいるなら全く問題ないけれど、人生を共にするなら多少の不安が残ることもあるでしょう。
年齢が気になる
好きだけど今の関係を大切にしたいと思うのは、お互いの年齢が離れている場合です。よい相談役、話し相手としてなら魅力的でも、夫婦になった場合にぎくしゃくする部分がないか不安に感じます。
年齢差があると家族から反対される場合もありますので、好きだけどそれ以上の感情を抱かないように、自ら恋愛を避けているのかもしれません。
結婚観が違う
好きだけど結婚を考えることができない人は、根本的に結婚観が違うのでしょう。恋愛を経験したうえで、最終的に結婚というゴールを意識するのは当然です。
そのため相手に求めるものは友人以上のものでもあるでしょうし、気持ちの面でも冷静に判断するようになります。女性は専業主婦になるべきだと考える男性と、キャリアを積みたいと思っている女性では、結婚生活には高いハードルがあるかもしれません。
ためらう時の解決ポイントについて
本当は好きだけど、今の関係を壊したくないと思う時。心の中のもやもやしたものをすっきりさせるためには、次のポイントを意識して考えてみませんか。
意識させる
今の関係を壊したくないと思う人とは、すでに快適に感じる土台が出来上がっています。そこからお互いの気持ちに気づき、恋人や夫婦になると自然によい関係へとシフトできるでしょう。
親友や職場の仲間と結婚して幸福になる人は、世の中にたくさん存在しますので、まずは自分の気持ちに確信を持つこと。パートナーとして尊敬して信頼できるか、気持ちが固まったら相手に意識させるような発言や行動を心がけてみましょう。
たとえば結婚の話題を振ったり、将来についての理想を語ったり。その際に「私たちが結婚したら、友達みたいにずっと楽しいだろうね」など、それとなく気持ちをアピールしておきましょう。
二人の時間を増やす
いいなと思う人とは、できるだけ二人きりの時間を過ごしてください。グループで付き合う関係だと、個人的な空間でどのような態度をとるか、まだわからない部分も多いでしょう。
友人や幼なじみとゴールインするのは、お互い無理に頑張らなくても付き合えることが最大のメリット。長所も短所もすでにわかっているので、自然体の延長になります。
仲間でワイワイする時間だけでは二人の距離が縮まらないので、お互いに異性として意識するためにも二人きりで過ごしてみましょう。
正直な気持ちを伝える
今の関係を大切にしたいと思う人に告白して、その後ぎくしゃくした関係になるのは一番避けたいことですよね。しかしいつまでも迷いがあるのは、「今の関係」を維持するにも悪影響になるかもしれません。
自分の気持ちに迷いがあることを、正直に相手に告白してみましょう。そこから相手がどう見方を変えてくるか、一歩踏み出さないと次の展開は訪れないはず。
自分の気持ちを伝える際は、「何があっても今の関係を壊さない」ということを相手にアピールしておくのもひとつの方法です。
まとめ
今の関係で納得できる人は、結婚には物足りない何かがあるのか、それとも自分の気持ちが固まっていないのか。今の関係を壊したくない心理が働く場合も同様に、よい関係を維持するためにも慌てて結果を求めず、少しずつ近づくこともよいですね。
☆こちらの記事もチェックしてみてくださいね。
コメント