家が欲しい心理は、日常的に働くものではありませんので、何か特別な理由や気持ちがあると想定できます。美味しいものが食べたいと思う瞬間や、洋服を買いたいと思うのとは違う「マイホーム」への思い。
とくに男性にとっては重要な意味がありますので、ふと呟く「家が欲しい」という言葉の深層心理について、詳しくご解説していきましょう。
家が欲しい心理について
自分の生活拠点になる「家」は、賃貸でも問題はないはずですが、突然自分の家が欲しいと思うことがあります。そんな時は心理的にどのような状況なのか、考えられる理由を見ていきましょう。
安心感が欲しい
家が欲しい心理は、根底に安心感を求める思いがあり、賃貸で契約更新しながら暮らすことが嫌になっています。賃貸だとオーナーの意向で建て替えするので、強制退去させられる場合もあるかもしれませんし、隣近所が常に変わるので何かと不安。
また家が欲しい心理は、精神的にも安定感を求めていますので、生涯一緒に暮らしたい人が見つかったともいえるでしょう。
社会的なステータスを意識している
男性の場合は、マイホームを購入した時に初めて一人前になれたと納得することが、家が欲しい心理につながっています。今の時代は高級な賃貸物件も増えているので、必ずしもマイホームを持つことでステータスを得ることにはなりません。
しかし昔ながらの価値観が根強く残っている人は、社会的に認められたい願望があるため、家が欲しいという特別な思いになるでしょう。このタイプの人は、いつまでも独身ではいけない、社会に出たら結婚して家族を養うことが男の役目など、未だに古風な考えがあるかもしれません。
将来を考えている
家が欲しいという心理は、将来のプランを考えているためで、高齢化社会になり賃貸であちこち引っ越しするのは大変ですし、安定した人生を送るためにまずは住処を整えたいと考えています。
「自分の家」を持つと、ローンを抱えて何十年も返済するストレスがありますので、簡単に家を買おうと思ってもできないこと。先のことをきちんと考える人は、経済面も計画的なので、危機管理ができるタイプかもしれません。
縄張り意識がある
家が欲しい心理とは、人間の動物的な本能部分で、縄張り意識があるためです。マイホームへの憧れがあるのは誰でも同じ。しかし住宅の価格はとても高く、家を持つリスクも考えなければならない部分です。
家が欲しいという欲求は、お金だけで説明できない部分があり、それは人間か生きるために自分の縄張りを作り守る願望があるためなのです。
賃貸だといつか他人の家になる可能性がありますし、自分の所有物ではありません。マイホームは誰にも侵されない自分だけの場所なので、防御機能が働く人なのでしょう。
自由が欲しい
家が欲しい心理とは、自由が欲しい気持ちが強い状態で、賃貸のルールに縛られて暮らすことに疲れています。壁の色を変えたり、畳の部屋をフローリングにしたり、リフォームしたいと思っても賃貸ではできません。
音楽を大音量で聞けば、必ず苦情が管理会社から寄せられるはず。賃貸ならではの窮屈さは、マイホームに暮らせばほぼ改善できますよね。
もっと自分らしく自由なライフスタイルを手に入れたいと思う人は、家が欲しくなるでしょう。好きなように暮らしの空間を変えるだけでなく、自分の手で掴んだ自由に自信を得たいのかもしれません。
達成感を味わいたい
家が欲しい人は、心理的に達成感を得たい願望があります。仕事は頑張ってもなかなか評価してもらえないため、プライベートでゴールを達成したい気持ちが強いのです。
家を買うためにはローンを組み、物件をあちこち探し回り、引っ越しするまで労力が必要になります。簡単なプロジェクトではありませんし、家を買うことは人生の節目になる場合も。そのような大きな変化を作り出すことで、人生の満足感や達成感を高めたいためなのです。
賃貸は割高だから
家が欲しい人は、心理的にも効率的に物ごとを考えたいためで、賃貸だと毎月の家賃は水に流すようなもの。何十年住んでも将来に残るものは何もないので、とても辛く感じます。
その点マイホームはローンや維持費がかかりますが、市場価格が上昇すれば売却して得することもあるでしょう。このような経済的な面を考えると、家が欲しくなる人も多いかもしれません。
しかし実際は、家を購入して生活が苦しくなり破綻する人もいますので、持ち家のほうがお得だからと安易に判断はできませんね。
彼氏が家を欲しがるのは結婚のサイン?
彼氏が「家が欲しい」と言う時は、心理的に結婚や将来を意識している可能性があります。家を買ったら一生そこに住むことになり、生涯の誓いを立てるようなことです。家の購入を意識する以外にも、男性が見せる結婚したいサインがあるでしょう。
友人の結婚話をする
家が欲しいと彼女に話す彼氏は、結婚をかなり意識しています。二人で共有できる資産を持ちたいことや、ずっと一緒にいたい気持ちの表れ。
さらに友人が結婚した話や、結婚している友人の家に遊びに行きたがるのは、彼女にも将来を意識してもらいたい気持ちがあるためです。
逆に結婚を全く考えていない男性は、彼女に誤解させたくないので、結婚に触れる話題は一切しないでしょう。たとえ友人が結婚しても、彼女に話を切り出すのが抵抗になっているはずです。
一緒に暮らしたいと言う
一緒に暮らしたいと言う彼氏は、恋人関係から少しシフトした関係を期待しているため。お互いの家に遊びに行ったり、日帰りデートしたりするでは時間が足りず、24時間いつもそばにいたいので、どのような形でもいいから一緒に暮らしたい願望があります。
ここで注意したいのは、結婚の手前で終わってしまうケースがあること。同棲して満足する男性も少なくありませんので、一緒に暮らすとはどういうことか、はっきりした目的意識をお互いに持って話し合うことが大切ですね。
子供の話になる
「将来子どもは何人欲しい?」と質問してくるのは、彼氏が結婚を意識しているため。結婚後の暮らしを意識した会話は、結婚相手として考えているからで、仕事は続けるか、どこに住みたいかなど、具体的な話をしてくる人もいるでしょう。
単なる話題のひとつでなく、将来の話をするのは男性にとって覚悟が必要です。女性の気持ちを弄ばないように慎重に判断していると考えられますので、子供の話が出てきたらいよいよ気持ちが固まっているサインですね。
家庭的なことを好む
男性が結婚したいと思うのは、安心して帰れる家庭が欲しい、好きな人を幸福にしたいなど、男性の視点から考える結婚の魅力があるでしょう。
女性以上に論理的に結婚を考える傾向がある男性は、家庭的な空間にこだわりを持ちますので、デート中に彼女に料理を作ってもらったり、家で過ごしたり、家庭的なことを好むようになると結婚を意識している可能性があります。
家族に紹介する
彼氏が彼女を家族に紹介するのは、気持ちが整理できたためで、将来の家族の一員として両親や兄弟に認めてもらいたい気持ちがあります。
それほど真面目に交際しているという思いを彼女に知ってもらいたい部分もあるでしょう。逆に結婚を考えない相手とは、あまりプライベートを共有することはなく、家族の話もあまりしないはずです。
まとめ
家が欲しいと言うのは、心理的に将来を具体的に考えたい思いがあるからでしょう。結婚、家の購入、出産、育児など、人生には大きな出来事がたくさん待っているので、ひとつひとつ片づけていく気持ちが整ったということ。
その時に一緒にいる人が自分の彼女であると確信した時に、家が欲しくなるかもしれません。
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