部屋に物が多い人の心理と特徴・片付けない理由はなぜ?

人間心理

部屋に物が多い人は心理的に溜め込んでしまう理由があり、原因をきちんと理解しないと片づけても同じことの繰り返しになってしまいます。

最近は不要なものを処分して、シンプルに暮らす断捨離が流行っていますが、部屋に物が多い人には理解できないことかもしれません。

生活の場は、整理整頓しているほうが快適なのは当然。しかし深層心理がそうさせない場合があるようです。では部屋に物が多い人の心理や、片づけない理由についてご解説しましょう。


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部屋に物が多い人の心理について

部屋に物が多い人の心理と特徴・片付けない理由はなぜ?雑誌や洋服、ぬいぐるみや靴など。あらゆるものが部屋を埋め尽くしてしまうのは、掃除嫌いだけが理由ではないようです。物だらけの部屋になる人の心理背景をご説明しましょう。

 

執着心がある

好きなキャラクターのフィギュアなどを集め始めて、徐々に物が増えていく場合があります。もともとはひとつのアイテムに興味があった人が「コレクション」することにはまり、部屋に物が多くなる心理へとつながる場合があります。

全てのものに執着心が湧いてしまい、片づけられない人。執着心がある人は物だけでなく人間関係も同じで、特定の人に過剰な愛情や興味を示す場合があります。

部屋に散らかる物を処分するように誰かに言われても、必ず捨てられない理由でごまかしてしまうでしょう。

 

不安を物で癒す

何もない広い部屋でポツンと一人でいると、なんとなく気持ちが落ち着きませんよね。しかし周りに物があふれていると、ホッとする場合があります。

誰かに包み込まれているような安心ともいえるでしょう。部屋に物が多い人の心理は、孤独が嫌いで不安を感じるためです。

視覚的に何もない場所よりも、物がたくさんある生活環境を好み、不要なものをどんどん増やしてしまいます。歩くスペースもなくなるほど、ギュッと物で詰まった部屋がとても居心地がよいのです。

 

思い出を捨てられない

思い出の品は、写真やプレゼントだけではありません。過去をどのようにして保存するか、人それぞれ方法が違いますよね。部屋に物が多い人の心理は、思い出をあらゆる形で残すため、次第と不要なものまで増えてしまうのです。

たとえば洋服。好き嫌い関係なく、初めてのデートで着たワンピースだから、友人からもらったものだからなど。全ての所持品に、何かしらの思い出が残っています。

古い雑誌一冊でも、本人にとっては物以上に大切な価値があるため、いつまでも処分できないのでしょう。

 

時間がなくて掃除できない

部屋に物が多い人は心理的な理由でなく、忙しくて掃除ができない場合もあります。いつかやろうと思いながらも放置しているので、どんどん部屋が散らかり、逆に買ってくるもので増えてしまうのです。

いつも整頓されている部屋なら、少し乱れてもすぐ修復可能ですが、部屋中に物があふれているとどこから手をつければよいのかわかりません。

時間がなくて掃除できないというのは言い訳で、本当は掃除嫌いが理由かもしれません。

 

辛い出来事がきっかけになる

部屋に物が多い人がどんどんエスカレートすると、生活できないほど物であふれてしまうことも考えられます。わずかなスペースに布団を敷いて、キッチンやお風呂などは使えない状態。

ここまでくると安全面でも問題がありますので、なんとか改善しなければなりませんよね。部屋に物が多い人の心理ですが、過去に辛い出来事がきっかけで突然物を集めるようになります。大きな出来事が自分の人生観を変えてしまい、物へ執着するようになるのです。

 

ストレスが溜まっている

部屋に物が多い人の心理背景には、ストレスがあります。イライラしていると部屋の片づけをして気分一新しようと、エネルギーを使うことは思いつきませんよね。

仕事で嫌な出来事があると、全てを投げ出したくなるように、自分の生活がどうでもよくなってしまいます。でも散らかった部屋は、逆に精神的に不安定にさせる要素もあるので、ストレス発散できない人にとっては悪いサイクルが隠されているでしょう。

 

段取りが苦手

片づけられない人は段取りが苦手なので、思いつきで行動するケースがよくあります。家だけでなく、仕事場も同じように乱雑になっている可能性があります。

段取りしないためいつも物を探し、結果的に時間と労力の無駄。わかっていても性格的に「なんとかなる」と大雑把なため、部屋が散らかってしまうのでしょう。

このタイプに共通するのは、特定の物だけはきちんと管理していること。仕事の段取りは苦手でも、旅行に行く時は事前に準備をして完璧。好きなことと嫌いなことで、モチベーションが変わるのかもしれません。

 

もったいない

捨てるのがもったいない節約家は、不要な物までしっかりと残しておきます。いつか使うだろうという期待感と、せっかく買ったものを捨てる罪悪感。

次第に部屋に物が増え始め、生活のスペースがなくなってしまいます。それでも物が豊富にあるほうが、困った時に助かると思っているので、減らすよりも増やすほうが満足感が得やすいのでしょう。

 

自分に合った整理整頓方法を実践しよう

部屋に物が多い人の心理と特徴・片付けない理由はなぜ?部屋に物が多い人は心理的な理由を考えて、自分に合う方法で生活環境を改善するのも大切です。いつか綺麗にしようと考えていても、きっかけがないと掃除はできませんよね。そんな人は、これからは効率的な方法で、部屋の片づけを始めてみませんか。

 

定期的に掃除する

部屋に物が多い人は、一度掃除をして片づけても、その状態を維持するのが苦手です。すぐに散らかり、またあちこちに物だらけ。なぜすぐ散らかるのか、自分でも理解できません。

部屋をいつも綺麗にするためには、物の定位置を決めておくのがコツです。使ったものは必ず元の位置に戻す、これだけでも現状が悪化することはないでしょう。

また掃除は年に一度でなく、定期的に行うこと。月に一度の大掃除でもよいので、整理整頓を習慣化しましょう。

 

物を増やさない

物を増やさないのは、暮らしを快適にするコツです。心理的に物だらけのほうが安心する人もいるはずですが、すでに持っているものを再利用すれば不安を解消することはできます。

たとえばぬいぐるみが好きな人はすぐに見えるところに飾り、他のものは片づけるなど。自分がこだわるものを見つけ、心理的にも安心するように工夫してください。

セール会場で欲しいものを見つけても「安いから」と飛びつく前に、本当に使うかどうかいつ使うのか、具体的な部分まで考えて判断しましょう。

 

まずはひとつのアイテムから始めよう

部屋に物が多い人は、全てのものを処分してしまうのは、気持ち的にも勇気が要ることですよね。まずは何かひとつのアイテムを、ターゲットとして決めながら整理整頓してみましょう。

スペースを多くとる家具や家電など、不要なものが家にありませんか。または洋服が多くて困っている人は、まずは洋服をリサイクルに出すなど、特定のアイテムから片づけましょう。

わずかなスペースでもすっきりとすると、自信が回復してもっと掃除しようというやる気につながるかもしれません。いきなり全て片づけようと思うと負担になりますが、できることから始めればよいのです。

 

まとめ

心の穴を埋めるために物を増やす場面は、誰にもあるかもしれません。そんな時は増やす前に、よく考えてみてください。このアイテムが心を満たすものかどうか、他に方法はないのか。

精神的に満たされた生活とは、目に見えないところで充実させることなのかもしれません。

 

☆こちらの記事もチェックしてみてくださいね。

>>>誰かと話したい心理になるのはなぜか?孤独になったときにやること


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