わざとらしいあくびをする心理は、考えられる要素がいくつかあります。あくびは眠い時や疲れた時に出るものですが、たまにわざとらしくアピールしてくる人がいませんか。
そんな時に相手が送っているメッセージとは何か、わざとらしいあくびをする人の心理的特徴について、詳しくご説明していきましょう。
わざとらしいあくびをする心理背景
話に集中していないようにも見える、一緒にいる時にあくびをする相手。わざとらしいあくびをする人の心理について、考えられることをご紹介しましょう。
緊張しているから
わざとらしいあくびをする人は、心理的に緊張しているため、自分を落ち着かせたいのです。あくびが出るメカニズムはわからないところもたくさんありますが、大きなあくびをした後はなんとなく気持ちがすっきりしますよね。
緊張している時も同じで、一度あくびをするとスイッチが入り、緊張感が和らぐこともあるのでしょう。たとえば好きな人と初めてデートをする時。
あくびをするべき場面ではないはずなのに、あまりにも緊張して、思わず口元に手を当ててしまうことがあります。
退屈しているから
わざとらしいあくびをする心理は、相手に「つまらない」「退屈している」というメッセージを送っているため。あまり興味のない話題の時や、会話が盛り上がらない場面など、それとなく雰囲気を変えたい願望がわざとらしいあくびにつながってしまうのです。
「大丈夫?」と相手が一声かけてくれれば、そのタイミングで話題を変えたいのが本音でしょう。仕事のミーティング中に眠くなり、なんとか覚醒しようとあくびをして頑張る瞬間。退屈していると、上司にも気づかれてしまうかもしれません。
安心しているから
人間の動物的な本能を考えた場合、あくびや背伸びをする行為は、敵の前では攻撃される「隙」になります。人前でわざとらしいあくびをする心理は、相手との関係にリラックスしていて、安心感があるからなのです。
苦手な人やよく知らない相手には、自分の弱みを見せないようガードが固くなりますが、あくびが出てくるのは相手に危険を感じていない状態。
「信頼しています」という気持ちをメッセージにしたいために、心理的にわざとらしいあくびを相手に見せているのでしょう。
上から目線になっているから
会話の相手がいきなり大きなあくびをしたら、あまりよい気持ちにはなりませんよね。つまらないのか、疲れているのか、そんな態度はできれば隠れてやってほしいと思うもの。
わざとらしいあくびをする人は、相手よりも自分のほうが優位な立場だと思っている場合があります。大袈裟にいうと、なんでも好きなようにできるという余裕を見せている可能性も。
たとえば部下が上司の前で、わざとらしいあくびをすることはありませんよね。堂々とそんな態度になるのは、マナーがないのか、それとも上から目線になっていることをわざとアピールしている可能性があります。
共感しているから
他人があくびをしている姿を見たら、自分にもあくびがうつったという経験はありませんか。未だにはっきりと解明されていないあくびの仕組みですが、あくびが「うつる」という現象が稀に起こります。
これは身体的なことではなく、心理的に好きな相手や気になる人に共感しているための行為なのです。人間から犬にあくびがうつることがあるように、とても不思議なことですが、自分と身近に感じる相手のあくびには、なぜか心身が反応してしまうケースもあります。
早くその場を去りたいから
わざとらしいあくびをする心理は、今自分が置かれた環境にとても不安を感じている可能性があります。デートが上手くいかない時などは、現実を受け入れられず逃げたくなるでしょう。
つまらない時や不快に感じる場面も同じ。はっきり相手に言えないので、仕草でそれとなくメッセージを送っています。居心地が悪いと感じる時、安心できる場所に行きたいと思うのは自然な気持ちかもしれません。
こんな態度は脈なしか脈ありか
わざとらしいあくびをして、会話に一切興味を示さない人は脈なしの可能性があります。あくびはあまりマナーがよいとはいえない行為なので、わかっていてわざとやっている人は、自分なりのメッセージを送っていることも。では気になる態度でわかる、好きな人の脈あり度についてご説明しましょう。
スマホばかり見ている
デート中にいつもスマホばかり見ている人は、現在の状況に満足していない可能性があります。好きな人ならずっと目を見つめて会話をしたいのが自然な気持ち。
毎回スマホばかりを意識するのは、興味がないことを知ってもらいたいというメッセージかもしれません。しかし全ての人がそうとは限らず、仕事関係のメッセージを気にしていたり、今の状況をSNSに投稿していたりする人も。気になる時は、気軽に相手に質問してみましょう。
いつも用事がある
好きな人と一緒にいる時間はあっという間に過ぎてしまい、別れるのがとても辛くなりませんか。脈なしの人は、できるだけ早くデートを切り上げたいと思っているので、いつも用事があるふりをしています。
「あと30分で、仕事の打ち合わせがあるので…」など、少し言い訳がましいコメントが必ずあるはず。本当に忙しい人も中にはいるかもしれませんが、その場合は後日相手から誘い直しの連絡がくるでしょう。
デートに誘ってこない
デートに誘ってこない人は脈なしの可能性がありますが、積極性がないのは性格も関係しているため、受け身でいるほうが快適な人も存在します。
脈ありの人なら、誘えば必ずOKしてくれますので、自然とこちらがリードする立場になるでしょう。メッセージを送っても返事がこない、誘ってもすぐ返事をしてこない場合は、あまり乗り気でないことがわかります。
その場合は、相手がアクションを起こすまで待ってみるのも方法のひとつ。しばらく連絡をストップして、様子を見てみるようにしましょう。
デートに遅刻する
人との約束では時間を守るのがマナーですが、それ以上に早く会いたい気持ちが強く、遅刻することはあまりないですよね。毎回デートに遅刻するのは脈なしの可能性がありますが、時間にルーズな性格の人も世の中には存在します。
少し遅れても怒られないだろうと安心している場合や、自分の気持ちを悟られたくないので、わざと興味がないふりをしている人もいるでしょう。
遅刻はどのような場合でも好ましいことではないので、いったん忠告して相手が変わるかどうかをチェックしてみてください。
自発的に会話に乗ってこない
デート中の会話が盛り上がらないのは、出会ったばかりの時期によくあります。よい印象を与えたいので、普段の自分らしく振る舞えない状態。
緊張が逆に冷たい態度、素っ気ない態度につながってしまうこともありますので、デートの楽しみ方だけでは脈あり度を判断できない場合もあるでしょう。
しかし笑顔が全くない、自発的に話題を見つけない、退屈そうにしているなど、明らかにネガティブなオーラをメッセージとして送っている人は、脈なしの可能性が高いかもしれません。
どのような気持ちがあるのかを知るためには、しばらく距離を置いて、相手から誘ってくるのを待ってみるのもよいでしょう。もしくは相手が好む話題やデートを計画して、上手く盛り上げることも方法です。
まとめ
わざとらしいあくびをする人は、心理的にあらゆることが考えられますが、自分にとって大切な人の前では、誤解される行動はできれば注意したいですね。
なんでも話せる関係は、何よりも大切です。言いにくいことも素直に言えるよう、お互いにオープンなコミュニケーションを少しずつ意識してみませんか。
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