食事を横並びにする人の心理にはどのような思いが関係しているのでしょうか。とくに気になる人と一緒に食事をする場面では、相手が座る場所や食べ方など、色々な情報が詰まっていることがあります。
このため心理的な視点で判断すると意外なことがわかるかもしれません。では今回は、食事を横並びでする人の心理について詳しくご解説していきましょう。
食事を横並びにする人の心理について
テーブルで向かい合わせで食事できるのに、あえて食事を横並びでするのはどのような理由があるのでしょうか。次のような心理が考えられますので、詳しく見ていきましょう。
じっくり話したい
食事を横並びでする人は、心理的に相手とじっくり語り合いたいことがあるからです。向き合って食事をすると声がよく聞こえないこともあるので、よほど大切な話題があるのかもしれません。
たとえば告白したい場面。レストランで食事をしながら告白を計画している人も中にはいるでしょう。そんな時に食事を横並びでしたほうが、きちんと自分の発言を聞いてもらえるメリットがあります。
他人に聞かれたくない話、相談ごとなど、重要な話がしたい思いが関係しています。
恋愛感情がある
食事を横並びでする人は、心理的に相手に特別な想いがあり恋愛感情を抱いていると考えられます。少しでも好きな人のそばにいたい思いがあるので、食事をする時間も一緒にくっついていたいほど。
肩や腕が触れるほどの距離感は苦手な人だとストレスになりますが、好きな人なら一時も離れたくないと感じるのは自然なことですよね。食事やお茶をする時にテーブル席ではなくカウンターを選び隣同士に座りたがるのは愛情表現なのかもしれません。
甘えている
食事を横並びでするのは心理的に相手に甘えているからで、自分の感情に気づいてほしい思いが関係しています。子供の頃からいつも家族が自分の横で食事をしていた状況があり、食べこぼしをすぐに拾ってくれたり拭いてくれたりしたことがとても快適に感じたのでしょう。
そのため大人になっても周囲の人につい甘えたくなり、食事をする時は誰かのそばに寄りたくなります。恋愛感情がある人とは限りませんが、嫌味のない甘え方をするので母性本能をくすぐるのが上手なタイプかもしれません。
料理をシェアしたい
食事を横並びにするのは心理的に食べることが大好きで、美味しいものを誰かとシェアしたい気持ちがあるからです。「これ、一口食べてみなよ」と自分の料理を分けてくれる人は、美味しいと共感したいから。
同時に相手に好意をアピールするために料理を分けることもよくありますので、横並びに座る場合は「その料理、ちょっとちょうだい」と自分からアプローチして反応を確かめるのもいいかもしれません。
美味しいお店をよく知っている人、料理に興味がある人は、食べる時間に集中したいため、一緒に食事する人と自然と距離が縮まる傾向があります。
相手の反応を確かめたい
食事を横並びでする人は、心理的に相手の反応を確かめたい思いがあるから。わざとパーソナルスペースに入り、相手が自分を受け入れてくれるかどうかチェックしています。
好きな人とは体が触れ合うくらいの距離になっても快適。逆に嫌いな人や他人には入ってほしくないゾーンがありますよね。職場の上司と食事をする際に隣同士になることはなくても、気になる同僚なら横並びのほうが嬉しいですよね。
そんなパーソナルスペースを意識して反応を確かめるのは脈ありだからやってしまうことなのです。距離がなくなると恋愛の雰囲気も高まりますので、今がチャンスだと思い食事の場面を利用しています。
敵対心のなさの表れ
食事を横並びにするのは、心理的に敵対心がないことをアピールしているためです。喧嘩後に初めてデートするカップル。ぎくしゃくしないよう横並びで食事をする彼氏は仲直りしたいから。
物理的な距離感は相手への思いと比例していますので、離れるほど心も離れていると解釈できます。仲良くしたい相手なら自分の好意を態度で示し、距離を縮めて急接近。よそよそしい関係の相手でも、横並びで食事をした後はなんでも話せる関係になるかもしれません。
安心感を求めている
孤独が苦手で誰かのそばにいたいと思う人は、言葉で伝えることはなくても雰囲気で甘えてくることがよくあります。仕事で失敗した時など、弱音を吐きたいけれどできない…そんな時に感じる孤独感を手放すために食事を横並びでする心理が働くのです。
自分が寂しい時に誰かがそばにいるというのはとても心強い感覚になります。安心感を求めるのは不安になる原因があると考えられますが、人によっては孤独を過剰に嫌うタイプであることも。食事は気の合う相手、信頼できる人など、ある種の関係がないとしにくいことです。そんな空間なので、本当の自分をさらけ出しやすいのかもしれません。
食事のシーンでわかる人の性格
食事のシーンには性格や人柄、考えていることなど、人のさまざまな情報が詰まっています。このため気になる人と一緒の場面では、次のようなポイントを意識してみると相手をもっと理解することができるでしょう。
親密度がわかる座り方
まず食事のシーンで気になるのは座り方。居酒屋やレストランなど、店内に案内された時にテーブル席に座るのは、まだ緊張感がありお互いに探り合っている状態です。
決して悪い関係ではなくもっと相手を知りたい気持ちの表れで、向かい合って座ることで表情や動作を見て気持ちを想像したいのでしょう。カウンター席や小上がりなどを選ぶ場合は、もっと親密になりたいためです。
カウンター席はボディタッチが可能な距離感。近づいて会話ができるので、好意をアピールしやすい座り方です。小上がりも同じく限られた空間なので、二人だけの時間をリラックスして過ごしたいポジティブな気持ちの表れです。
お店に行った時に率先して座る場所を決める人は、恋愛関係もリードしやすいタイプかもしれません。
バイキングレストランでわかること
食べ放題のバイキング形式でお皿にてんこ盛りに料理をのせる人はとてもお金にシビア。支払った金額以上のものを手に入れようと、お腹がいっぱいでも食べ続けます。
損得勘定で動くところがあるので、人間関係にもそんな一面を覗かせることがあるかもしれません。目の前のことに気持ちを左右されてしまい、後悔することもあるので冷静に判断することが大切ですね。
バイキングレストランの料理に圧倒され、手当たり次第に料理をとり好きなものを食べ忘れてしまう性格です。
脈ありの人の食事風景
食事に誘われても必ずしも脈ありとは限りませんが、今後の付き合い方に多少なりとも影響する大切なシーンであることは間違いありません。がつがつ食事せず緊張しながら少しずつ食べる人や、食事中の会話がぎこちないのは好きな人の前で緊張しているため。
おかわりや料理を置く場所など、相手を気遣うことも脈ありサインといえます。運ばれた自分の料理を素早く食べる人はせっかちな性格。少しだけ料理を残すのは完食すると寂しさが残る、全て食べることに罪悪感があるといった性格だからです。
脈ありの人は選ぶお店もこだわっているので、食事を誘われた時はそんな視点からも判断してみてくださいね。
まとめ
食事を横並びにする人は、心理的に特別な気持ちが関係しているようです。しかし座る位置だけでなく、食べ方や食事中の会話からも相手との関係性は判断できることが色々とあります。興味がある人の気持ちを知りたい時は、一緒に食事をしてみるといいかもしれません。どれほど心を許しているか、食事の風景から探ってみてくださいね。
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