怖がりの心理や性格を克服するためには、原因を知ることが大切です。誰にでも怖がりの一面はありますが、生活に支障をきたすほどでは困りますよね。
ホラー映画を観ている時や暗いところにいる時など、人によって怖いものは異なります。ものによっては、周囲の人が不思議に感じる場面もあるかもしれません。
苦手意識は自分の成長を阻むため、怖がりの心理を理解して自分を改造していきませんか。では怖がりの心理の性格について、詳しくご解説しましょう。
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怖がりに共通する心理や性格の特徴について
他の人よりも大げさに怖がる人が、周囲にひとりはいますよね。このタイプは怖がりの心理がありますので、性格や態度にも表れているはず。では怖がりの心理で考えられる理由について、詳しく見ていきましょう。
トラウマがある
たとえば、怖い映画を初めて観たとしましょう。どういうストーリーでどういう映像が出てくるか全くわからない人にとって、ホラー映画が怖いという認識はないもの。
怖がりの心理は、トラウマを抱えているのが原因です。ホラー映画を一度観て怖い体験をすると、記憶の中にそのまま認識されています。
子供の頃に自転車で転んで怪我をした場合、自転車は危険で怖いものだと覚えてしまいますよね。トラウマがある人は、特定のものや場所を怖いと感じる傾向があり、過剰なリアクションをすることもあります。
ストレス
ストレスが溜まっていると、些細な出来事でも驚きやすくなります。悩みごとで頭を抱えている時に、後ろからいきなり肩を叩かれるとドキッとしますよね。
ストレスは心を不安定にするものなので、敏感になっています。普段なら見過ごせることもそんな時は恐怖心になり、悪い方向に想像してしまいます。
ストレスは思わぬ行動や言動につながりますので、怖がりの心理が余計に悪化する時期もあるでしょう。
想像力が豊か
暗い道をひとりで歩いていると、お化け屋敷のように誰かが飛び出してくるのではないか…と想像する場面があります。
とくに想像力が豊かな人は、怖がらせる理由を自分で作るので、何もないところで人一倍怖がりの心理が働きます。
たとえば崖っぷちを歩く場合「落ちてしまうかも」という恐怖が誰にでもあるでしょう。怖くなるのが当たり前の状況で感じる不安。
怖がりの人は同じ環境でも、他の人以上に想像力で怖さを倍増させています。崖っぷちで誰かに押されたらどうしよう…というイメージが頭に浮かんでしまうのです。
小心者
小心者というのは褒め言葉ではなく、コンプレックスになってしまう人もいます。小心者は気が弱いので、自分から積極的に行動できないことが特徴でしょう。
怖がりの人にも共通する小心者の性格は、内気なタイプが多いため怖くても大声が出せない、逃げられないといった反応をするケースも。
何もないところで飛び上がるほど驚く人のように、いったい何があったのかと周囲が驚いてしまうでしょう。
スピリチュアルなことを信じている
霊感が強い人は、他の人が考えないような内容をイメージするため、なんでもない場所でも怖がる可能性があります。
スピリチュアルなことを信じていると、急に寒気を感じたり不穏な風が吹いてきたり。自分の置かれた環境に対して、かなり敏感になるでしょう。
普通の人なら単なる気のせいで済むことも、霊的な意味を考えてしまうのです。他の人には聞こえない音が聞こえる場面のように、特別な力を持っていると信じる人は怖がりの心理があります。
警戒心が強い
警戒心が強いと最悪の状況を回避できるので、自分にとってはメリットがあるかもしれません。しかしそんな性格だと、些細な内容でも悪く考えてしまうので、余計な恐怖を抱く場合もあるでしょう。
ひとりで家にいる時にいきなり物音がすると、警戒心が強い人は不審者かもしれないと不安になります。交通量の多い道路を歩いていると「突然車が走行不能になり、自分にぶつかってくるのではないか」と、ずっと怯えたまま歩いてしまいます。
いざという時の備えにはなりますが、警戒心は適度にコントロールできるとよいですね。
怖がりを克服するための方法
怖がりの心理は原因を理解して、自分に合わせた克服法を見つけるのがとても重要です。怖がりで損することはあっても、得する場面はあまりないかもしれせん。
では怖がりの人がコンプレックスを克服するオススメの対策について、詳しくご紹介していきましょう。
怖いものを把握する
怖がりの心理は全てのものに対してではなく、特定の場所やものなどが対象になっています。たとえば海に行くのが怖い、夜に出歩くのが怖い、初対面の人が怖いなど。
人によって恐怖心を抱くものは、大きく違いますよね。克服するためにははっきりと何が怖いのか、自分で把握することが最初のステップです。
常になんとなく怖さを感じているのは、精神的に問題がある可能性もあるので、気になる場合は病院で相談するのもオススメです。怖さを乗り越えるには対象物を知ると、あらゆる解決策が見つかります。
怖いと感じる理由を知る
ジェットコースターが怖いと感じるのはスピードのため、飛行機が怖いのは墜落したらどうしよう…と思うからなど。
自分の苦手をよく理解して、怖いと感じる原因を探してください。怖いものの存在は誰でもひとつはあるはずですが、怖がりな人は漠然と恐怖心を抱いている可能性があります。
怖い理由を見つければそこから改善策が見つかりますので、恐怖心を抱かない快適な生活も夢ではありません。犬が怖いと感じる場合は犬好きの人と話し、好きになるように見方を変えるのもよいといえるでしょう。
強さを身につける
不安を抱きやすい怖がりのタイプは、もっと自分に自信を持って強くなることも、恐怖を克服する改善方法です。たとえば精神的に弱いのが悩みなら、瞑想で頭の中をクリアにするとよいでしょう。
誰かに攻撃されて反撃できない不安がある人は、空手などの護身術を身につけて強くなるのも方法です。人間は誰でも弱い部分がありますので、外部から与えられる怖さよりもまずは自分を乗り越えるのが必要ですね。
怖がりの自分を受け入れる
怖がりな性格は前向きに考えると、個性の一部にもなります。怖いものがあるのは誰でも同じ。無理に克服するよりも、そんな自分を受け入れてあげる心の余裕も大切です。
怖がりだからといって他の人に劣るわけではありませんし、誰かに迷惑をかけることも少ないでしょう。自分らしさだと解釈すると、自然と怖さも軽減するかもしれません。
自分を信じよう
怖がりの心理があるのは珍しいものではありませんが、苦手意識は自分らしさを失ってしまう要因になりかねません。
怖がりの自分が嫌いな場合は、絶対に克服できると自信を持ってください。やればできると励まして、ゴール設定をしてみましょう。
たとえばホラー映画が観られないなら、サスペンス映画を観てゆっくりと怖さをエスカレートさせて慣れるなど、一歩ずつ前進していけばよいのです。
怖がりを一日で克服するのは難しいところですが、自分自身を非難せずそんな素の自分を好きになることから始めてみませんか。
まとめ
人生の中で怖いものがあるのは、自分にとってよいチャレンジになります。何かを克服するのはさらに自分を成長させ、精神的にも強くなるチャンスです。
少しくらいの恐怖心があったほうが、人間としてバランスがとれるかもしれません。怖いものを避けるよりも正面から向き合って、何が怖いか冷静に判断してみましょう。
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