逆張りする心理背景にあること・否定や反発する理由は意外だった!

行動心理

逆張りする心理にはどのような理由が関係しているのでしょうか。「逆張り」は投資業界でトレンドに逆らった投資法を示す言葉ですが、人気があるものをあえて避けて逆のことをする人を表現するネット用語でもあります。

そこで今回は、逆張りの心理的特徴についてご説明していきますので、心当たりがある人や気になる人がいる時にぜひ参考にしてみてくださいね。

 

逆張りの心理について

逆張りする心理背景にあること・否定や反発する理由は意外だった!逆張りは理解しにくい部分もありますが、心理背景を考えると行動パターンが見えてきます。では逆張りの心理は実際どのような意味があるのか、詳しくご紹介しましょう。

 

プライドが高い

逆張りとは、FXや株の取引で相場の流れに反した方向のポジションを持つ言葉です。上昇トレンドは買う、下降トレンドは売るという皆がやっていることに反する動きが逆張り。

投資の場合、逆張りはメリットもデメリットもありますが、ネットスラングではわざと一般論と真逆なことをする人を指します。そんな逆張りですが、心理的な意味はプライドが高いこと。

「トレンドに乗るのはみっともない」と思い、基本的に他人と同じことをするのが嫌いです。たとえトレンドが自分の好みに合っているものでも、他の人も選んでしまうならあえて無視することもあるでしょう。

 

優しい性格

逆張りする心理になる人は優しい性格。他人にはなかなか知られにくい部分かもしれません。逆張りは天邪鬼やへそ曲がりといわれるように、皆と違うことをやる人。

変わった人に見られていますが、逆張りする心理は少数派意見を守っている意味もあるのです。物ごとを決める時、どうしても少数意見は否定されてしまいます。

応援する人が少ない環境で頑張る人に同情するのは逆張りする人の特徴。周囲に受け入れてもらえない人などにも丁寧に接してあげる優しさが魅力になっています。

 

否定するのが好き

逆張りする人は、心理的に批判することが習慣になっており、トレンドで人気があるもののよさを理解していてもまずは文句や批判から入る傾向があります。皆が高く評価するものに対して、細かく短所や弱点を見つけて突っ込んでくるタイプ。

「今年は赤い口紅が流行りみたいね」と言われたら、「赤は目立つからあまり好きじゃない」となるでしょう。逆張りする人は、人間関係でも同じように他人の悪いところを見つけては何かと愚痴を言う傾向があります。

ネガティブ思考は根底にありますが、とくに話題になることや注目される人に対しては何か一言言いたくなるのです。

 

弱さを見せたくない

自分の弱みを見せることは、信頼できる人でないとできませんよね。逆張りする人は、心理的に相手が誰でも自分の弱みを見せないタイプ。弱点を知られて攻撃されるのが嫌なので、強がった態度になってしまいます。

トレンドにあえて乗らず反対するのは、そんな強がりが関係しているとも考えられます。自分が流行を生み出す…と強く信じているのかもしれません。人からどう見られるか必要以上に気にしていることもありますので、逆張りする自分を演出するためにも余計なストレスを抱えます。

 

場を乱したい

逆張りする人は、心理的に盛り上がる場を乱したくなるところがあります。皆が笑い話をしているといきなり真面目な仕事の話を始める、悲しい雰囲気の場ではジョークを飛ばすなど。

空気が読めているにもかかわらず、あえてその流れに乗らないよう意識するのです。社会生活では協調性はとても大事で、他人の意見や思いを尊重しながら自分の考えもアピールすることがベスト。

しかし逆張りする人は少し自分勝手なところがあり、場をかき乱して皆が混乱する様子を楽しんでいたいのです。それだけ自分は影響力を持った人間だと納得したい願望があります。

 

マウンティングしている

逆張りする人はマウンティングする心理があり、自分が優位に立つようにあえて皆と反した行動をとります。トレンドを裏返して自分が思うように変えたい、そんな高圧的な姿勢に憧れており、人気があるものから皆を引き離して自分の言いなりにさせたいのです。

マウンティング行為は、心理的に自信のなさが理由です。他人よりも劣っていることを不安に思うため、相手の意見に反対し逆に問い詰めて自分のほうが凄いとアピールします。

 

逆張りの3タイプについて

逆張りする心理背景にあること・否定や反発する理由は意外だった!逆張りする人は、大きく分けると次の3タイプがいます。それぞれの性格や行動パターンを理解しておくと付き合い方も楽になるかもしれません。

 

何でも反対する

逆張りする人の中でもわかりやすいタイプは、何でも他人の意見ややることに反対する人です。正しいことだと納得できても、賛成するのが嫌なので無理に否定してしまう人。

他人の意見に流されるのがとても嫌いで、トレンドに乗ること自体自分が負けたような気分になるのです。

 

口だけ賛成

逆張りする人の中には「それはいいですね」「やってみたいですね」など、皆が評価することに口だけ賛成して乗り気になる人がいます。たとえば仕事で「この作業は2人で手分けしたほうが早いですね」と誰かが提案して皆が了解したとしましょう。

ここで、逆張りする人は「その通りですね」と口では賛成しますが、陰で否定したり皆と反対のことをやり続けるタイプです。

 

トレンドに乗ったふり

一見トレンドや多数意見を大切にする人に見えても、中途半端にしかやらない人がいます。皆が喜ぶことを率先してやっていますが、ポジティブな人に見せかけているだけで、内面では批判している状態。他人の視線を気にするところがあるため、完全に天邪鬼になり仲間外れになりたくないタイプです。

 

逆張りする人と上手に付き合うコツについて

逆張りする心理背景にあること・否定や反発する理由は意外だった!逆張りする人とは衝突することも多いかもしれませんが、性格や心理状況を理解したうえで次の方法でアプローチしてみましょう。

 

相手を無理に変えようとしない

逆張りする人の目的は、皆の意見に反対したり否定したりすること。自分は違うということを知ってもらいたいので、その目的を達成できる環境を好みます。このためこちらから無理に反対意見を押しつけたり、考え方を変えようとしたりするとさらにヒートアップ。

無難に付き合うなら相手の意見はそのまま受け入れ、観察しながら交流することがおすすめです。

 

パターンを理解して対処

逆張りはパターンがいくつかありますので、口だけ賛成する人、もしくは完全否定する人、どのタイプになるか、まずは客観的に判断してみましょう。パターンがわかると先回りしたコミュニケーションも可能なので、トレンドを受け入れてもらうには逆に否定した態度でアプローチするなど、相手のリアクションを想定しておくこともいいかもしれません。

 

自分の意見に一貫性を持たせる

逆張りする人は、とにかく周囲に水を差すのが好き。自分が好きなことでも皆が選ぶものは嫌になり、徹底的に自分の立場をアピールします。よく考えれば自分の軸がきちんとあるとも受け止められる人なので、逆に反対意見があっても自分の意見には一貫性を持たせて付き合いましょう。

軽く流されてしまう人だと、逆張りする人は一瞬興味を示すものの、根本的なところで共感することはありません。誠実な対応で自分の軸がぶれない人とは、たとえ意見が食い違っても話しやすく接してくるでしょう。

 

まとめ

逆張りする人は、心理的に負けず嫌いなところがあるのかもしれません。多数意見は理由があってのこと。トレンドで皆が注目するものは魅力があるからなのです。逆張りする人には、他の人が気づかないことを見るスキルもあるかもしれませんので、まずは意見交換してみることもよいでしょう。

 

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