素直に甘えられない心理になるのは、様々な理由があります。困ったことがあっても相談でいない、恋人の前で強がってしまうという人もいますよね。
自分でももどかしさを感じながら行動を起こせずにいるというケースも。では今回は、素直に甘えられない心理になる理由や、上手く甘えられず悩んだ時の対処法について詳しくお伝えしていきましょう。
素直に甘えられない心理になる理由とは
恋人に甘えたいけれどできない、仲間を頼ることができないと悩む人もいますよね。これにはどのような理由があるのでしょうか。では、まずは素直に甘えられない心理になる理由について詳しく見ていきましょう。
相手に嫌われたくない
素直に甘えられない心理になるのは、相手に嫌われるかもしれないという不安があるからです。これまで真面目でしっかりした姿しか見せてこなかったケースでは、いきなり甘えたら幻滅されるのでは…と不安を抱くこともあるでしょう。
相手に好かれたいからこそ本当の自分をさらけ出せず、完璧な自分を演じてしまう場合もあります。「相手に迷惑をかけたくない」「がっかりさせたくない」という思いから、素直に甘えられない心理になる人もいるでしょう。
信用するまでに時間がかかる
相手のことがまだ信頼できないため、甘えたり頼ったりすることができない場合もあります。甘えることは弱さを見せるのと同じだと感じているので、まだそれほどの関係性ではないと判断しているのかもしれません。
他者を信用するまでに時間がかかるタイプの人は、親しくなれそうな相手とも他愛ない会話しかしない場合が多いです。お互いに慎重派だと、なかなか距離が縮まらずもどかしい思いをするケースもあるでしょう。
甘え方がわからない
甘えたい気持ちはあっても、どのように甘えればいいのかわからないので行動に移せないという場合もあるでしょう。例えば異性とのやりとりに慣れていない人は、同性の友人に頼る方法ならわかっても、異性に甘えるのはとても難しいと思うことも。
相談ごとを持ちかけたりスキンシップをしたりしたくても、タイミングや方法がわからないので素直に甘えられないというケースもあります。
育ってきた環境が影響している
育ってきた環境により、他者に甘えるのが難しくなるケースもあります。幼少期に甘えたい気持ちを否定されたことがある人や、甘えたことで嫌な思いをした経験がある人は、大人になっても素直に甘えられないままの場合も。
中には、甘えるよりも甘えられる側だったという人もいるでしょう。弟や妹がいる、年下の友人が多いなどの環境の影響もあるかもしれません。
また、親から「しっかりしなさい」「我慢しなさい」と言われて育った人は、甘えるのは悪いことだと誤認識してしまう場合があります。
素直に甘えられない心理になる人の共通点
甘えるのが苦手な人には、共通する特徴があります。では、素直に甘えられない心理になりやすい人の共通点について詳しくお伝えしていきましょう。
自立心が強い
素直に甘えられない心理になる人は、自立心が強い可能性があります。自分のことは自分で解決したいという気持ちが強く、人に頼ることを避ける傾向があるでしょう。
そうしているうちに、いざという時に他者を頼る方法がわからず、自分一人で問題を抱え込んでしまう場合も。自立心が強い人は、周囲からも「真面目な人」「しっかりしている人」という印象を持たれており、そんなイメージが定着しているために益々頼りにくくなることがあります。
完璧主義な性格
他者に甘えたいけれどできないという人もいれば、甘えるようなことは絶対にしたくないというプライドの持ち主もいます。このタイプの人は、完璧主義な性格の可能性があります。
人を頼ることは自分の弱さを見せることだと考え、完璧な自分でいようとするあまり甘えられなくなってしまいます。他者に隙を見せたくないと考える人は、プライドを傷つけられないようにガードを固めている場合が多いでしょう。
面倒見がいい
甘えるより甘えられることが多い人は、面倒見がいいタイプの可能性が高いです。とても優しい性格で、何かと周囲の人の世話を焼いてあげることもあるでしょう。
他者に与えてあげるばかりで、自分が何かをしてもらうことはほとんどない場合も。それでも構わないと思っているのですが、いざ困った時に誰かを頼る方法がわからず、一人きりで対処しようとしてしまうケースもあるでしょう。
強がってしまう
本当は甘えたいと思っていたり、誰かを頼らなければいけないほど限界の状態だったりしても、つい強がってしまうタイプの人もいます。
弱さを見せたくない、下に見られたくないというプライドから「助けてほしい」の一言が言えないという場合もあるでしょう。
親しい人が救いの手を差し伸べてくれることがあっても「一人で大丈夫」と無理をしてしまうことがあります。恋愛の場面では、相手に幻滅されたくなくて完璧な自分を演出してしまうケースもあるでしょう。
素直に甘えられないと悩んだ時の対処法
素直に甘えたくてもできないと悩んだ時には、どのように対処すればよいのでしょうか。では、適切な対策について詳しくお伝えしていきましょう。
自分自身を受け入れる
素直に甘えられない時は、自分自身の心と向き合うことが大切です。そして素直な気持ちを受け入れてあげるようにしましょう。
甘えることは決して悪いことではありません。自分の気持ちに正直になり、甘えたい時には甘えることを認めてあげるようにしましょう。
また、甘えたくてもできない、どうしても強がってしまうというケースでも、そのような現状を理解して受け入れることが大切です。
小さなことから頼ってみる
甘え方がわからない、相手に遠慮してしまうという場合には、小さなことからお願いしてみましょう。自分にとっても相手にとっても負担にならない程度の小さなお願いから始めると、更に距離を近づけることができるでしょう。
相手が快く受け入れてくれる姿を見ると、優しさを感じられて今後甘えやすくなることも期待できます。
スキンシップを増やす
好きな人や恋人に甘えられないというケースでは、スキンシップをして距離を縮めるという方法もあります。異性慣れしていない人の場合、どうすれば好きな人に甘えられるのかわからないと悩むこともあるでしょう。
この場合は、隣に座っている時にそれとなく寄り添ってみたり、並んで歩いている時に手に触れてみたりする方法があります。さりげない甘え方で好意をアピールすることもできるでしょう。
相手が困っている時はサポートする
自分ばかり甘えるようでは気後れしてしまうという場合もあるでしょう。つい遠慮してしまうというケースでは、持ちつ持たれつのバランスを意識することが大切です。
自分から甘えたり頼ったりしながらも、相手が困っている時はできるだけサポートしてあげるようにしましょう。自分が相手を信頼して甘えることで、相手も本音で語りやすくなりますので、更に良好な関係を築くことができます。
素直に甘えられない心理を理解すると人間関係に役立てられる!
素直に甘えられない心理について理解すると、今後の人間関係に役立てることが可能です。友人や職場仲間に相談できないという場合もあれば、恋人に甘える方法がわからないというケースもあるでしょう。
甘えられない自分を無理に変える必要はありませんが、甘えるという行為は相手への愛情や信頼感を表現する手段のひとつです。このため相手との関係を深めるためにも、できることから始めてみるとよいでしょう。
☆こちらの記事もチェックしてみてくださいね!
>>>周りが敵に見える心理で現在の自分の状態が分かることも!
☆こちらの弊社公式HPのコラムもおすすめです!
コメント